コミュ障は治らなくても大丈夫 コミックエッセイでわかるマイナスからの会話力 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

  • KADOKAWA
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040683737

作品紹介・あらすじ

入社してしばらくは原稿もろくに読めず、インタビューも苦手、ゲストに「絡みにくい」と言われ落ちこぼれアナウンサーだった、ニッポン放送の人気アナウンサー・吉田尚記。
そんな彼が、実践に実践を重ねてたどり着いた答え。それは、「コミュ障は治らないけど、コミュニケーションのルールを覚えれば、誰でも会話上手になれる」というものでした。

・初対面の人には先入観をぶつけても大丈夫
・質問はささいで具体的なことから始める
・「えっ!」というリアクションで会話の相手はぐっと話しやすくなる
・自分の弱点は強み(キャラ)になる
などなど、今日から使える実践的な方法が満載です。

初対面が苦手、うまく会話が続かない、話し相手に何を聞いていいかわからない…。
そんな、コミュニケーションが苦手なすべての人に贈る、今日から人との会話が少し楽になるコミックエッセイ!

感想・レビュー・書評

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  • R2.3.1 読了。

     他人とのコミュニケーションに自信がなくて購入した。吉田さんのコミュニケーションでの失敗談と学んだ事がわかりやすく紹介されていた。マンガなので、読みやすい。
    明日から少しずつ実践で使ってみたい。

  • 吉田さんのことは知っていたが、こんな本があるのはしりませんでした。内容は私も重なる部分が多く、特に初対面の人と会うときに自分なりにシミュレーションをするのはよくやってしまいます。吉田さんは色々な人と絡んですごいなと思っていましたが、最初の頃は葛藤があったのだなと感じました。あと余談ですが、吉田さんの名前は「ひさのり」と読むのかと今更気づきました。
    これは自分のバイブルの1つになりました。

  • 借りたもの。
    コミュ障を治すためのものでは無く、コミュ障でも会話を成立させるテクニックを紹介する本。
    冒頭の略歴を見て「この人、行動力あるタイプ?なのにコミュ障?」と思ったが、他人との距離感が掴めず(俗に言う“空気読めない”)ノリと勢いを変な方向に使ってしまうタイプのコミュ障だった。そのせいで本来の自分をひた隠しにしてしまい、コミュ障に拍車がかかるという悪循環に陥っていた模様……
    職場の人のサポートで自分の本当の感情の出し惜しみをしないこと、大好きなオタクトークで盛り上がり、タモリさんから最初から心を通わせようとせず、無難な質問から始めて相手の話をとことん聞くことから始める……そうしたノウハウを得て、会話のキャッチボールをすることを理解してゆく。

    巻末の「コミュ障は治らなくてもコミュニケーションできるようになる5つのポイント」が大切!
    小暮真久『人生100年時代の新しい働き方』( https://booklog.jp/item/1/4478102244 )に掲載されていた‘雑談上手になるための「たちつてと」 (p.198)’の前段階。

  • ニッポン放送アナウンサーの著者が、日本一からみづらいとまで言われた失敗体験を経て学んだ、コミュ障(コミュニケーションに苦手意識があり、空気を読み過ぎてしり込みしてしまう状態)であっても、楽しい会話が続けられる技術・コツを紹介するコミックエッセイ。
    考えすぎず、素直に、自分の先入観(偏見・イメージ)を聞く。驚く。間を2秒以上空けない。イジられても乗っかり、欠点をキャラにする。
    放送やインタビューなどの仕事でなければ、間が空いてもいいじゃんだし、ステレオタイプの先入観を質問しても底を見透かされるようにも思うが、沈黙に耐えられずに余計な発言をするくらいなら、軽い話題で険悪にならない時間を過ごすテクニックとして知っておいても損はないかも。
    17-55

  • 会話力を鍛えることを書いてある本。
    これってつまり、コミュ障が治ってるということなんじゃ? とは思ったけど、分かりやすくて面白かった。
    特に、『「なぜ」ではなく「どうやって」』というのはなるほどなと思った。「なぜ?」「何で?」と聞くのは簡単だし、聞きたい気持ちは分かるけど、自分もそう聞かれるとうまく答えられないことある(こないだも、「何でこの会社に入ったの?」と聞かれてうまく答えられなかった)。
    それにしても、アナウンサーになって彼女までいてコミュ障なわけないだろ! と憤慨しそうになったのだけど、時々、「あるある」と思うことがあって思わず共感してしまった。「つまらない」と思われるのが嫌なんだよね。話にオチをつけようとして、面白くしようとしなきゃいけないと思ったり。関西人だからと思ったけど、そういうわけでもないのか。
    なお、勝手な偏見はもっておいたほうがいいとのこと。話したら訂正してくれて話が盛り上がるからとのこと。まあ、言い方と話題には気をつけたほうがよさそうだけど。

