マンガ日本と世界の経済入門

  • KADOKAWA
3.60
  • (3)
  • (5)
  • (6)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 58
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040696409

作品紹介・あらすじ

都内の広告代理店に務める笠谷錠(かさたに・じょう)は、37歳の冴えないサラリーマン。あるとき彼は、偶然見つけた『VR学習ソフト 日本と世界の経済入門』の体験モニターに当選し、実験に参加することになる。最新の人工知能が支配するVR世界で、20代の若々しい姿に変身した笠谷は、美しくミステリアスな女性・ナオミと出会う。彼女の案内により、アメリカ・中国・EUと世界を巡って仲間を増やしながら、笠谷は経済の基礎や最新事情について学んでいく。そんな楽しいはずのVR世界だったが、プレイを続ける内に少しずつほころびが生じ始め――!?
 1980年代、一世を風靡した伝説のコミックシリーズが、VR世界を舞台にした近未来物語として蘇る! 「トランプ経済」、「移民問題」、「働き方改革」といった最新ワードから、「円安・円高」、「貨幣とは」、「金融とは」など経済の基礎用語まで幅広く解説。それぞれの用語を理解し、全体の流れを掴むことで、アナタは現代経済のウラに潜む根本的な問題点と対峙する!? 受験に、就職活動に、経済学の復習に――。「楽しんで学べる」マンガが登場!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 【感想】
    ちょっとストーリーが出来上がりすぎていて、むしろそちらに目が入ってしまった(笑)
    「円高・円安」「景気」「経済」「電子通貨と仮想通貨の違い」などなど・・・
    よく耳にするワードなのに、正確な定義を知らなかった為、イイ復習になった。

    手軽に読めて、尚且つ詳しい解説もあって、書籍として結構評価されてもいいのではないかな。
    今更「入門」ってのは恥ずかしいけど、よくまとめられていて読みやすかった。
    子ども向けにも大人向けにもなり得る珠玉の1冊でした。


    【内容まとめ】
    1.円高とは?
    他の通貨と比べて円が高くなることを円高という。

    2.経済とは?
    一般的に経済は「家計」「企業」「政府」
    この3つの要素で構成されている。
    モノやサービスを「生産→分配→消費」する活動と、その活動を生じて形成される社会関係のことをいう。

    3.電子通貨と仮想通貨の違い
    電子マネーは国が発行している通貨を電子決済によってチャージして使うもの。
    電子通貨であれ、法定通貨は国の信用で成り立っている。
    仮想通貨にはそれがない。不安定な通貨。
    管理者を持たない暗号化されたデジタル通貨である


    【引用】
    p31
    円高とは
    他の通貨と比べて円が高くなることを円高という。
    つまり外国のものを買う時は円高の方が得をする。

    輸出で手に入った外貨を円に変える時に、日本円での利益が減ってしまう。
    大企業の貿易では一円の円相場の違いで数億から数百億の利益変動が生じる。
    (例:トヨタ400億円、ホンダ140億円)


    p41
    ・経済とは何でしょう?
    一般的に経済は「家計」「企業」「政府」
    この3つの要素で構成されている。

    モノやサービスを「生産→分配→消費」する活動と、その活動を生じて形成される社会関係のことをいう。


    p48
    ・GDP
    →国内総生産
    →ある国で一定期間に生産された、モノやサービスの付加価値の合計額のこと。
    →日本人の海外での生産は含まれない。外国人の国内での生産は含まれる


    p80
    ・電子通貨と仮想通貨の違い
    電子マネーはそれぞれの国が発行している通貨を電子決済によってチャージして、その通貨を使っているだけ。

    法定通貨は国の信用で成り立っているが、仮想通貨にはそれがない。不安定な通貨。
    管理者を持たない暗号化されたデジタル通貨である。

  • 経済・金融勉強用に

    もっとリーマンショック界隈の金融話が聞きたかったけれど、入門として幅広くここ数年間の経済問題を取り扱っていて勉強になった

    興味のない仮想通貨の話が長かったのが少し残念

    以外としっかりと作り込まれたストーリー

  • ざっくりだったが分かった気がした。
    興味がある部分はまた別の機会に別の参考書で読もう。

  • 図書館の電子書籍から。現実社会からVR空間に取り込まれていく登場人物を通して日本と世界の基本的な経済概念と近年の経済関係の出来事を知る学習マンガ。金は大事だが、金を含めてどう生きるのかが大切。自分がないからとりあえずお金になりがちだが、そうするとお金で自分の軸になってしまう。生きていくだけの金、自分と人をもっと楽しませる金に分けて考える。金がなくても楽しめるものを持っておく。自分が楽しめて、なおかつお金が手に入る。でもそれは金に心を奪われてしまうかも。アンダーマイニング効果だ。

  • ざっくりかつ幅広い経済の話だった。なかなか自分ごとにならないからか、内容が漫画でも難しく感じる。初めて学ぶ分野ならもう少し易しめの本を探した方がいい。

  • 幅広い視野を持てるようにしたい

  • 経済についてもこれから勉強したいなと感じる基本的な本でした

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00587595

    都内の広告代理店に勤める笠谷錠(かさたに・じょう)は、37歳の冴えないサラリーマン。あるとき彼は、偶然見つけた『VR学習ソフト 日本と世界の経済入門』の体験モニターに当選し、実験に参加することになる。最新の人工知能が支配するVR世界で、20代の若々しい姿に変身した笠谷は、美しくミステリアスな女性・ナオミと出会う。彼女の案内により、アメリカ・中国・EUと世界を巡って仲間を増やしながら、笠谷は経済の基礎や最新事情について学んでいく。そんな楽しいはずのVR世界だったが、プレイを続ける内に少しずつほころびが生じ始め――!?
     1980年代、一世を風靡した伝説のコミックシリーズが、VR世界を舞台にした近未来物語として蘇る! 「トランプ経済」、「移民問題」、「働き方改革」といった最新ワードから、「円安・円高」、「貨幣とは」、「金融とは」など経済の基礎用語まで幅広く解説。それぞれの用語を理解し、全体の流れを掴むことで、アナタは現代経済のウラに潜む根本的な問題点と対峙する!? 受験に、就職活動に、経済学の復習に――。「楽しんで学べる」マンガ登場!(出版社HPより)

  • まさに「 楽しんで学べる 」マンガ。

  • 法定通貨の価値イコール国の持つ力
    そして仮装通貨は国で操作できない。
    国という単位すら壊す可能性のある仮装通貨を中国が禁止するのは当然だと。
    中国のキャッシュレス王国→リープフロッグ現象
    金融とは、資金が余ってるところと不足してるところを繋ぐこと。
    同じ旧約聖書が原点なのに、ユダヤ教は同胞以外OK、キリスト教は中世の宗教改革を経て正当化。イスラム教は堕落を生み出すものとして×

全12件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

『サイボーグ009』『仮面ライダー』『人造人間キカイダー』などで知られる、漫画家の石ノ森章太郎氏により設立されたプロダクション。

「2018年 『マンガ日本と世界の経済入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石森プロ・シュガー佐藤の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×