紅霞後宮物語 第三幕 (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/富士見書房
3.69
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本棚登録 : 387
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040708102

作品紹介・あらすじ

文林が謝充媛のもとに足繁く通うようになった。「文林に新たな出会いをあげよう計画」が成功したと喜ぶ小玉だったが、後宮内は微妙な空気に……。そこで小玉は二人のもとに自ら赴き、ある決意を表明する――!?

感想・レビュー・書評

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  • 平民の少女が中華風大国の軍で上り詰めていき、あれよあれよというまに軍事担当の皇后になって仕舞うという設定が面白くて読んでいたけどなあ。なんだか小細工のように人が死んでいくのに、文章はお茶らけていて、登場人物たちもそんな感じで、まあもうついていていけまへんわ。勝手にやってくれなはれ。

  • 面白かった。小玉皇后3年目、後宮のリストラがあったりとか、出兵したりとか。なんと、明慧が明慧が死んでしまった!!めちゃ好きなキャラだったので悲しい。後半途中から死ぬとは思ってはいたが。個人的には善玉側の主要人物が全く死なない危なげない無双型のラノベが好きなので(メンタルに優しいから)、これはいただけないが、最初からいろんな形でよく死ぬ小説なので、さもありなんとは思う。

  • 図書館で。
    段々主人公のハーレム状態が面倒くさくなってきた。
    あの男(仮にも一国の王だけど)と親友だったら私だったら親友の方を救いたい所ではあるなぁ、うん。

    主人公の有能さを見せるために敢えてのポカやら失策を他の人がやるわけですがそれがちょっと…という感じになるのでナンダカナ、と。しりぬぐいは他の人がしてるし。
    まあそろそろこのシリーズもいいかなぁ…

  • 話が続いたからこその悲劇というかなんというか

  • そっちかあ
    彼女の腹心の友が去ってしまって、これからどうするんだろう
    とっても心配
    文林がいるとしても、彼女の心のよりどころがなくなってしまったのは変わらない
    きっとこれから彼女はずっとつらい思いをするのではないかと思うなあ
    梅花がいるにしても、きっとそうだろうな
    しょんぼり

  • ノリとボケとツッコミのテンポのよくて読んでて楽しい。
    今回は悲しい別れがあったけど。
    1巻では文林の恋は絶望的だったけど少しずついい方向に向かってる気がする…?

  • 新刊が出てたので思わず買ったけど、安易に使って欲しくない展開。
    これからどこへ向かうのか、どこにならたどり着けるのか。

  • ・・・・!!(号泣)
    まさか、あの人が亡くなってしまうなんて思わなかった。
    殺しても死ななさそうなのに・・・ってちょっと失礼なことを思わないでもなかったけれど。
    しかもこんな早い段階でいなくなるなど、考えてもみなかった。
    ティーンズ文庫だと思って、少し侮っていたかもしれません。

    今上皇帝の血縁が複雑すぎて、毎回読むたびに家系図を思い描く必要があってそこはなかなか苦痛ではあるものの、文林のいう「(小玉は)やたらと女にもてる」には同意します。まぁ私は、小玉は究極の人たらしだと思っていますので。
    あんなふうな人になりたいものです。

    今後も目が離せませんね。
    伝説が作られていく様をしっかりと見届けようと思います。

  • 人員整理で多くの妃嬪が後宮を出ることになった。
    小玉による最後の計らいで、皇帝文林との対面の場を設ける。
    そこで文林の目に一人の娘が目に留まった。
    新たなる寵姫の誕生は後宮を揺るがすだけでなく、大きな動乱へとつながっていく。
    そして小玉の大切な人との別れ。
    その存在はあまりにも重い。

