エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ 5 (MF文庫J)

著者 :
制作 : みこと あけみ  汐山 このむ  貞松 龍壱 
  • KADOKAWA
4.33
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本棚登録 : 17
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040687483

作品紹介・あらすじ

TVアニメ『ドール・ワルツ・レクイエム』から、エイルン=バザットが召喚されて数ヶ月。遂に氷室義塾に反攻のチャンスが訪れた。米国政府の確約を取り付け、日本を半世紀守護してきたネイバー7番機・明星の奪取計画が実行に移される。結城武蔵から明星のパイロットを譲り受けるのは、武蔵を父のように慕ってきた七扇大和。「――これからは……俺がヘキサを守ってやる」後戻り不可能なバレッタ条約の違反という諸刃の剣ともなるカードを切る氷室義塾。そして、本物の氷室夏樹についての驚くべき真実が雷鳥から語られて――!? 爆発する爽快感! とにかく熱くて、火傷する、新世代ロボットライトノベル第五弾!

感想・レビュー・書評

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  • 4巻を読み終えたばかりのタイミングでちょうどよく5巻が発売されたため購入。

    これは、なんという。胸が抉られる。日本政府の及び腰があったばかりにエイルン一人が責任をとらされる形になり、夏樹についていこうとするバカとバカを止めようとする仲間とでドンパチが起きる。そしてエイルンの知らないドール・ワルツ・レクイエムの謎が出てき、世界は元より裏切られていたと大和は知る。

    ヘキサになったばかりに家畜にも劣る扱いをされ、氷室義塾に来ても結局はマリスという化け物と最前線で戦わされる。仲間ができ、仲間が死に、ヘキサになったばかりにという経験の中、自身がそのヘキサを生み出していたとしたら。ネイバーを動かす度にヘキサを生み出し、自身と同じ罪のない子供に地獄の苦しみと永遠の責め苦を負わせていたとしたら。それを大人が黙って見ていたとしたら。どこか抜けたところがあって憎めない大和だからこそ、その憎しみと怒りは錚々たるものがあった。あんた達のために緑ねえは死んだのか。あんた達大人のために自分達はヘキサとして家畜にも劣る扱いを受けなければいけなかったのか。そんなヘキサを生み出すと知っていてネイバーを運用していたのか。大和の怒りは緑ねえとじいさんから来ていて、ある意味真っ直ぐで歪みなく年端のいかない子供のように突き刺さる。

    何があっても芯のぶれない夏樹ことエイルンは永遠のかませ犬であり、ジンとサクラがキラとラクスにしか見えない。
    あまりにも絶望的な状況の前に残されたテン・ナンバーは、セレンは、日本は、氷室義塾はどうなるのか。このままエイルンが終わるとは思えないが、長い冬の時代が始まるのは間違いない。

  • 色々とドンデン返しが続く巻でしたね。最初の日常編から一転、中盤からクライマックスまで息つく暇がないくらいでした。

    力を持ち過ぎた主人公勢力がパワーバランスの懸念により国や世界から追われる、というのはスパロボもののお約束ですが。実にいいですねー。手に汗握る展開です。

    しかし、氷室義塾は圧倒的な武力を持っているのに対して防諜関係のノウハウが無さすぎじゃないですかね。まあ、そうじゃなきゃ物語が展開しないってのは分かるのですが、それならそれで防諜関連が杜撰であるちゃんとした理由付け欲しかったところです。

    とまれ、続きがこれほど気になるラノベに出会えたのは久々であることだけは確か。

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