異世界薬局 (1) (MFブックス)
- KADOKAWA/メディアファクトリー (2016年1月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040680477
作品紹介・あらすじ
研究に没頭するあまり、志半ばで過労死した若き薬学者。
目を覚ますと、彼は王侯貴族を専門に診察する宮廷薬師の名家ド・メディシス家の息子、ファルマとして転生していた。しかし、間違った治療法や薬の調合、医療行為と呼べない呪術やまじないが横行するこの世界の医療にファルマは絶望する。
「何とかしないとな、この世界の人々のためにも――」
前世で培った現代薬学に加え、異世界で手に入れたチート能力「物質創造&物質消去」。
それらを駆使しファルマは母の腰痛から女帝の死病まであらゆる疾病に立ち向かう。
そして、真に効果のある薬を広く人々に届けるべく召使いの少女ロッテ、家庭教師を務める美女エレンたちと「異世界薬局」を開業。そこでファルマが掲げた目標とは――。
感想・レビュー・書評
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過労死した薬学者が異世界に転生?
ファルマ10歳として薬師の家系の次男として、女帝エリザベートの治療に関わることになり…。
主人公万能な感じではあるが、異端とかの不穏もあって2へ続く。 -
気が付いたら異世界で別人になっていたファルマ。前の世界の研究には未練があるけれど、戻れないのならここで頑張ろう。と心に決めてからは規格外なことになっているのが面白い。力を認められて薬局を開いてからも、常識にはとらわれない、というか貴族としては非常識とも言える行動を続けるファルマは心配になることも。目立つ行動で敵も増えていっているから。それでもみんなの健康改善を目指すことを辞めないファルマの今後の活躍が気になる。
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とりあえず読了。
異世界もので女性の王様初めて見た気がする。
専門用語の横文字は覚えられそうにない。
次巻に期待。 -
うーん…途中までは面白かったけど、全体的にあまり面白くなかった。
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読了日 2020/08/15
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人が病気になるのは偶然であり運命かもしれないが、薬に効果があるのは必然でありたい。
(P.9)
今そこにある命は、結局いつかはなくなってしまうのだろうけれど。
彼が出会った命が精いっぱい光を受けて誇らしく繁り、生を謳歌して、悔いなく散れるように。
(P.310) -
過労死した薬学者が転生したのは、間違いだらけの医療がはびこる世界。
優秀な薬師の家系であり恵まれた家柄、そして前世での知識を駆使して、傍目にはわずか10歳の少年薬師が、その世界の医療を根本から変える。
ファンタジーはほぼ読まないんですが、テーマが医療なので興味深く読めました。
常識=多数派のことで、常識=正しいとは限らない。
きっと現代にも言えるものがあるんだろうな。 -
【図書館】異世界+薬学の組合せは盲点。過労死した薬学者が異世界の宮廷薬師の名家の次男に転生。能力がチートすぎる。ブリュノが意外にいいお父さん。いろいろ怪しいけど、それはそれで効いてるのかー。ちょっとうまくいきすぎてないかな。ラストはちょっと不穏な雰囲気。ファルマ見つかっちゃうのかな。