いのちの車窓から

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 3716
感想 : 346
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040690667

作品紹介・あらすじ

星野源、エッセイ最新刊!

星野源が、雑誌『ダ・ヴィンチ』で2014年12月号より連載をスタートした、エッセイ「いのちの車窓から」に、書き下ろしを加えて単行本化。
ドラマ「逃げ恥」、「真田丸」、大ヒット曲「恋」に2度目の「紅白」出演と、怒涛の駆け上がりを見せた2年間の想い、経験、成長のすべてがここに。

星野源の面白さと、哲学と、精確さのすべてを注ぎ込んだ、誠意あふれるエッセイ集。

「人生は旅だというが、確かにそんな気もする。自分の体を機関車に喩えるなら、この車窓は存外面白い。」(本書「いのちの車窓から」より引用)

なお、装丁を吉田ユニ、カバー・挿絵イラストを『キルラキル』のキャラクターデザインもつとめた、すしおが手がけている。

感想・レビュー・書評

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  • びっくりした、こんなに面白いと思わなかった。半分ほどは既に「ダ・ヴィンチ」の連載で読んでいるというのに、購入して即一気読み。まとめて読むと、連載で読んだときとはまた別の感慨深さ。
    源ちゃんの優しさが波のようにひたひたと寄せてくる。クスッと笑ったり、うるっとしたり…静かな文章から垣間見える彼の温かい人柄に心掴まれっぱなしだ。やっぱり源ちゃんの文章、好きだわ~!音楽も芝居も勿論大好きだけど、星野源沼にハマることになったきっかけは、エッセイだったな。文章もまた、唯一無二の表現力だと今回改めて思った。リリカルだけど、時にはユーモラスなオチもあって、風景や季節の描写が心地よく、お付き合いのある人気芸能人達とのエピソードも印象的で、何度も読み返したくなる不思議な魅力。物事の見方にしても、そんな視点があったとは!と、新たに気付かされることが本当にたくさんあった。
    この一年で大ブレイクし、正直言えばちょっと寂しいときもあったけれど…本書を読んで、多くの人が彼に魅了されるのもごもっとも、という気がした。ラジオを聴いてても思うけど、こんなに売れっ子になっても、決して遠い存在にはならない。彼を好きでよかったなぁと思う。カバーを外したら、ファンにはおなじみのあのキャラが…という遊び心もまた嬉しいのだ。すしおさんのイラストもかわいらしくて好きです。表紙のポーズは、「1」だよね。早くも次が楽しみになってしまうよ。
    ファンの欲目ではない、名エッセイ!是非ともこの本きっかけに、星野源にハマって欲しい。

  • 友人が星野源を好きで、オススメしてくれた一冊。
    初めは芸能人であるために、もっと私たちとはかけ離れた日常があるかと思っていたが、私たちでも起こり得るような、明日には私が体験していそうな、そんな日常のように日々を綴っていていたため、つい入り込んでしまった。

    【内容】
    好きなことをやること、好きなことをやるための環境を、整えることは、楽しく生きていくためには必要なことであると改めて思った。

    《文章》「何を見たのか、どんな風景を見て心が動いたのか、その心の動き方はどんな様子だったのか、そこから何を考えたのか。」就活にも活かせるかな。

    《人見知り》「どんな人間も一人であり、だからこそ人は手を取り、コミュニケーションを交わすのだ。」人と関わることが好きな私にもストンときた一言。なるほどなぁ。

    一つ一つの話が長くなくて、文章がポップでオシャレで飽きない。サクサクとリズムよく読めるから好き。読んでいて情景を思い起こしやすいのも、サクサク読める要因かもしれない。

  • 2015年、いつ頃からだろう?気がつけば、有線で「SUN」がしつこいくらい流れていた。その年の大晦日。紅白で初めて、歌っている映像を観た。そして、年が明け、さらに「SUN」は流れ続ける。でも、聴いても聴いても、良さが分からない。
    2016年秋。新垣結衣のドラマの相手役が星野源と言うニュースを目にする。だが、星野源が誰だか分からない。でも、何となくドラマを見始め、「津崎平匡」に夢中になっていく。でも、あくまでも平匡さんが好きなのであって、星野源が好きになった訳ではないと思っていた。
    2016年も12月に入り、歌番組で「恋」を歌う姿を見かけるようになり、改めて歌詞の素晴らしさを知る。何て、率直な歌詞なんだろうと、星野源を見直す。
    でも、ドラマが終わり、やはり、そんなに星野源自体にはまってないことに気付く。
    だけど、病気を乗り越えて、頑張っている彼のエッセイは読んでみたかった。
    そこには、思ってた以上に誠実な人柄を感じた。
    自分も働けない時期を乗り越えて、仕事が出来る有り難みをしみじみ感じているので、彼の文章にはとても共感が持てる。
    その中で、一番共感したのが、新垣結衣のことを、「俳優」と記したこと。普通は女優さんと言う表現をしがちだが、彼は「俳優」と表現している。そこに、共演者に対してのリスペクトを凄く感じた。
    文筆家、星野源には程遠いけど、エッセイ風に感想を書いてみた。
    後から読み直したら、恥ずかしいかもしれない。
    これで星野源のファンになったかと言うと、やっぱりそうでもない。でも、誠実に仕事に取り組む姿は素直に応援していきたいと思う。

