異世界薬局 (1) (MFブックス)

著者 :
制作 : keepout 
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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本棚登録 : 139
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040680477

作品紹介・あらすじ

研究に没頭するあまり、志半ばで過労死した若き薬学者。
目を覚ますと、彼は王侯貴族を専門に診察する宮廷薬師の名家ド・メディシス家の息子、ファルマとして転生していた。しかし、間違った治療法や薬の調合、医療行為と呼べない呪術やまじないが横行するこの世界の医療にファルマは絶望する。
「何とかしないとな、この世界の人々のためにも――」
前世で培った現代薬学に加え、異世界で手に入れたチート能力「物質創造&物質消去」。
それらを駆使しファルマは母の腰痛から女帝の死病まであらゆる疾病に立ち向かう。
そして、真に効果のある薬を広く人々に届けるべく召使いの少女ロッテ、家庭教師を務める美女エレンたちと「異世界薬局」を開業。そこでファルマが掲げた目標とは――。

感想・レビュー・書評

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  • 研究に明け暮れる、とある薬学者がいた 第一話:異世界転生前目譚(1)MFブックス×日経DIコラボ企画:日経メディカル
    https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/isekai/202305/579510.html

    主成分はハーブ、トカゲの目玉、こうもりの翅…:日経メディカル
    https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/isekai/202307/580416.html

    異世界薬局 1 | 異世界薬局 | 書籍情報 | MFブックス
    https://mfbooks.jp/product/pharmacy/321509000360.html

  • 過労死した薬学者が異世界に転生?
    ファルマ10歳として薬師の家系の次男として、女帝エリザベートの治療に関わることになり…。
    主人公万能な感じではあるが、異端とかの不穏もあって2へ続く。

  • 気が付いたら異世界で別人になっていたファルマ。前の世界の研究には未練があるけれど、戻れないのならここで頑張ろう。と心に決めてからは規格外なことになっているのが面白い。力を認められて薬局を開いてからも、常識にはとらわれない、というか貴族としては非常識とも言える行動を続けるファルマは心配になることも。目立つ行動で敵も増えていっているから。それでもみんなの健康改善を目指すことを辞めないファルマの今後の活躍が気になる。

  • とりあえず読了。
    異世界もので女性の王様初めて見た気がする。
    専門用語の横文字は覚えられそうにない。
    次巻に期待。

  • うーん…途中までは面白かったけど、全体的にあまり面白くなかった。

  • 読了日 2020/08/15

  • すでに旬は過ぎているとはいえ、未だ世間に大量に新作が出てくる異世界モノです。
    異世界物自体は昔からありますし、自分は元々大好き(ネットダイブ系の一種の異世界モノですよね)で、前から興味があったところ、最近確保したので読んでみた次第です。
    前世で薬学系研究のしすぎで過労死して、後世で薬師に転生するという、ここ最近の死んで転生するという異世界物の定番パターンです。
    現代医学を中世世界に持ち込んでみましたというパターンになります。
    当然のように無双するわけですが、無双するのが知識のみならず、身体能力の一部(この作品の場合、神術と診断能力)がチートという、これも最近の異世界転生のパターンですね。
    主人公は研究のし過ぎで過労死したので、今度は過労死することなく、どんな患者でも救うという目的で行動していきます。
    タイトルである「異世界薬局」は1巻の中盤以降にようやく開局されます。とある高貴な方を救ってその褒美的に開局に至るというわけです。
    1巻では主人公の能力紹介や主人公の立場(宮廷薬師の次男)等の説明が主で、病気をしっかり治すのは、1件だけですかね。あとは、ドラッグストア的に化粧品関連の製作と店舗設立になります。
    1巻の最後で目をつけられる事態になってしまい、それが2巻へ続く布石になっています。
    なかなかおもしろいのですが、若干編集とか校正とかとか大丈夫か?と思うような文章がちらほら。別キャラでの会話シーンに思えるのに同一キャラが喋ってたり。2巻には、カッコスタートの心情表現がカギカッコで終わるという文章もありました。まぁ、その手のことで有名な「リアル鬼ごっこ」ほどではないですけどね。

    そんなわけで、一気に睡眠時間を削って3時間程で一気に読んでしまうくらいには面白かったです。

  •  人が病気になるのは偶然であり運命かもしれないが、薬に効果があるのは必然でありたい。
    (P.9)

     今そこにある命は、結局いつかはなくなってしまうのだろうけれど。
     彼が出会った命が精いっぱい光を受けて誇らしく繁り、生を謳歌して、悔いなく散れるように。
    (P.310)

  • 過労死した薬学者が転生したのは、間違いだらけの医療がはびこる世界。
    優秀な薬師の家系であり恵まれた家柄、そして前世での知識を駆使して、傍目にはわずか10歳の少年薬師が、その世界の医療を根本から変える。

    ファンタジーはほぼ読まないんですが、テーマが医療なので興味深く読めました。
    常識=多数派のことで、常識=正しいとは限らない。
    きっと現代にも言えるものがあるんだろうな。

  • 【図書館】異世界+薬学の組合せは盲点。過労死した薬学者が異世界の宮廷薬師の名家の次男に転生。能力がチートすぎる。ブリュノが意外にいいお父さん。いろいろ怪しいけど、それはそれで効いてるのかー。ちょっとうまくいきすぎてないかな。ラストはちょっと不穏な雰囲気。ファルマ見つかっちゃうのかな。

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著者プロフィール

医科学系研究者兼作家。 書籍化作品:SF「ヘヴンズ・コンストラクター」(エリュシオンノベルコンテスト受賞・新紀元社)。

「2022年 『異世界薬局 9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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