- Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040698069
作品紹介・あらすじ
サン・フルーヴ帝国医薬大学校の教授となったファルマはすっかり大学に馴染み、そして加速度的に日々の多忙さは増えていった。
そんな折、ファルマは大神殿による自身への度重なる干渉に決着をつけるべく、女帝エリザベート二世たちと共に神聖国へ向かう。
そこでファルマは、この“異世界”に隠された真実のひとかけらを、そして神聖国の大神官が辿る呪われた運命を知ることになるのだった。
時を同じくして、ファルマが不在となったサン・フルーヴ帝都にも異変が起き始めていた。それまでほとんど帝都に姿を現すことのなかった悪霊が、突如として大量に発生したのだ。
悪霊に立ち向かうエレンは、ある一つの仮説に思い至り戦慄する。この未曽有の大惨事は、ファルマの力の“揺り戻し”ではないか、と――。
感想・レビュー・書評
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異世界薬局第6巻。ここで神聖国と帝国の関係が変わって、一気に話が展開していきます。
前半はいつもどおり小さい話がいくつか、後半がメインシナリオってところですね。
前半は学校の話、ダイエット、献血とか細かい話。基本的に楽しい話ですね。
後半は神聖国と帝国の関係、そして帝国の危機ですね。
後半がかなり熱いです。禁術とか出てきちゃいますし。この世界の謎の一端も出てきますね。
世界の真理にだんだんと近づいていってるのが良いです。
とてもおもしろかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もし、墓守が何かの意図をもってファルマをこの世界に放ったのなら、絶対に思い通りに動いてやるものか。徹底的にそむく。もう誰も失いたくない。
(P.312)