棺姫のチャイカ (11) (富士見ファンタジア文庫)
- KADOKAWA/富士見書房 (2014年12月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040701486
作品紹介・あらすじ
『神』を討ったガズ皇帝は、世界を再び戦乱の渦中に戻すため、トールとアルベリックに「世界の三分の一を支配させてやる」という提案を投げかける。戦乱の中でしか生きられない乱破師と騎士の二人の応えは……。
感想・レビュー・書評
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アニメ、マンガに続き原作小説を読了。
それぞれ異なるエンディング。 -
※アニメ終盤は録画済み未視聴の状態です。
本編完結。あと1冊あるそうですが最終評価はその後という形になるでしょうか。本編最終巻ということもあり内容については多くを語りませんが、あとがきが感慨深かったです。「ラノベ業界の『売れ筋』の変遷」を読者側ではありますがまた見てきた者としてアニメが好評であったのはこの路線でまだまだいけるんじゃんと嬉しかったです。
「結局のところ、周りを見て分析し、時流に乗ることも間違いではないけれど、『自分のやりたいもの、自分の得意なもの、自分の実績のあるもの』で勝負を仕掛けるのも、また、間違いではない――という事でしょう」これはあとがきの言葉ですが、チャイカの物語に流れるものそのものとも思えます。
榊先生の作品は説教臭いと評されることもありますが今後ともそうした作品が読めればよいなと思います。 -
個人的にはいいエンディングだったけど、大団円ではないなぁ、と。
わりと絶望しか見えない方向での終わり方だったのですっきりしたエンドには奇跡がいくつか必要かな、と。
いや、こういうエンドも嫌いじゃないけどな。もやもやするものが残るのは確か。
最終巻ではないらしいので、後日譚か何かで締めるかもしれんけど。
まあ、二次捜索のきっかけの最たるものかねぇ。 -
アニメが面白かったので最終巻だけ読むという暴挙
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なんかムカつくからぶん殴る、をものすごくデカいスケールでやった、そんな感じのエンド。神だの支配者だのの仕掛けはさておき、それぞれのキャラが抱える戦う理由みたいなものも1つのテーマと思っていたんだけど、サラッと流されたような気がしなくもない。あと1冊あるらしい続刊に期待していいのだろうか。