薫子さんには奇なる解を (富士見L文庫)

著者 : 大槻一翔
制作 : いざ 
  • KADOKAWA/富士見書房 (2015年5月15日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040705927

作品紹介

大学図書館のクール美人司書・九条薫子。彼女に惹かれる桐生だが、ミステリマニアな薫子が求めるのは謎と事件。しかも「事実が面白ければ正解を。つまらなければ、桐生くんの考えた奇なる解を」なんて言い出して!?

薫子さんには奇なる解を (富士見L文庫)の感想・レビュー・書評

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  • キングオブ平凡な男子大学生・桐生が彫れたのは、表向きは清楚だが実は毒舌の美人司書・九条薫子。薫子は推理作家を目指しており、桐生にネタを提供してほしいと頼む。桐生は薫子のために、周りで起こった謎を解くか代わりに面白い答えを用意するか、奔走することになった。
    ・消えた本の謎
    図書館のセキュリティを越えて消えた本の謎を追う。
    桐生は、犯人がまず本をゴミ箱に隠し→それを清掃員のおばちゃんが外へ運ぶ(ゴミを出す出口にセキュリティはなし)→犯人はごみ収集場から本を回収
    という推理を披露する。
    実はただ単に薫子さんがミスしてただけだが、薫子は桐生の推理を気に入った模様。

    ・失われたメロディ
    桐生の同級生の女子大生が祖父から贈られたオルゴールは、何だかメロディがちょっと変。
    そして祖父は「メロディが失われた」という謎の言葉を残していた。

    ・Xを求めて
    交際している彼が二又を掛けているかもしれないという相談を、地味な女子大生・吉岡から受けた桐生。
    調べているうちに、吉岡は彼と電話でしか話したことがないこと、吉岡のいう彼が吉岡とは付き合っていなかったこと、どうやら吉岡は別人Xを彼だと思い込まされていることが明らかになる。
    xとは果たして誰か。

    ・ホワイダニット
    昔、桐生の通う大学のある研究室で、女子大生が全員に薬を盛るという事件が起こる。
    女子大生はその後退学になったという。
    彼女がなぜそんなことをしたのか。薫子の依頼で気流が調べ始める。
    調べているうちに、毒を盛ったという女子大生が実は薫子の友達だったことが明らかになる。
    動機に関しては途中で気が付くと思う。
    それよりも、実は薫子さんと彼女が二人一組(エラリー・クィーンのように)だったという謎の方が鮮やかでした。

  • 大分の大学生主人公が司書の薫子さんが書く小説のネタのために謎を探して解くお話。
    恋愛の伏線を長く引っ張らないのと、綺麗に物語をまとめ上げるのが良い。
    表題作と『ホワイダニット』のある人物の心理がお気に入り。
    ただ古典作品のネタバレ気味な描写は勘弁していただきたい……

  • (収録作品)消えた本の謎/失われたメロディ/Xを求めて/ホワイダニット

  •  経済学部に所属し、周りから何処にでもいそうと評されるような大学生 桐生は図書館で司書として勤務する九条薫子に好意を寄せるようになる。最初は事務的な会話を交わすだけだったが、ある日、桐生は薫子から消えた本を探してほしいと頼まれる。

     主人公である桐生の印象は薄い感じがあり、もう少し特徴を加えてもよかったのではないかと感じる。また各話で終わり方が中途半端でもう少ししっかりと終わらせて欲しかった。

  • 日常系ミステリーではあるが、謎が軽い感というか、そこ気付かないか?があり、むしろ青春ものとして捉えた方が面白みが増した。ただそれも、色恋の背景の説得力が弱かったが。ヒロインの性格がちょっと中途半端&他のキャラと若干被るのも気になる。

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