殿といっしょ 11 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

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著者 : 大羽快
  • KADOKAWA (2017年5月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (154ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040688268

作品紹介

ノリノリの豊臣秀吉、ついに天下統一に着手。四国も九州も関東も、島津も長宗我部も北条も、みんな小田原へ大集合。大人気戦国武将4コマ、これにて天下統一!?の最終巻。

殿といっしょ 11 (MFコミックス フラッパーシリーズ)の感想・レビュー・書評

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  • この(11)が、最終巻である事に関しては、あえて何も言うまい
    以前にも書いたが、この『殿といっしょ』は、重野なおき先生の歴史系四コマと一緒に、図書室の日本史コーナーに置いて欲しい
    作品としての質は、正直なとこ、重野先生の方が上。さすがに、この差は、そう簡単に埋めるのも、引っ繰り返すのも難しい
    ただ、学生に歴史への興味を持たせる、そういう役目はばっちり果たせている
    歴史に関わらず、どのジャンルの教科もそうだが、まずは「面白さ」を知るのが大事だよな
    教科書を読んだって、その教科の面白さが分かるはずもない
    今のご時世、教師だって漫画に頼ってもいいだろう。漫画のテーマに選ぶくらいなんだから、描き手はそれに対する情熱に、確固たる自信があるはず。描き手の本気の「好き」が詰まって、面白さが一つ上になっている漫画は、副教材として最適だと思う
    この『殿といっしょ』も一見すると、武将らをおちょくり、評価を地に落としている感じがある。それは、否定しづらい
    だけど、じっくりと読めば、大羽先生が、この漢たちが鎬を削り、頂点を目指していた、本物のみが生き残る、群雄割拠、弱肉強食の時代に対し、本気で「大好き」を感じている、と分かるはずだ
    武将らの特徴を掴みつつ、こうも、設定をムチャクチャにし、なおかつ、ストーリーをテンポよく進められるのも、大羽先生に土台がしっかりした実力があるからに他ならない
    一人の武将にスポットライトを当て、最初から最後まで描くのではなく、多くの猛者らを登場させ、なおかつ、各々の人生と、日本史でも山場となる事柄を多く取り上げているので、ここもまた、歴史への興味が湧きやすい
    Aの武将の生き方にはピンと来なくても、Bの武将の戦い方には強く共感できる。そのBの人生を知ろうとすると、AやCも深く関わってくるので、自然と知識と情報が増え、深くなり、点と点が線が繋がっていく
    歴史の授業は役に立たない、それは正しくない。歴史の中で起きる事柄には、理由がある。その理由を知る為には、情報を集め、そのピースを繋げて、答えに近づけていく必要がある。それは、他の教科でぶつかる難題を理解するにも役立つ能力である。歴史の勉強で行う、暗記と推察は鍛えれば、むしろ、理系で活きる、と断言したい
    可能なら、続編を出してほしいが、古代や近代にも挑戦しないかな、って期待もある
    どの回も笑えるコト確実だが、特に笑撃だったのは、「あ、そう言えば!?」と気付いた、巻末の「広告?」だ。艱難辛苦、忍耐に我慢を重ね、地道に待ち続けて、ついにゃ、天下人となった家康。その一方で、「待ってたって、いいことなんざねぇよ」と名言を残した大妖怪もいる。果たして、どちらの言い分が正しいのやら。ただ、家康の「待ち」は、すべき事とやれるコト、全てを万全にしたうえでの「攻めの待ち」ではあるな、と思う
    この台詞を引用に選んだのは、秀吉の実力、魅力、能力をひっくるめた、総合的なチカラを表現しているな、と感じたので。秀吉の、信長や家康に大きく勝っている点は、部下の長所を的確に見抜いたうえで、各々に足らぬトコを学び合わせ、成長を促すところだろう。個々が優れているからこそ、その力を上手く連鎖させれば、独りで出せる結果より素晴らしいものになる、と知っていたに違いない。商業関係の企業なら、間違いなく、秀吉が理想の社長だろう。ちなみに、信長は酪農、家康は教育だと思う

  • ついに殿といっしょも最終巻。
    の割には政宗は申し訳ない程度しか出てこないのは最初の方でやりすぎたからか。
    最初から最後まで面白かったのは真田ネタ。
    そういえば記憶にないだけかもしれないが、毛利だけ話がなかったような気がする(1巻にちょろっと「出てるだけか)。

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