  • 寝る前に少しずつ読もうと思ってたのに気がついたら終わってた。内容はタイトル通り。治すんじゃない、技術でコミュ障を乗り越えろって話。個人的には第1章アナウンサー迷走編での作者の失敗談のほとんどが自分も経験したことがあって、共感した。生きるって辛い。でも、自分だけじゃないし、みんな頑張ってる。そんなありきたりな感想になるけれど、それが1番この本の評価にピッタリだと思う。
    心が軽くなる1冊。世に出てきてくれてありがとう。


  • ▫️心に残った一文
    「違うと思っても自分の先入観ぶつけてみる 」
    思ったことも無い表現だった。でも確かに話が広がりそう。実践してみようと思えた。

    ▫️ためになった部分引用
    ・伝えたい時にできることは「まず聞くこと」。文末を?にする。
    ・最初から心通わせようと気負わなくていい。無理だから。
    ・大きな話でなくささいなことからで大丈夫。些細な質問から話が盛り上がることがある。
    ・質問はちょっと気になる外見から始めてもいい
    ・質問する時そんなに怖がらなくていい。前提として人を100%理解することは不可能なので、誤解から入ってOK。
    ・人は読むもの。勝手にドアを閉めないでとりあえず質問してみればそこから会話が始まる
    ・へぇ…くらいでもえっ!っていう。相手が話しやすくなる。
    ・具体的に質問する、最近どう?よりお腹の調子どう?
    ・相談する、も実践的なテクニック。「やる気が出ないときどうしてる?」など。
    ・理由を聞きたい時は、「なぜ」ではなく「どうやって」と過程を聞いた方が結果的に理由が聞けたりする。
    ・会話は2秒あけないゲームと考えればOK
    ・突っ込まれて一瞬傷ついても下を向かずに周りの反応を見てみる。周りが受けたらOK。ムッとしないでのっかる。
    ・愚者戦略
    ・聞かれたくない人は実はそうはいない
    ・タブーなことは実はそんなにない。聞いちゃいけないという自制心を乗り越えるのは大事な勇気。
    ・質問しようと思って相手の話を聞く。
    ・つっこまれたときにへらへらする。
    ・本当に気になることをきく。
    ・空気を読まずにテンションを合わせる。
    ・勝手に偏見を持つ。偏見を持つと驚ける。
    ・自分をコミュ障だと思ってる人はコミュニケーションに真剣な人だし練習しさえすれば会話が上手くなる可能性を持っている。
    ・コミュニケーションで我慢するのは「話しかける勇気」と「言われた時にへこまない」

  • なんとなく古本屋で目にしたら勢いで最後までよんでしまった!
    共感するとこ多数!!!
    「how」をつかう。
    「きかれたくないこと」はあんまりない。
    などなど、使おうと思った〜

  • 《コミュ障は治らなくてもコミュニケーションできるようになる5つのポイント
    POINT1 自分から質問をする(会話を質問で終わらせる)
    POINT2 質問のコツを押さえる
    ・「え!」と驚く
    ・ささいなことから聞いてみる
    ・気になる外見を聞いてみる
    ・勝手な先入観を聞いてみる
    ・「なぜ」ではなく「どうやって」
    ・具体的な質問を重ねる
    POINT3 間を2秒以上空けない(深く考えずゲーム感覚でとにかく質問)
    POINT4 いじられる人になる(いじられてもムッとしないで乗っかる)
    POINT5 欠点がキャラになる
    GOAL 人と話すのが楽になる》pp.158-9

  • 私もコミュニケーションには苦手意識があるので、この本の「「気になること」を聞けばよい」というのが、非常に実践的に感じて少し気が楽になりました。

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著者プロフィール

神奈川県生まれ、東京在住。2014年に「あたふた研修医やってます」(KADOKAWA)でデビュー。
主な著書に『こころのナース夜野さん』( 小学館 )、『私だけ年を取っているみたいだ。 ヤングケアラーの再生日記』(文藝春秋)、『男との付き合い方がわからない』(大和書房)、『精神科ナースになったわけ』(イースト・プレス)、『32歳で初期乳がん、全然受け入れてません』(竹書房) 、『まどか26歳、研修医やってます!』、『コミュ障は治らなくても大丈夫』(KADOKAWA)等。

「2023年 『僕は春をひさぐ~女風セラピストの日常~(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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