かくりよの宿飯 あやかしお宿に嫁入りします。 (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/富士見書房
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本棚登録 : 1070
感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040705750

作品紹介・あらすじ

祖父の借金のかたに、かくりよにある妖怪たちの宿「天神屋」へと連れてこられた女子大生・葵。宿の大旦那である鬼への嫁入りを回避するため、彼女は得意の料理の腕前を武器に、働いて借金を返そうとするが……?

感想・レビュー・書評

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  • 驚くほどの色男だけど、クズ野郎の祖父、津場木史郎が亡くなった。
    大学生の葵はある日、隠世(かくりよ)の鬼神に攫われる。
    妖怪たちの高級宿「天神屋」へと連れてこられた葵は、史郎が莫大な借金をしていたこと、借金のかたとして、葵が大旦那である鬼への嫁入りする約束があることを告げられて。
    結婚を回避するために、葵は働いて借金を返そうとするが。
    優しいようで冷酷そうな、考えの読めない大旦那。
    史郎について憎々しげに語る番頭の土蜘蛛。
    嫌がらせをしかけてくる雪女の若女将。
    天神屋の隅にある料理屋を立て直そうと奮闘する九尾の狐。
    人間に冷たい天神屋の面々に凹みながらも、あやかしたちの好む料理で、だんだんと居場所を作る葵。
    そんな中、番頭の妹の芸妓がストーカーの一反木綿の強引な身請けから逃げ出してきて。

    個性豊かなあやかしたちが可愛いやら、こ憎たらしいやらで楽しくて、葵が作る家庭料理が美味しそう。
    豆腐アイス、水餃子、食べたくなってる。
    まだまだ続くようなので、これからどうなるのか楽しみ!
    ただ、このあやかしに嫁入り、借金って読んだことがあるなあ。確か温泉宿だったけど。
    こちらの方がほっこり度が高くて、あちらはもう少しグロテスクかな。

  • あやかし×嫁入りはときめく〜!
    でも本書では結局「嫁入り」せず(苦笑)

    〜~〜~〜~〜~~~~~~~~~~~~~~~~~

    あやかしが見える女子大生・葵は、お弁当をわけた鬼の手によって、あやかしの住まう隠世(かくりよ)に連れ去られてしまった。
    実は鬼の正体は、隠世の宿屋・天神屋の大旦那であり、葵の亡き祖父が隠世に残した借金のカタに、葵を大旦那の嫁にする!という約束をしてしまったためであった。
    葵は嫁入りを阻止すべく、隠世で働いて借金を返そうとするのだが…

    〜~〜~〜~〜~〜~〜~〜~〜~〜~~~~~~~~

    「わたしの幸せな結婚」(顎木あくみ・著)、なぜか頻繁にSNS広告で目にする「鬼の花嫁」()の影響なのか、異形要素×恋愛のお話が気になりまくっております。
    そのアンテナにひっかかったのがこちら、「あやかしお宿に嫁入りします。」でした。
    こちらはシリーズもので、本編は1完結しており、番外編も2冊刊行されているようです。
    続編の刊行を待たなくてもよく、自分のペースで読めるところも大変魅力的です。
    アニメになりそうなお話だな…とおもっていたら、数年前にアニメ化されていました…

    主人公・葵はあやかし好みの味付けをマスターしている女の子であり、作中にもいくつか料理が出てきます。
    その中でもいちばん気になったのが「豆腐アイス」です。
    調べてみると実際に作れるアイスのようで、今度作ってみようとおもっています。

    本編は葵の一人称で展開していき、文章も読みやすくてライトでした。
    葵の過去、大旦那の秘密などの伏線を張りまくりながら、次巻も気になる感じで終わりました。
    ただ、「あやかしお宿に嫁入りします。」というタイトルなのに、葵は結局本書では嫁入りしません。
    というかむしろ「昨日今日会ったばかりの鬼に、嫁入りなんてするもんか!!」とばかりに、がんばっております。
    なのでタイトルと内容が噛み合っていないところだけ、う〜んとなってしまったのでした。



  • amzonの本の紹介
    祖父の借金のかたに、かくりよにある妖怪たちの宿「天神屋」へと連れてこられた女子大生・葵。宿の大旦那である鬼への嫁入りを回避するため、彼女は得意の料理の腕前を武器に、働いて借金を返そうとするが……?

  • アニメを先に見てしまいましたが、ゆっくり読み進めたいと思います。既刊沢山あるので楽しみです。
    先に読んだシリーズにも出てくる小さな河童さん、こちらも可愛いですね。

  • 妖ものも料理が出てくるものも好きだから読んでみた
    けどうまく話に入り込めなかった…
    まだ最初だしこれからもっと面白くなってくるかな…? 

  • 料理で妖たちを魅了していく!
    最初は人間である葵に思うところもあった妖たちも葵の手料理を食べたことで態度が変わっていくところが楽しい!

  • 料理が上手い人はいいな
    最近読む本は料理がよく出てくる
    自分は苦手だから羨ましい

  •  「あやかし」「ご飯」と最近見かける設定。前々から気になっていたシリーズ。祖父の借金のかたとして鬼の嫁になることになってしまった葵だが、自分で仕事を探し借金を返すと宣言し…。
     まだまだシリーズの導入といった感じで、あやかしお宿「天神屋」の従業員について少し触れられている。天神屋のひとたち好きだなあ。大旦那さまの好物が気になる。のちに重要になってくるのかな。おもしろかったです。

  • □ 2158.
    〈読破期間〉
    2021/10/4

  • 嫁入りしますというタイトルですが、とりあえずまだ嫁入りはしてません。笑
    葵が作る料理が本当に美味しそうで、読んでいるとお腹が空きます。そして、適応力スゴイ…
    さらっと読める本ですが、読み返したくなるシーンも沢山あって、読み応えある作品でした。

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著者プロフィール

福岡県出身。小説『かくりよの宿飯』シリーズが大ヒットとなり、コミカライズ、TVアニメ化、舞台化など広く展開する。ほか代表作に『浅草鬼嫁日記』『メイデーア転生物語』(富士見L文庫)、『鳥居の向こうは、知らない世界でした。』(幻冬舎文庫)、『水無月家の許嫁』(講談社タイガ)などがある。

「2023年 『メイデーア転生物語 6 片想いから始まる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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