女装王子の深遠にして優雅なたくらみ (富士見L文庫)
- KADOKAWA/富士見書房 (2015年1月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040704418
作品紹介・あらすじ
貴族の視線を一身に受ける美姫ルイーゼ。しかしその実態は……王女として育てられた王子! どSなお付きのレクトルに悪態をつかれながらも型破りな日々を送るルイーゼだったが、花婿選びが行われることになり……?
感想・レビュー・書評
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女王として育てられ、完璧な振る舞いを身につけていながら壊滅的な性格をしている女装王子。
仕掛けは見当が付けやすいけどストーリーは面白かった。
ただ主人公である王子に1ミリも好感が抱けなかったのは、ちょっと……。 -
深刻といえば深刻な理由により、生まれた時から姫として
育てられている主人公。
姫と結婚して、まだ子供のいない兄を始末して
権力握ってやれ! をしてるのは誰だ?! な内容。
しかし主人公がすごすぎて、全編軽いノリです。
ここまで人生楽しそうにすごせたらいい気がしますが
周囲のストレス具合が半端ない気がします。
側近の彼が、すでに…頭皮、大丈夫でしょうか?
しかし自分の例もあるというのに、なぜ気がつかない?
思い込んでいるから、とはいえ、違う方向で
張りあってるのが面白いです。 -
設定も展開もありがちなので、先が読めるのですが、生き生きとしたキャラの力に押されて楽しく読み切れました。全体的にギャグタッチ。
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“ルイーゼって名前は男子も使うか?女性名だよね?”とか“中世風の馬車の時代に粒子レベルの科学的発想はあるのか?”とか突っ込みどころや、オチは先取りでき荒削りであるものの、次回作を期待できるほどには面白かったです。せっかく美形のカップル登場なのだからイラストもあったら良かったのにな。