用務員さんは勇者じゃありませんので 7 (MFブックス)

著者 :
制作 : 巖本 英利 
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 12
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040692401

作品紹介・あらすじ

砂漠で生き砂漠で死ぬのも悪くない、そう思い始めていた蔵人の前に、勇者たちを乗せた船が現れた。そこにはなぜか、イライダやヨビ、アカリの姿もあり、蔵人は勇者たちとの対面を決断する。
謝罪や無関心、敵意とさまざまな反応を見せ、時に蔵人と衝突するも、勇者たちは目的の地へと向かい砂漠をあとにする。
一方イライダは、自身の母親を捜しに来たのだという。義理を果たすべく協力する蔵人。その後、勇者たちにその存在が露見してしまったことから、東端に最も近いオアシスの街に居を移すこととなる。
ところが、そこにもやはり勇者の影が。そして果てることのない部族間の抗争。
砂漠で生きていくことを決めた蔵人の戦いは続く……。

感想・レビュー・書評

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  • 表紙を見て蔵人さんが久々に黒髪に戻っているのを見て、やっぱりこっちの方が「用務員」って感じがでるからいいなぁと再確認しました。作業服の色合いもいつの間にか戻っていましたね。なんだか若返ったような気がしなくもないですが、内面は相変わらずのようで安心しました。

    これまでの逃亡生活めいた放浪生活が、砂漠にたどり着いたことで定住に切り替わったようで。ちっとも安息できない灼熱の砂漠を定住の地に選ぶとは、蔵人さんのひねくれた反骨精神には毎度驚かされます。

    日本人と異世界人、という異文化コミュニケーションを楽しませてくれる本作シリーズですが、この巻でも砂漠という環境特有の文化や因習、部族間抗争について深く考えさせられました。

    「日本から異世界へ来た主人公が、日本の価値観でもってその異世界の文化や風習を破壊し作り変える」という強引かつ安直な展開にはならずに、ある程度は反発しつつ折り合いをつけて生きようとする主人公の存在が本作の魅力だと思います。

  • 相変わらず読めば面白く一気に読めるが、暗いストーリー部分も毎回あるので、読む気分になるまでが一苦労なシリーズです。
    今回もビターエンドで、クランドの周囲ではやりきれない不幸もおきながら、それでも新しい仲間に蜂の魔物のファイが加わったり明るいエピソードも入る。
    表紙のニルーファルともちょっといい感じになるクランド。
    最後に瀕死になるクランドですが、その後二年ほどが過ぎるアフターで終わるので次が待ち遠しいです。

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著者プロフィール

北海道在住。高校二年から読書に目覚め、三十までになんとかデビューをと考え、各社新人賞及び「小説家になろう」に投稿を開始。貯金の目減りと迫るタイムリミットに怯えながら書籍化打診を待ち続け、2015年2月『用務員さんは勇者じゃありませんので』で念願の商業デビュー。

「2018年 『異世界列車の車窓から ~用済み勇者の身の振り方~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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