おしえて! ギャル子ちゃん 4

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 145
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040687124

作品紹介・あらすじ

大人気WEBコミック『ギャル子ちゃん』の第4巻が登場。ギャル子、オタ子、お嬢の仲良し三人組の日常が、ちょっと気になる秘密を“おしえて”くれるかもしれないショートコメディをお楽しみ下さい。

感想・レビュー・書評

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  • ほんと、唸らされるなぁ。鈴木先生、また、一皮剥けたか?
    好きな漫画家が巻を重ねるごとに成長するのは、本気で嬉しいし、ファンである事に誇りを持てるのだけど、置いていかれるんじゃ、と不安にもなる
    無理して良さを理解しようとすると、ロクな目に遭わないのは百も承知だ。しかし、ちょっと頑張ろうって気にさせてくれる、この『おしえて!ギャル子ちゃん』は
    傍目からは、女子高校生ってのは毎日、何も考えず、楽しく遊ぶ事だけを考えているように見えるのだろう。でも、この作品を読むと、ちょい、考え方が変わる。自分らしく生きるためにはどうしたらいいか、何をすべきなのか、を彼女らなりに真摯に考え、行動しているからこそ、女子高校生ってのは活き活きとしているように見えるのだろう
    ギャルを頭が空っぽで、時間を浪費し、お先真っ暗の未来しか待ってない、と見下している人たちはいるだろう。そんな彼らを私は見下したりしないし、可哀想だとも思わない。だって、人を見た目で判断するような彼らと同じレベルにはなりたくないしね
    あくまで、芯がある、自分を曲げない、他人を自分のやりたい事を優先して傷つけないって条件があるにしろ、私は女子高校生に敬意を表している。彼女らは、感覚的に「今を楽しめるのは今しかない」と知っているもの
    文化祭でのゴタゴタを経て、さらに深まった三人組の友情や、ちょっとした恋愛の進展が、今号の本編でも描かれている
    ちょっとばかし不器用な性格をしているにしろ、それを自覚して、自分の「好き」と、自分にとっての「普通」を大事にしているギャル子と、まだまだ青臭いトコばかりにしろ、良い男になりそうだ、と思わせるクセ太の年や身長に差がある恋愛を、私はニマニマしながら想像している
    とは言え、次巻で現実的な動きがありそうなのは、ギャル子姉とオタ子兄かな、と予想しているんだが、どうなんだろう・・・ギャル子とオタ子が義理の姉妹になる未来、アリっちゃアリだが
    あと、お嬢にも、そろそろ、甘酸っぱい話がないかなぁ、と思ってたりwどんな男なら、お嬢の天然っぷり、桁違いっぷり、人間としての器のデカさに対応できるか、そこは難しいトコだが、同級生や年下よりは、年上かな。
    年齢を笠に着るタイプは論外だが、年下のお嬢の意見に終始押されながら聞きつつも、自分の考えはちゃんと言える、中身のある男なら、お嬢を任せられる(誰目線だよ、って話だが)
    あえて、捕捉するなら、お嬢と泣けるシーンが同じっつーか、感性が似通っていたら、尚良し。友達と自分の物の捉え方が異なっているのは当たり前、と受け入れているのが、お嬢の良い所だが、それでも、自分と感動を共有できる相手が近くにいたら、心強いんじゃないのかな
    そんな本編も読み応え大アリだが、この(4)の目玉は、何と言っても、MOVIE TALK、だろう。知っている作品もあれば、知らない作品もあり、興味をそそられた。個人的に気になったのは、『トム・ヤン・タン!』だった。最強かどうかは脇に置くとして、確かに、ムエタイは実戦向きだろうな、と思っちゃいる。ギャル子の華麗な蹴り技なら、真正面から喰らいたいねw
    MOVIE TALKだけでなく、他の話でも、名作・妙作が登場している。特に、第82話はコアな作品が目白押し。残念ながら、私はギャル子ほど時間を作れないので、見られる映画は一本が精々だろう。となると、やはり、『百円三国志』は気になる。男としちゃ、『ティッツィ・モルガネの肖像』も食指が動くのだけど、カウンターに持って行くのに度胸がいりそうだ
    私も、漫画読みに「お、気になるじゃん」と思って貰えるような感想を書くよう心がけよう、と改めて気合が入った
    この台詞を引用に選んだのは、特にギャル子の人としての魅力が出てるなぁ、と思えるものだったので。人間が変なのは当然。常識を持つのも大事だけど、自分の「大好き」を犠牲にするほどじゃない。カッコいい人ってのは、自分の好みを偽らないもんだ

  • 早いもので四冊目。ジョシジョシしようや。
    いい感じの学園漫画の人が不得手関係性が濃密になっていってーって流れに乗ってる。

  • コーヒーブレイク本。

    ギャル子、オタ子、お嬢の3人組女子高生のガールズトークとクラスメート達とのトークや関係者との心理描写を描いたComic第4巻(2017/01/23発行)。

    本巻は、今までよりマンガの部分が少く、一枚絵のイラストが多いような気がします。又、スケールアヴィエーションに掲載されていたショートストーリーを収録してるのは良いですが、絵が小さすぎるのはどうでしょう...

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著者プロフィール

漫画家。代表作は『蝋燭姫』『寒くなると肩を寄せて』ほか、『おしえて! ギャル子ちゃん』(MFコミックス)。Twitterアカウント@suzuki_kenya

「2018年 『女衒屋グエン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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