三千世界の英雄王<レイズナー>2 煉獄学園の魔人たち (MF文庫J)

著者 : 壱日千次

• KADOKAWA (2016年11月25日発売)

作品紹介・あらすじ

世界中の異能者が最強を目指す、バトルトーナメント「暗黒狂宴」。「今世無双の天才」ながら「最弱の悪役」という役割を押し付けられた剣士・刀夜は、仲間のプルを狙う敵を撃退し、直後の一回戦も見事突破。だが、彼らの前には「ぼっち」であることで無敵の壁を作り出す真壁、戦艦大和に変身できる大和、ホームレスとして生活し風系異能を高める少女・風見鶏……と常識の範疇を軽々と超えた異能者たちが立ちはだかる。刀夜は変態的な強敵たちの攻略と、プルと一二三のパワーアップを図り、彼女たちを自身と姉・氷華が住む邸宅に招く。一方、世界中から失笑を買った光王院が……!?　最弱最強をぶっ飛ばす、今、一番熱くて笑える学園バトルラブコメ、第２弾！

感想・レビュー・書評

[gaia-kanataさんの感想 · 2017年1月7日]

相変わらずキャラクターの掛け合いに冴えを見せていただきました。残念な点は読んでいていまいち盛り上がることができなかった点です。主人公は課せられた最弱という縛り付けのために、表舞台での活躍の場は散々なものなのですが、「相手の性癖を見抜く」という、壱日千次先生の別作品の主人公とおなじようなどんでん返しの取り入れ方に非常に良く似てしまっていて新鮮さが薄かったです？　真の活躍の場といえる裏舞台での活躍は「電話越しにどたばたやっている」くらいのはしょりっぷり。本当に面白いお話をかかれる先生だけに残念です。

著者プロフィール

第６回MF文庫Jライトノベル新人賞にて『社会的には死んでも君を！』で佳作を受賞しデビュー。特異なギャグセンスに熱心なファンを持つ。前作は『魔剣の軍師と虹の兵団』。

「2016年 『三千世界の英雄王＜レイズナー＞ 厨二じかけの学園都市』 で使われていた紹介文から引用しています。」