- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040702223
作品紹介・あらすじ
怠惰な美術館員・鷹栖晶の本当の職務。それは悪魔と交渉し、彼らにまつわる事件を解決すること。ある日、死んだ友人・音井の肉体を間借りする悪魔と共に、戦時中に存在した「F機関」を巡る事件に巻き込まれ――。
感想・レビュー・書評
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THORES柴本先生の絵が目的で購入。
本当にそれだけでしたが、ボイスチャットにて、表紙イラストについてお話しを伺うことができました。
『中身』に興味が湧いて読み始めました。
表紙がかっこいい青年だから、クールだろうなぁと期待していましたが、そうでもなく(個人的にはそこが残念)、優しい男性でございました。
キャラクターの掛け合いは楽しかったし、登場する悪魔も、『契約』とか以前に、単に好きだから・面白いから、人間の側にいるような印象です。
そして人間よりも人間の幸せを願っているようにも見えました。優しい気持ちになります。
読み終えた後に、THORES柴本先生のイラスト表紙をじっくり見ると、
あ、あのシーンのあれだ!って気づいて楽しいです。
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悪魔交渉人と不思議な悪魔の話で、面白くなかったわけではなかったけれど、
すっごく読みづらかった。
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交渉ってタイトルの割には出たとこ勝負が多い印象。
登場人物も多くて、メインキャラ以外がだいぶ薄くなってしまっているのが残念。
悪魔との関係性はすごく面白かった。 -
現代日本での悪魔と人との物語。最初はキャラ把握に戸惑ったが読み進めていくとしっかりキャラ立ちし(若干のBLっぽさも)、後半のややご都合主義な展開は気になるが、人の醜さと希望とを面白く読めた。続編前提か、伏線が結構残ってた。
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サクサク読める感じが心地よかった。
二人の掛け合いも面白い。
もっと悪魔なんだからドロドロしててもいいんじゃないって思えるけど・・・・。続きも楽しみです。 -
かっこいいおじさんがたくさん。
悪魔はアキラが好きすぎる。
登場人物たちの思いが、
何が正しくて間違っているのか、
読んでいるとよくわからなくなってきます。 -
これはほぼジャケ買いだったけど好みでした
買う時親にあんたこういうの好きそうよねって言われたけどその通りでした
結構ヘビーな設定だったけど世界観が面白くて好き -
書くことに慣れてるなーと読み進めながらも、冷静でいられました。
力技や、キャラやストーリーへの執着にも似た愛情で読者を引きずり込むんじゃなくて、どこかでキャラも読者をもゆったり抱き込んで、俯瞰的に世界を見つめている作者の視線を常に感じる本でした。何度も同じことをし続けてきたからこそ、情熱を持って書く自分と、冷静に世界を構築する、王様と軍師のようなふたつの人格が、この人には確立されていて、そのふたりは、共同経営の関係にあるんだなと。
なんというか、無駄の無いお話でした。
すっきりとしていて、全てのキャラに同等に優しく厳しく、プロだなーと。
悪魔の二面性もよく描かれているし、主人公の強くて感受性が強い、というのも良いバランスで描かれていたような。
なになに!どういうこと!とページをめくるのがもどかしいわけではなかったけれど、同様に、本を閉じることも難しい。
知性を感じる本で、好きでした! -
登場人物が皆イメージしにくくて、共感もしづらかった。中盤以降はそこそこ。