かくりよの宿飯 二 あやかしお宿で食事処はじめます。 (2) (富士見L文庫)
- KADOKAWA (2015年9月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040706795
作品紹介・あらすじ
大旦那に食事処「夕がお」の開店を認めさせた葵。だが、鬼門中の鬼門といわれるその場所はなかなか一筋縄ではいかず……。お客を呼ぶためにあの手この手を考える葵だったが、何者かの妨害に見舞われ――!?
感想・レビュー・書評
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祖父の借金のカタに、隠世(かくりよ)のお宿の大旦那(鬼のあやかし)に嫁がなくてはいけなくなった葵。
しかしいきなりの展開に納得がいかない葵は、若旦那の銀次の力も借りながら、お宿の一角に食事処を開店させ、借金を返すことにする。
しかし食事処の行方は、前途多難で…
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前巻は「あやかしお宿に嫁入りします」というタイトルながら結局嫁入りはしなかったのですが、シリーズ2巻となる本書は「あやかしお宿で食事処はじめます。」というタイトル通りの展開でした。
内容とタイトルが合致していると、ホッとしますね!
タイトル大事。
お話自体は2巻だけで一応一件落着はしているものの、葵を狙う存在も匂わせつつ終了…という感じでした。
また、なんだかんだで大旦那と葵の仲もいい感じだし、こりゃなんだかんだでくっつくパターンしかないやないけー!!!です。
今回は表紙絵で大旦那だけでなく、銀次や雪女のお涼、化け狸の春日、いるとイライラな(笑)達磨のビジュアルを見るとこができ、読んでいてキャラの想像がしやすくなっていたのもよかったです。
こうした異世界要素のあるお話には、やはりイラストが欠かせませんね!
挿絵がないのが残念ですが、できたら登場人物一覧をビジュアルつきで見たいものです。
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角煮にそうめんにおにぎりと美味しそうなものでいっぱい
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出てくるお料理がどれも美味しそうな家庭料理で食欲を刺激されます。中でも豚の角煮がとっても美味しそう!
お料理を通して色々な妖達と打ち解けていく葵の逞しさが好きです。
あと大旦那様が物を探す時の仕草も微笑ましくて好きです。 -
ちょっと一人称がきつかったです。
幕間だけでも三人称だったら読みやすかったかなあ… -
シリーズ2作目。
だんだん周囲と馴染んでいく葵の姿が微笑ましい。前作で連れてきた河童も可愛い。癒される。驚きの出会いあり、嬉しい出会いあり、おいしいごはんいっぱいの一冊。
でもなにやら不穏な空気が漂い始め、これから一波乱ありそうな雰囲気。。 -
縫之院と律子さんのお話が優しくて、切なくて
まだまだ2巻目。この先も楽しみに読み進められそうです。 -
温泉卵とかフルーツ牛乳とか出てきてて1巻より温泉地って感じ
大旦那さまとのこともこれから夕がおがどんな風に発展していくのか楽しみ
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かくりょの世界のあやかしと料理を巡る
小気味良いお話しです。