  • 子ども時代や少年時代に感じていた
    孤独感とか屈折した思いに、
    おとなになることで上手に折り合いをつけた
    すてきな(変)人。

    人に対する視線があたたかく
    ほめられてないこちらまで心地よくなる。

    もっと日々の小さな出来事にも心を揺らし、
    人生を大切に生きなければ…という気持ちに
    させられる、良い本でした。

  • 人の心を動かせる人の書く文章は素敵だ。
    孤独や寂しさ、日常のささやかな幸せを
    ああいうふうに「そのまま」切り取れるなんて。

    ちょうど、代表曲「SUN」「恋」を作った時期のエッセイ集で
    SUNの誕生秘話、行き詰まってた「恋」の歌い出しが生まれたきっかけの話が印象的だった。
    「電波とクリスマス」「怒り」「友人」「大泉洋」「寺坂直毅」もよかった。(多い)

    そして今度の「逃げ恥」正月放送がたのしみ!
    エッセイにガッキーとのエピソードもあってそれもすごくよかった。

  • 表現の仕方独特で面白くて、
    またフツーの日常に面白さを見いだしていて、
    こんなことに興味持つんだ!とか、
    すごい想像力豊かで、読みながら笑ってしまいました。
    星野源って凄いし素敵だな、と好きになりましたー!
    自分自身を素直に表現しているところ、
    私も壁を作らず表現しよう、と思えました。

  • 連続で本を読んだからか…文章がとても落ち着いて読みやすくなった印象。以前のギラギラした感じ?ではなく、本人も書いているが「書くのが楽しい」その楽しんでいる様子が伝わる。
    「現実を創る根本の大本は、想像力である」最後の「夜明け」が滲みた。

  • ためになる言葉、ふふっと笑える話、心にじんわりくる話に出会えた。

    星野源さんを初めて知ったのは「逃げ恥」。
    役柄にも魅了されたけれど、星野源さんから醸し出される雰囲気が好きで、エッセイを読んでみたくなって読んだ。
    読んでみて、彼の素直で温かな人柄に触れ、やっぱり好きだなぁ~と思った。

    ドラマやラジオのお話も出てきて、こうしてたくさんの方々が一生懸命作って下さった作品を観させてもらえていることに、感謝の念が湧いた。

  • 星野源さんを初めて知ったのは俳優さんとして(^-^)その後コントや歌手もやっている!?(゜゜;)そして本も出ているぞ( ゜o゜)と気になっていたら、図書館でこの本を発見(^^;)何でもできて凄い人だ!と思っていたけれど、思いのほか努力家で、誠実な親しみやすい人(゜▽゜*)そして、この本を読んだら、ますます大泉洋ちゃんが好きになった(*´ー`*)

  • 星野源がブレイクし始めた頃、
    『こんな素朴な青年が人気者になるなんて
    いい世の中になったなぁ』と
    バブルと呼ばれる青春時代を過ごしてきた私は
    心から感じ入ったものでした。
    しかし、しかし、、、
    この本を読んで私は初めて気付いたのです。
    星野源という男、ただの素朴な青年などではなかった!
    さりげなく書かれた文章の中から伝わってくる
    真実を見る目やユーモア、温かさは
    過去の深くて底知れぬ暗闇の中から生まれて来たものでした。
    そんな辛い時代を過ごして今、
    生きていることを心から楽しんでいるような星野源の文章を読んでいると
    日々巻き込まれる災難や辛いことも
    きっとこれもいい経験に変えられるはずと
    前を向ける気がしてくるのでした。

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著者プロフィール

1981年、埼玉県生まれ。俳優・音楽家・文筆家。俳優として、映画『罪の声』で第44回日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞。音楽家としては、近年に『SUN』『恋』『ドラえもん』『アイデア』『創造』『不思議』など多数の楽曲を発表。また、著作に『そして生活はつづく』『働く男』『よみがえる変態』がある。音楽、エッセイ、演技のジャンルを横断した活動が評価され、2017年に第 9 回伊丹十三賞を受賞。

「2022年 『いのちの車窓から』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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