香魅堂奇譚 (2) (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/富士見書房
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本棚登録 : 93
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040706474

作品紹介・あらすじ

京都最大の祭に向け、賑わい活気づく古都。しかし、水面下では謎の多い殺人事件が連鎖的に起こっていて……。暗躍する犯人の目的は――祇園祭?「香が満ちたぞ」十代目香魅堂当主・辰巳が、香を以て魑魅魍魎を制す。

感想・レビュー・書評

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  • 霊香が脳に作用して幽霊、あやかしを見せていると宣う香魅堂主人の辰巳、霊感のあるその店のアルバイト麻衣、生臭坊主の清風、清水焼の陶芸家・晶、刑事の古賀、編集者の佐世子、篠田ー彼らを巡って霊香の事件が起こる。その背後で京都では密かに祇園祭の山鉾に見立てた連続殺人事件が進行していた。祇園祭の熱がちょっと伝わって来て、行ってみたくなるよ。ミステリー部分も面白かった。

  • 祇園祭メインのお話。麻衣と辰巳の関係性が好き。

  • 仕事中毒者が持ってきた依頼を片付けた…と思ったら
    その関係で色々な事件が?

    1巻で兄の事は解決したようで、始まりは違う人。
    子供ってある意味純粋だな、という状況から始まってます。
    これがまた、回を増すごとに…というか
    きれいさっぱり取りつかれてるわけですが。

    ちょこちょこと出てくる、新しい登場人物達。
    一体冒頭の人は誰なのか、で頭はぐるぐるで
    途中で騙された状態に。
    当然あちらの世代ではない、と思っていたのに
    どうしても脳内は引き面れてしまったようで…。
    まさかの身代わりの術、もありましたし。

    人によって美しさは違う。
    その通り、という状態です。

  • 2015年9月富士見L文庫刊。シリーズ2作目。4つの連作短編。徐香師の辰巳と霊視の麻衣のコンビが挑む事件はファンタジックで、スリリングです。 祇園祭の鉾に隠された犯罪というのが、圧巻。続編があることを忘れていて、1作目から、2年ぶりに読みましたが、1作目より良くできていると思います。

  • 1巻よりも掛け合いが面白くて笑えました。
    清風がいい味出してる。
    ただ、話は「香」でなくてもよくなってしまったような……?
    1巻ではそれほどでもなかったけど、2巻はヒロインの麻衣にイラッとすることが多かったのも残念。

  • 背ラベル:913.6-ハ-2

  • 【収録作品】一、檜皮香ノ章/二、裏葉香ノ章/三、疑眼香ノ章/四、祇園香ノ章

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著者プロフィール

はねかわ まきと第25回前期ファンタジア大賞にて金賞を受賞。受賞作を改題・改稿した『心空管レトロアクタ』でデビュー。L文庫は本シリーズがはじめてとなる。

「2019年 『八雲京語り 宮廷に雲雀舞いいづる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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