山の霊異記 赤いヤッケの男 (文庫ダ・ヴィンチ)

  • KADOKAWA (2010年4月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784040683973

みんなの感想まとめ

山の霊異にまつわる短編集で、全26編から成り立っています。各エピソードは、予測不可能な怖さや不思議な結末を持ち、山の魅力と恐怖が交錯する独特の世界を描いています。特に「赤いヤッケの男」や「アタックザッ...

感想・レビュー・書評

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  • 山の怪異のみを厳選して書かれている短編集。まさに山とは異界そのものか。どの話しにも全く予測のつかない怖さと結末がある。山登りは多分一生することがないだろう私にとっては、山の魅力を伝えてくれる話しの数々でもある。

    この短編集のすべてのエピソードが怖く意表をつくものだが、あえて選ぶとするなら、表題の「赤いヤッケの男」と「アタックザック」の二編が怖かった。また人の生き死にが関わる「山」の話しには、悲しいものも多い。「急行アルプス」「巻美温泉」「猿ぼぼ」など。なんとも釈然としない、怖くて不思議で印象に残るのは、「カラビナ」「鎌策婆」

    遠い昔の学生時代に、ワンゲルのバイトを回してもらって一泊二日で大台ケ原に行ったことがある。ジャージとスニーカーだったのでたいした山歩きではなかったが、渓谷を望む景色が忘れられない。ここには「いっぽんだたら」が住むそうだ。

  • 怖い話も好き、山の話も好きなので全般的に面白く読みはしたが、実話の体を取っている割には、どうも上手くきれいに物語をまとめ過ぎている感があり、ちょうどいい按配のリアリティーを超えちゃっているような。
    おおこれはホンマにありそうで怖いな、よりも、嘘やろー、が勝っている感じ。

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著者プロフィール

1958年、東京都生まれ。ウェブサイト「北アルプスの風」を主宰。山登りと酒と煙草を愛する。99年、くも膜下出血を発症するも奇跡的に回復する。その後、サイト内にて怪談作品を発表。2004年、『幽』第二号から連載の「山の霊異記」でデビューする。08年に怪談集『山の霊異記 赤いヤッケの男』を刊行。怪談語りにも長けており、さまざまなメディア(怪談TV番組、『R25』、『ほんとにあった怖い話』など)で山の怪談の第一人者として取り上げられるなど活動の場を広げている。

「2020年 『山の霊異記 ケルンは語らず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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