谷中銀座コーリ駄菓子店出納帳 お客さまは、神さまです。 (富士見L文庫)

著者 :
制作 : テクノサマタ 
  • KADOKAWA/富士見書房
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本棚登録 : 30
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040706818

作品紹介・あらすじ

谷中銀座の外れにある駄菓子店「こおり屋」。店を整理するため訪れた彰次だが、神さまも訪れるというこの駄菓子店を何故か手伝うことになって――。「にんじん」「こざくら餅」……駄菓子でつなぐ人と神さまの物語。

感想・レビュー・書評

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  • 神様が視えてしまうという体質の主人公・彰次。同じ体質を持つ駄菓子屋の祖父が優しく接してくれたおかげで落ち込まずに過ごせた。
    彰次は大人になり、会社員をしていたが、ある日優しい祖父が亡くなる。その祖父にある言伝を頼まれ、彰次は久しぶりに谷中にある駄菓子屋を訪れる。
    するとそこでは少女の姿をした神様・チカが働いており、店を訪れる客の中には神様が混じっていた。
    彰次はすぐにでも店をしまう予定でいたが、チカは神様からもらえる特別なお金を集めて、願いをかなえたいのだという。
    四話構成になっていて、各話にはキーとなる和菓子が出てくる。実際に売っているお菓子の名前が出ていて、各会社のリストが最後に載ってる形。
    また、各話ごとに神様が出てきて、彼らのかかえる問題を解決してやることで『特別なお礼』をもらえる。
    神様といっても万能ではなく、落ちこぼれ気味のスズメちゃんや、慕ってくれる人の成功よりも一緒にいたいという方を選びたくなる神様などがいる。チカちゃんもお風呂に入るのを嫌がったり、大声で泣いたりと、本当に普通の少女のようです。
    それが谷中の下町情緒と相まって、全体的に人情味あふれる話といった感じ。

    駄菓子食べたくなってお店に行ってみたんだけど、高くなったな、最近の駄菓子……。

  • 祖父が営んでいた駄菓子屋の後片付けをするため訪れたら
    小さな子供が、駄菓子屋を営業していた。

    連続短編4話ですが、徐々に周囲に溶け込んでいったり
    生活になれてみたり、という実質2週間な話。
    人間も買いにくるけれど、神様も買いに来るという
    不思議な駄菓子屋の売り子(?)も神様。
    ほのぼのとしているのですが、もう忘れ去られたような
    大事なものを思い出させてくれるような気がします。

    うっかり泣きそうになったのは、4話目。
    すべての話、ほっこりするのですが
    4話目はぷらすで泣きそうになります。

    しかし…主人公の会社の人、ものすごく太っ腹。
    休みもそうですけど、最期の選択の時も
    それでいいのか!? と突っ込みたいです。

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