妖怪と小説家 (富士見L文庫)

著者 : 野梨原花南
制作 : けーしん 
  • KADOKAWA/富士見書房 (2015年12月11日発売)
4.00
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  • 10レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040707754

作品紹介

「太宰先生といるときだけです、こういうの!」――作家・太宰と彼の担当編集・水羊。そして、太宰の周囲に集う作家たちの行く手にはいつも怪異がつきまとう。ちょっと不思議でちょっと泣ける、小説家たちの物語。

妖怪と小説家 (富士見L文庫)の感想・レビュー・書評

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  • TLで見かけて、読んで早々「これは『当たり』のやつ!」と確信しながら、
    ようやく読み終えました!!
    読み終えて良かったけど読み終えたくなかった!!!!
    あーー久々に「これこれこういうのが読みたかったのよ!!!」に出会えました…

    モチーフはタイトル通りの妖怪と小説家で、説明不足一歩手前の丁寧な突き放し方が最後まで続いて良い!!

    こういう評価がアリかは分かりませんが、
    芥川龍之介『戯作三昧』
    梨木香歩『家守綺譚』
    伊藤計劃×円城塔『屍者の帝国』
    が、
    どれも好きなら、
    この作品も楽しめるはず…
    (て書いたら一種のネタバレ??)

    あー良かった!!!
    続編もあってほしいような、
    これで完結したままであってほしいような。

    (余談ですがさっき屍者の帝国のAmazonレビュー読んだらけっこう賛否分かれるのですね。私は大好きです。)

  • 壱の話からじんわりと怖かったです。妖怪は昔からそこに在る存在で、その存在に少しだけ道が触れてしまうだけという雰囲気が新鮮でした。関わりすぎない、妖怪の世界と小説家の世界が交わることもない、でも互いにそこにあって生きている、そんな雰囲気が面白かったです。ダザイ先生はチャーミングだな。

  • 一瞬『文豪ストレイドッグス』? と思ってしまったのは仕方がないだろう。
    『月に吠えらんねぇ』とかもそうだけれど、既存の有名人を使ってパラレル的な話作るのって、最近の流行りなの?

    読了。
    読み終わって表紙を見返し、
    「そういやこの人昔っからタイトルセンスなかったなぁ」と思い出す。

  • 中原せんせいだいすきいいい
    宮澤先生の妹さんが良くなった話あたりで心臓をつかまれてあとは一気に読んでしまいました。みんな長生きしてよ...
    あんまり野梨原作品で思ったことないけどこれは実写化してほしいなと思いました。ドラマ24あたりで。太宰→玉木宏 水羊→濱田岳 中原→山田孝之とか...駄目か...。

  • 面白い。よく知る文豪なお名前の方々だがスマホ活躍してるし現代。が、怪異が隣り合わせに。太宰センセの面倒くささは読んでて面白いが付き合いたくないな(笑)。小説なんぞなくても生きていける。が、ただ生きるために生きてるわけではないのだ。随所で毛穴が全部開き切ったような、興奮と歓喜をもたらしてくれる。いいもの読めた。

  • 発売日1週間後に購入。

    書いていいんだ,自分に素直でいいんだと思った。救い。

  • 文学史で覚えた先生方のお話。不思議な話だ。

  • 括ればライト文芸にあたる作品らしく、サクサク読めて楽しい。太宰は、私が珍しくも全作品読んでいる作家で、その彼が主人公というのもまた楽しい。だぜって言ってるー。
    中原も谷崎も、他の人達もこのうえなく魅力的でした。

    エピソードもどれも楽しくて、鯰はやはり派手で面白いし、地味ながら眉唾……のもとっても好きです。

    でも、ライトな読み口=薄い内容ではないんだなってつくづく感じてしまう終盤でした。
    思えば昔によか魔女を読んだ時も、読んでいる時間の軽やかさと後に残るものの重さの、ともにあることに驚いたのだった。
    爽快と言えば言える登場人物達の想いに、それでも確かに苦々しさが含まれている。モデルである人達を重ねてしまうからなのか、作家自身のなかに隠されているものなのか。両方なのかな。
    あんまりこんなこと言っていると中原あたりにいろいろ突かれそうなんですけど……。

    この作品はなにげなく、ふと「野梨原さんの本を読みたいな」と思って買ったのですが、なんの運命だったかと思うほど今の自分にぴったりくる本でした。
    大切な一冊が増えました。

  • 小説家の太宰先生と編集の水羊さんが不思議に出会うお話。
    太宰先生と丁々発止の仲でイラストレーターの中原先生とか、美食家の谷崎先生とか、どこかで聞いたことのある誰かたちが現代の作家としてそこにいて、原稿を書いて、編集者とやりとりして、怪異に遭う。
    特に説明はないのだけども、そういう状況が面白い。

    そしてこれは野梨原先生のお話を読んでいるときいつもなんだけど、自然と口元が緩んでしまう。
    菊池先生のお言葉とか、長沼さんにかけた太宰さんの言葉とか。
    こういうことを言ってくれて嬉しい、というのがいつもあって、なんだか幸せな気分になる。

  • 文豪たちのパロディとしては面白かったな。あと、掛け合いも。ただ、ストーリーがドタバタしていて、何処を目指して話が進んでいるのかよくわからなかった。最後の方で作家が作品を書くに当たっての心意気みたいな下りで、この作者さんの思いが感じられたのは良かった。

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