アドカレ! 戸山大学広告代理店の挑戦 (富士見L文庫)

著者 :
制作 : きみどり 
  • KADOKAWA/富士見書房
3.75
  • (5)
  • (9)
  • (9)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 103
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040707952

作品紹介・あらすじ

コピーライターを目指す私の目に飛び込んできた、学生だけの広告代理店アド・カレッジの求人広告。バードと名乗る代表取締役は、出逢うなり採用試験を始めると言い出して――!? 広告業界希望者必見の青春物語!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 父親と同じ道を目指し始めた主人公は
    大学に出ていた広告代理店の求人に応募する。

    連続短編で、飄々とした社長と
    色々な課題に取り組んでいきます。
    他の従業員は、営業とデザインだけという
    出来立てそれほど時間がたってない感じの会社。

    いつまで経っても、主人公の名前が出てきません。
    亡き父と昔仕事をしていた
    上司たる彼の名前も出てこない。
    あだ名だけだな~と思っていたら、ようやく1回。
    彼が気が付くほど、珍しい苗字らしいのですが
    いつまでも出てこない…と思っていたら、最後に。
    全編通して亡き父の話がちりばめられていて
    最後の最後には! という状態でした。
    これは確かに、最初に出てきていたら
    駄目な話でした。

    しかし大手になればなるほど、そこに胡坐をかいて
    横柄な態度になるもんだな~と。
    いや、本当にこんな感じか分かりませんが
    虎の威を借り始めたら、こんな状態かと。
    広告会社って、お詫び広告まで考えているのか。
    これも本当なら、結構色々な仕事があるんだな、と。
    とはいえ、普通のものより大変そうですが。

    最初は近所の豆腐屋。
    次が特徴のない物件。
    お詫び広告、夜行列車、そして最後の
    最初から引っ張っていた謎が解ける絵コンテ。

    ここまで苗字が出てこなかったおかげで
    かなり気になっていた事がすっきりしましたw

  • この作者の本は面白い!
    とても清楚で知的なラブコメとでもいうのか、ただ面白いだけではなく、色々な事を知る事が出来てありかたい
    またこのシリーズ読みたいな

  • 大学時代に就職活動をする主人公の成長物語。
    テンポの良いお話と、少しだけあるなぞかけが面白かったです。
    そのもの、そのサービスの本質を見抜くというのは社会において重要なこと。信念を持つというのも大事だけど、空気になって相手に合わせるというのはやりすぎは厭味ったらしいが、人間関係以外でも必要。
    そして主人公とバードの描かない関係が好きです。

  • +++
    名コピーライターだった亡き父と同じ道を目指す私は、父の母校戸山大学に入学した。意気揚々と広告概論を受講するも、中身は期待外れ、広告研究サークルは言わずもがな…。そんなとき、目に飛び込んできた学生だけの広告代理店“アド・カレッジ”の求人看板。訪れた私に、バードと名乗る代表取締役はいきなり採用試験を言い渡した。「豆腐屋のキャッチコピーを提案すること、期限は三日」豆腐屋では強面の店主が待ち構えていて…?広告業界希望者必見の青春物語
    +++

    前回の戸山大学は、飲んだくれてばかりだったが、今回は真面目に励んでいて気持ちが好い。とは言え、学生生活の描写は少なく、もっぱら広告代理店の社員として働いている姿ではあるが。亡き父がらみの人間関係が幸いしたとはいえ、最終章まで名前が明かされない「私」は、コピーライターとしての素質がある。呑み込みも早いし、なにより目のつけどころがなかなかいいのではないだろうか。豆腐屋、マンション、お詫び広告、夜行列車、謎の絵コンテ、と素材も多岐にわたっていて興味深い。バードこと海月越(うみづきこえる)と、「私」=小枡歩美のこれからも気になるし、もっと続きが読みたい一冊である。

  • 2016/5/11(水曜日)

  • 2016年2月12日読了。
    コピーライトの奮闘模様が素直に面白い。
    豆腐食べたい。

  • コピーライターの大変さが伝わってきました。作中のコピーがいちいち秀逸だと思ってたら、あとがきで納得しました。

  • 広告業界小説。戸山大の酔研もちらりと出てくる。メインの人物名がなかなか明かされないのは森さんの特徴?

  • 黒猫シリーズ以外で初めて森さんの作品読みました。
    大学の中にあるアドカレで働く主人公の成長と広告とは?という話を軸に展開されます。
    豆腐屋、不動産屋、お詫び広告、鉄道、酒造とそれぞれ違った業界。それぞれ異なった切り口で広告を作るのは、仕事においても十分役に立つ知識であると、小説読みながら思ってしまった・・・

  • 広告に興味を持った女の子が、大学生活と広告代理店をかけもちしながら過ごす。代理店は大学生で構成されていて、みんなそれぞれ特性を生かして実績をあげていく。バードとの出会いからちょっと甘い展開にによによします。甘さは控えめですが広告の作り方などなるほどと思えるシーンが多々あるので、なかなか面白いです。

全10件中 1 - 10件を表示

プロフィール

1979年、静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。ライターとして漫画脚本などを手掛けながら小説の執筆活動を続け、『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第1回アガサ・クリスティー賞を受賞(早川書房刊)。同作は続刊も刊行され、「黒猫シリーズ」として人気を博している。ほか、『名無しの蝶は、まだ酔わない』(角川書店)の「花酔いロジックシリーズ」、『ホテル・モーリス』(講談社)、『偽恋愛小説家』(朝日新聞出版)、『かぜまち美術館の謎便り』(新潮社)などがある。

アドカレ! 戸山大学広告代理店の挑戦 (富士見L文庫)のその他の作品

森晶麿の作品

アドカレ! 戸山大学広告代理店の挑戦 (富士見L文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする