(この世界はもう俺が救って富と権力を手に入れたし、女騎士や女魔王と城で楽しく暮らしてるから、俺以外の勇者は)もう異世界に来ないでください。 (MF文庫J)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040691480

作品紹介・あらすじ

【問】《地平》に新たな異世界勇者が現れました 【答】今すぐ地球に追い返せ!  死闘の末、異世界を救った俺はこれからの人生を勝手気ままに謳歌しようとしていた。だが、何故かその後も地球からの転生勇者がここ《地平》にわんさか湧いてきやがる。ふざけんな! この世界は俺のものだ! 女聖騎士も魔王の少女も、エルフも獣人も、一般人も、この世界にある全てのものは、絶対誰にも渡さない! ニート? チート? 居酒屋? 自衛隊? 誰が敵でも関係ねえ! 他の勇者は、絶対俺が地球に追い返す! 知恵と勇気とハッタリであらゆる異世界勇者を追い返す、ドタバタファンタジー開幕!

感想・レビュー・書評

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  • 異世界を救って既得権益を得た勇者が続いて現れる勇者たちを元の世界に追い返す。
    設定がおもしろい。
    そして異世界文明のあなどれない力も、なるほど。

  • 多くの異世界にとって、魔王は確かに災厄かもしれない。そして勇者はそれに対する兵器となる。
    問題はそのあとだ。災厄の後の世界にとって、勇者がどんな存在であるか、魔王がいない世界は平和な世界と同義なのか。
    それを判断しているのは、この世界だとおそらく女神なのでしょう。
    女神は今の状況をどう考えているのか。
    魔王という存在は残っているが、無力化されている。
    勇者は存在し、魔王を制しているが、魔王を滅する武器ではない。
    その状況で新しい勇者をどんどん送り込むということは、現勇者に満足しておらず、魔王を滅したいということなのか。
    そうではなく、単に勇者が送り返されてくるこの状況を面白がっているのか。
    もしくは…女神自体も単なるシステムに過ぎず、想定しない状況にエラーを起こして同じ行動を繰り返しているのか…
    何にしても、この世界に住む者にとって大事なのは勇者でも魔王でもなく、自分たちが住むこの世界の安寧、つまりは自らの安寧であることは間違いなく、それは勇者でも魔王でも変わらないのです。

  • 異世界に降り立った勇者。
    さぁ世界を救うぞ、と思ったところに?!

    主人公の攻撃具合が素晴らしいです。
    先手必勝、とはこのことか! という感激と共に(笑)
    いやでも平和を守るのは大事だと思います。
    手段を選んでいないだけで。
    誰もけがをせずにやっているので
    よろしいんじゃないでしょうか?w

    考えているような、考えていないような。
    この元ネタもしや!? というものもありましたし
    大丈夫なのか、と聞きたい気もしましたけど
    その後どういう手段を使うのか、の方が気になります。
    想像よりも、すごい手段が出てきますし…。

    若干最後の方の、女騎士の実力というか
    何か隠し持っている感が気になります。

  • どこかできいたような転生者を相手に既得権益を守るために
    闘う先任転生者。

    アイデア勝負というか一発ネタというか。

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著者プロフィール

ライトノベルにゲームにアニメと、マルチに活躍中の小説家兼フリーライター

「2016年 『ラスボスちゃんとの終末的な恋愛事情《ハーレム・ルート》2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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