かくりよの宿飯 二 あやかしお宿で食事処はじめます。 (2) (富士見L文庫)

  • KADOKAWA
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感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040706795

作品紹介・あらすじ

大旦那に食事処「夕がお」の開店を認めさせた葵。だが、鬼門中の鬼門といわれるその場所はなかなか一筋縄ではいかず……。お客を呼ぶためにあの手この手を考える葵だったが、何者かの妨害に見舞われ――!?

感想・レビュー・書評

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  • 祖父の借金のカタに、隠世(かくりよ)のお宿の大旦那(鬼のあやかし)に嫁がなくてはいけなくなった葵。
    しかしいきなりの展開に納得がいかない葵は、若旦那の銀次の力も借りながら、お宿の一角に食事処を開店させ、借金を返すことにする。
    しかし食事処の行方は、前途多難で…

    〜~〜~〜~〜~〜~〜~〜~〜~〜~~~~~~~~

    前巻は「あやかしお宿に嫁入りします」というタイトルながら結局嫁入りはしなかったのですが、シリーズ2巻となる本書は「あやかしお宿で食事処はじめます。」というタイトル通りの展開でした。
    内容とタイトルが合致していると、ホッとしますね!
    タイトル大事。

    お話自体は2巻だけで一応一件落着はしているものの、葵を狙う存在も匂わせつつ終了…という感じでした。
    また、なんだかんだで大旦那と葵の仲もいい感じだし、こりゃなんだかんだでくっつくパターンしかないやないけー!!!です。

    今回は表紙絵で大旦那だけでなく、銀次や雪女のお涼、化け狸の春日、いるとイライラな(笑)達磨のビジュアルを見るとこができ、読んでいてキャラの想像がしやすくなっていたのもよかったです。
    こうした異世界要素のあるお話には、やはりイラストが欠かせませんね!
    挿絵がないのが残念ですが、できたら登場人物一覧をビジュアルつきで見たいものです。

  • 角煮にそうめんにおにぎりと美味しそうなものでいっぱい

  • 出てくるお料理がどれも美味しそうな家庭料理で食欲を刺激されます。中でも豚の角煮がとっても美味しそう!
    お料理を通して色々な妖達と打ち解けていく葵の逞しさが好きです。
    あと大旦那様が物を探す時の仕草も微笑ましくて好きです。

  • ちょっと一人称がきつかったです。
    幕間だけでも三人称だったら読みやすかったかなあ…

  • シリーズ2作目。
    だんだん周囲と馴染んでいく葵の姿が微笑ましい。前作で連れてきた河童も可愛い。癒される。驚きの出会いあり、嬉しい出会いあり、おいしいごはんいっぱいの一冊。
    でもなにやら不穏な空気が漂い始め、これから一波乱ありそうな雰囲気。。

  • 二巻も出てくる食べ物が美味しそうで和風ポテトサラダや、冷しゃぶに温泉卵などはメモ_φ(・・笑

    金髪のおかっぱ座敷童はいいあやかしだと思っていたけど実は違うのかな…。これからが気になる終わり方だった。銀次さんはこの金髪の座敷童に心当たりがある様子…。

    椿の簪、紅結晶。散り終わるまでが借金返済の期限だと一巻で大旦那様から告げられていたけど、二巻では先端の花びらがちょこっとだけ懸命に開こうとしている気配はあるけれど目立った変化などここ最近ないとのこと。簪に他の意図はあるのか。本来の?意図はなんだろうと思いました。

  • 縫之院と律子さんのお話が優しくて、切なくて
    まだまだ2巻目。この先も楽しみに読み進められそうです。

  • 温泉卵とかフルーツ牛乳とか出てきてて1巻より温泉地って感じ
    大旦那さまとのこともこれから夕がおがどんな風に発展していくのか楽しみ

  • 妖に嫁いだ人間の律子様が結婚記念日に夕がおを利用して、その後葵と意気投合する話が好き。
    律子様と縫ノ院様のほのぼのとした会話も好き。

  • かくりょの世界のあやかしと料理を巡る
    小気味良いお話しです。

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著者プロフィール

福岡県出身。小説『かくりよの宿飯』シリーズが大ヒットとなり、コミカライズ、TVアニメ化、舞台化など広く展開する。ほか代表作に『浅草鬼嫁日記』『メイデーア転生物語』(富士見L文庫)、『鳥居の向こうは、知らない世界でした。』(幻冬舎文庫)、『水無月家の許嫁』(講談社タイガ)などがある。

「2023年 『メイデーア転生物語 6 片想いから始まる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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