ポンコツ勇者の下剋上 (MF文庫J)

  • KADOKAWA (2017年12月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784040696164

作品紹介・あらすじ

王立士官学校の卒業を間近に控えたクロウ。ある日彼は、選ばれし勇者にしか扱えない神剣――聖光剣エクスキャリバーの声を聞いてしまう! 声の主である聖光剣の精霊・ホリーが言うには、世界を滅ぼす魔王が復活するため、一刻も早く勇者を探して聖光剣を渡さないといけないらしい。クロウは、剣を勇者に届けるというお手軽なお使いだけで世界を救う立役者になれるならと快諾し、勇者を探す旅に出た。ところが問題児のクロウと、性格がハチャメチャなホリーの2人で旅は前途多難! さらに見つけた勇者は、なんと奴隷の幼女で――!? 一体どうやって連れて帰ろう……? 〈あの子の主を、私を使ってぶった切れば良いんじゃないですか?〉「良くねえよ!」

感想・レビュー・書評

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  • 聖剣の勇者を探す凡人の物語です。まず、主人公が、勇者そのものではなく、勇者を探さなければならない立場の人間です。こういったスポットの当て方はありそうでそれほどなかったので新鮮で良かったです。

    ○主人公は自分なりの処世術があり、ある程度の苦境は自分で考えてアドリブで乗り切ろうとしますが、たいてい作戦が不完全であったり、イレギュラーな要素で失敗します。その不完全さがとてもちょうどよく彼のキャラクターに合っていて感情移入できました。全体的にキャラクターの考え方がそのキャラクターとマッチしていて、ちゃんとキャラクターを一人の人間として物語を追えたのでよかったです。少なくとも「表面的だな」というのは主要キャラクターの中にはいませんでした。
    序盤から終盤に描けてのキャラクターの変化もうまいです。慣れ親しんだ学校は、侵入・脱出しなければならない場所へ。クラスメイトは主人公を倒す存在へ。主人公自身も旅を通じて考え方を変えていきます。主人公はでどう苦境を切り抜けるのか、最大のピンチではどんな結末を迎えるのか、楽しみな作品でした。

    ●個人的な不満はほぼありませんでした。強いて挙げるなら、聖剣とはどういう存在なのか、出自などにまつわる掘り下げがもっと欲しかったです。

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