グランクレスト・リプレイ ファルドリア戦狼記狼たちの初陣 (富士見ドラゴンブック)

著者 : 田中天
制作 : 卵の黄身  矢野 俊策  水野 良 
  • KADOKAWA/富士見書房 (2014年3月20日発売)
4.17
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  • 本棚登録 :40
  • レビュー :3
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040700472

作品紹介・あらすじ

隣国の侵攻により、若き王子レグナムは祖国ファルドリアを喪った。彼は、幼馴染みの女騎士シストゥーラと共に、祖国奪還の戦いを始める――。グランクレスト待望のエントリーリプレイ、執筆・田中天で堂々開幕!

グランクレスト・リプレイ ファルドリア戦狼記狼たちの初陣 (富士見ドラゴンブック)の感想・レビュー・書評

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  • 確かに王道! …だけど、それ以上にドラマティックな成長物語。

    田中天さんはGMやるとホントに上手いなぁ。
    プレイヤー時の荒唐無稽なイメージとは違い、盛り上がりや熱い展開、そしてジワッとくる人間ドラマを見事に盛り込んできます。…変なキャラ、展開は多々あるけれど!

    さて今回はグランクレストTRPGのリプレイ。グランクレストは国作り・王として覇を競う事に主眼を置いたゲームですので、この手の物語の定番であり王道である、「亡国の王子が国を取り戻す」いわゆるロスト・ロイヤルをテーマとしたキャンペーンになっています。

    …が。

    実はその亡国の王子である主人公(PC1)レグナムが再起に乗り気じゃないというスタート。
    それは決して怠惰であったり臆病さからくる事ではなく、彼なりの考えがあってのことなのですが…。
    主人公がそれでは話が進まない、となりそうな所ですが、そこは生真面目でお節介な幼馴染であり第一の臣下であるシスや復讐鬼ヴァーンらが引っ張ってくれています。軍師である魔術師・アンも助言や手助けで導いてくれる。

    レグナムは王族として民の命を背負い、責任を負う事の意味を問いながら、遅い来る困難に立ち向かっていくのです。
    この辺がまさに「王としての道」を探す成長の物語となっており、単なる英雄譚とは違った面白さ。

    特に敵国ゼフォスに滅ぼされた国の生き残りであるヴァーンの復讐にかける執念、そして異邦人としてのロールプレイが素晴らしく、ダークヒーローとして本当にカッコイイ。
    未だ未熟なレグナムに期待し、そして見定める役として凄まじい存在感を放っています。

    ゲーム的にも国運営ルールや大規模戦闘ルールを使ってのプレイが何とも楽しそう。
    皆であーでもないこーでもないと国を作っていく感じは確かにライブ感満点。TRPGならではの楽しみ方です。

    もう色んな方向で面白さを発揮していますねぇ、このリプレイ。

    新シリーズとしても実に期待が持てます。



    …それにしても、GMの出目が悪い悪い…(苦笑)

  • おお、正当派の英雄譚ではないか。こういうのもいいね。

  • 3冊目にしてやっとでた、エントリーリプレイ。顔見せの第一話、マスコンの第二話、国家間戦争の第三話と、グランクレストのツボを押さえつつ、分かりやすく紹介しているという点で、テーマにそった完璧なリプレイだと思った。トンチキな爆笑テイストは出てきませんが(プレイヤーも覆面だし、そっち方面の個性も控えめ)、それがいい。「国を(民の命を)背負うこと」をじっくりと考えさせたシナリオ構成もよかったですし、小説版を忠実に参考としているところもよかったです。

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