北欧女子オーサのニッポン再発見ローカル旅 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
- KADOKAWA (2016年7月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040684802
作品紹介・あらすじ
地方は東京以上に不思議だらけ!?
北欧女子オーサが、まだ見ぬ日本の不思議を探しに、沖縄、京都、南東北、広島、福岡へ。
京都で舞妓体験にチャレンジしたり、沖縄のコンビニで「おにぎり温めますか?」に驚いたり、南東北では野菜が誰もいない道端で売っていることに感動したり。
日本人にとっては見慣れた光景でも、外国の人から見ると色々な発見があることに気付かされます。
ブログ未公開の描き下ろしを80ページ以上収録。読めば日常が違って見える、日本”異”文化コミックエッセイ、待望の最新作です!
感想・レビュー・書評
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頑張ったねぇ〜〜といいたい!
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1冊に2冊分の内容を詰め込んだだけあって、読み応えのあるコミックエッセイ。日本の各地に旅行し、各地の文化を体験して楽しんでいる著者に癒されます。
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読みやすい。
絵もめちゃくちゃ可愛い。
自分も馴染みがない所が多かったため勉強にもなる。 -
基本的に四コマなのでさくさく読める。
左下に出てくるオーサのコメントが可愛い。 -
スウェーデン出身の女性が、日本旅行記をエッセイ漫画にした本。
最初の旅行場所は南東北。字面だけ見てみると、いったい南なのか東なのか北なのか分からなくなる。もしかして、南東北の西側(山形県とか)を南東北西といったりするのだろうか。
福岡県大川市の柳川の川下り話が面白かった。低い橋をくぐるときに、ガイド(船頭)さんはジャンプして橋の上に乗って、再度ジャンプして船に戻るらしい。すごい。
沖縄の人は「行く」と「来る」の使い方が逆という話は初めて知った。「いつ来るの?」と聞かれたら、「そろそろ来る」と答えるらしい。確かに、作者も書いてあった通り外国語(英語しか分からないけど)っぽい。
後、沖縄の人は何かあるごとに、「本土の人は○○だけど、沖縄の人は××」という言い方をよくするらしい。中には、「沖縄と日本」という区別をする人もいるのだとか。日本人という意識が薄い人が多いのだろうか。
そういえば、12月の沖縄の海でシュノーケリングをしている場面があったけど、いったい海水は何度ぐらいなんだろう。さすがにちょっと寒かったそうだけど。 -
TV番組「秘密のケンミンショ○」が好きです。
地元の図書館はマンガを扱っていないと思っていたのですが、コミックエッセイまではギリセーフらしい。。。
というわけで借りてきたこの1冊。
今回オーサさんが訪れた地域に、わたし自身の縁の地が複数あったので、読むのが楽しみでした。
しかし、オーサさんが初めて訪れる場所ということもあり、ローカル=地方というだけで、ディープなものではなかったのが残念でした。 -
著者の作品を初めて手に取る。
いわゆる近年の日本の4コマ技法で、完成度が極めて高く描かれていて驚いた。
スウェーデン、日本で方法論を学ばれてきた作家さんなのである。
・眼が、糸目:笑顔、縦線:通常時となっている。
縦線眼は、なんだか欧米風。
日本風にするなら瞳をちゃんと描いて欲しかった。
→でも、ここまですると、国内の作家と区別ができなくなるな。
・萌えを感じるところは随所に。
座禅体験:ストッキングを緻密に描く。
ビキニのイメージショット:おへそに横線を入れるとは、リアルだ。
着物着替え、ウェットスーツなど、しっかりとディテール、ボディラインを照れずにかっちり描かれているところは好感度高。
・やっぱり、向こうの方だなと感じるエピソード
「中世ウィーク」の大騒ぎ。順調な「デートレイプ」というワードがさらっと出てくるところ。 -
借りたもの。
オーサさんが日本の地方都市を観光する。
読んでいて思うのは、諸々の観光地の由緒より、地元民との交流を楽しんでいること。
訪日客の人々の思い出に残るのは、城やイベントよりもこうした些細な日常の一コマであると感じた。仕組まれたものよりも、そうしたハプニングの方がインパクトあるだろう。
もちろん“日本的なもの”異文化に触れた衝撃も然り……
北欧と日本の意識の差が面白い。
B級グルメの味覚表現だったり、地域ごとの差の細分化、カルチャーショックへの温度差など。
TV取材のエピソードに、南東北のキツネ村、国際漫画ミュージアムなどのサブカル?施設を巡ったり。
個人的に面白く読めたのは、オーサさんが香道に触れる回。(私は香道経験者なので)
所作にも決まりがあることで、気後れする姿に共感。私も最初、そうだった(笑)
全部当てられたとの事、おめでとう! -
スウェーデン出身オーサさんのコミックエッセイ第三弾。
今回もすごく楽しませていただきました♪
エピローグのところで、日本は歴史的理由でも、そして山と島が多いという地理的理由でも、違う国のように文化の差があるとありました。
そういえばポルトガル人とスペイン人が母国語で会話するのを見たことがあるし、オーサさんの前著に「フィンランド以外の北欧は互いの母国語で話せる」とありましたが、
一方で高野秀行さんのエッセイに「秋田のおばあさんの話は9割わからなかった。まだミャンマー人の言葉の方がわかる」と書かれていたのを思い出しました。
そのように、エッセイだからか、読んでいると忘れかけていたことをたくさん思い出します。
オーサさんが浴衣を着たところで思い出したことがあります。
数年前に松濤の住宅街を歩いていたとき、浴衣を着て後ろに子どもをのせて自転車を走らせている外国の女の人を見たのです。
すごいカルチャーショック。
渋谷はうちからそんなに遠くないと思っていたんですけど…。