なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか? 運命の剣 (Vol.1) (MF文庫J)

  • KADOKAWA (2017年7月25日発売)
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本棚登録 : 140
感想 : 7
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  • 本 ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040693514

作品紹介・あらすじ

「なんで誰も、本当の世界を覚えていないんだ……!」
地上の覇権を争う五種族の大戦が、英雄シド率いる人類の勝利に終わった時代。だがその世界は、少年カイの目の前で突如として「上書き」された。書き換えられた世界でカイが見たのは、英雄シドの不在により人間が五種族大戦に敗れた光景――ここでは竜や悪魔が地上を支配し、さらにカイは全ての人間から忘れられた存在になっていた。だが神秘の少女リンネと出会い、カイはこの書き換えられた運命をうち破ることを決意。英雄なき世界で、英雄(シド)の剣と武技を継承し、君臨する強大な敵種族に戦いを挑む。世界から忘れられた少年が「真の世界を取り戻す」ファンタジー超大作、開幕!

感想・レビュー・書評

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  • 人間以外の四種族が強すぎて勝てる見込みが絶望的、というか「ありえない」とさえ思うのだけども。
    まあ、かつて英雄が使った剣と正史での知識と道具があるからなんとか勝っていくのだろう。
    突然改竄された世界で、主人公と混ざり物のヒロインは世界を正す冒険に出るーーその序章。
    謎は深まり、何もわからないけれど、とにかく種族の英雄を倒さなければいけない、と。
    ヒロインが人間ではなく、かつ強い。そして主人公にべったり。ヒロインの謎もそのうちわかってくるのだろう。続編は気が向いたら買うかも。今まで読んだ細音啓さんの作品の中で一番よかった。

  • 前作と比べると物足りひんな。
    前は3つに分かれてたんが4種混合になって薄まったからなんやろか。
    とりあえず、続きを読んでみる。

  • 1巻にして前提がいきなりひっくり返されてしまったこともさることながら、ボスがまさかの……であり、リンネが……という。また、シドが……とグルとかもうてんこ盛りである。大きな風呂敷広げてますが、まあこの作者のことだからことも無く畳んじまうんだろうな。続きが楽しみ。

  • 預言者シド・・・

    未来を見通す力があったんですかね??

  • 多種族との戦争に人間が勝利して30年後の世界の少年・カイは気がつくと、人間が多種族に敗れて大敗した世界に取り残されます。歴史がそのように作り替えられてしまったためです。作風としては『涼宮ハルヒの消失』、戦闘描写としては『ネギま』が近いと思います。

    ○最後の戦いにおけるカイの本当の奥の手は意外なものでした。ヒロインの位置付け、立場が独特で、今後、どういった展開を見せてくれるのか非常に楽しみなところです。想像の余地がたぶんにあるので、読者としてその期待を裏切られるのが待ち遠しいです。

    ●特にどんでん返し系の仕込みはないので、終盤まで行くと最後まで一気に読み進めることになりますが、個人的にはもう少しドラマ性があっても楽しめたかな、と思います。文章は、体言止めが多いです。強調文ですのでテンポよく読み進めると言うよりは、一行ずつゆっくり楽しむ種類のライトノベルが好き、という方に相性がよいかもしれません。

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著者プロフィール

『黄昏色の詠使い』にて第18回ファンタジア長編小説大賞佳作を受賞。『氷結鏡界のエデン』『不完全神性機関イリス』をファンタジア文庫にて刊行。

「2023年 『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦15』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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