  • 2021.10.18

  • 本当にしんどかった。泣いた。頑張って堪えてんだけどダム決壊した。冒頭、誰のことを言っててどこに繋がるんだろうと思っていたらまさかの結末。戦ってそういうもん。大事なもんがなくなる。あっちも死ぬけどこっちも死ぬ。わかっていても、フィクションだから優しい世界があるんじゃないかって期待してしまう。あとがきで「すごく中途半端な人間である」書いてあって、それがとても浮き彫りにされていた。人間は未完成でいつだって後悔する生き物で、それでも生きている限り懸命に生きなければいけない。それでも大事なものなくなったら寂しいよ。
    (読書メーターより 2020年読了)

  • 泣いたー
    あのキャラが。

  • 20170423 読破

    今回は文林に☆4つ

  • 小石達の過去と運命が動き出す・・・

  • 思わず電車の中で泣くかと思った。

    大切な人を亡くす喪失感。
    それが少なからず自分にも責がある。
    でも誰も責めない。

    彼女の気持ちと、それに寄り添うようにする文林がまた切ない。

    2017.6.12

  • 軍人皇后の第三弾。

    皇后に首ったけのはずの皇帝に新しい愛人が。
    皇后の「皇帝に新たな出会いをあげよう作戦」の成果といえば成果だったが、
    その能天気な名前の作戦の最後は、悲しいものに。
    話が少しづつきな臭いものになるんだろうか。

    それにしても、もうちょっと細かい情景描写はないんだろうか。
    これぐらいのストーリー展開の速さでないと今どきの子には受けないんだろうが、あまりに、「余計なもの」がなさすぎる。

  • 爽快感よりも切なさが強かった一冊。
    冒頭の文が、まさかそっちだったのか…とショックだった。
    この先もどうなるのか、気になります。

  • 冒頭の描写がもうちょっとしっかりあると、
    最後もっと読ませることができたと思いました。

  • もうちょっと明慧登場のシーンを楽しみたかった。
    書籍版だと退場が早すぎて悲しい。
    最後の麺屋ではホロリとさせられますね。

  • 後宮の人員整理のため、集められていた若き女たちを出すことになりましたが、ここに皇后小玉の思惑が絡んだことからややこしい事態に。
    皇帝が自分のことを好きなのは重々承知の上で、でも自分はその想いに応えられないからと誰か新しい人好きになってくれないかなーという新しき出会いをこの人員整理の際に見初める機会を設けたのでした。
    喜ばしいことに、一人の女を後宮に留め置くことになり、皇帝はその後足繁く通うことになったのです。
    しかし後宮は一筋縄ではいかない場所。
    それを機に新しい寵姫に取り入ろうとする者や嫌がらせをする者も。
    しかし、やはりひねくれた皇帝は、一目見て気に入ったわけではなく、自分が潜ませていた女が人員整理の際に名簿に載ってしまったのを知って留め置く羽目になったのでした。しかもそれを隠すために足繁く通うことにも。
    私は途中まで、まさかとは思うけれど、小玉にやきもちでも妬かせようというんじゃあるまいなとか思いましたが、そんな単純なわけはなかったです。
    更に後半から嫌なフラグが立ってるよと思いながら読み進めると、フラグ通りに事が進み…。
    その事件の大元の敵は次回に持ち越しとなりましたが、あまりにも先行きの暗い始まりとなりました。まあ、王朝ものというのはそういう暗黒面を書くものだとわかってはいますが。

  • 第三幕も一気読み。ついに、今まで感じていた後半の駆け足も感じなくなりました。すごい。
    ぐいぐい引き込まれて、続きが気になっています。来月発売のようで嬉しいです。

    しかし文林の影が薄い!(笑)
    2016.05.25

  • 衝撃。
    AMAZ◯N(伏せ字になってない)で号泣と書いてあって、
    ふーんまあそうだよねと思っていたけど、、

    そうかー。
    そっちの号泣だとは思わなかったよ。

    明慧が、、、
    好きなキャラだっただけに衝撃。

    というか。
    なろうで親しんできたキャラクターがほぼいなくなってしまった。
    相変わらずのドタバタだけど、
    なろう掲載文のサクセス(?)ストーリーは
    凄惨ななかにも出世していく楽しみや、
    人間関係が構築されていく面白さがあったものが

    商業版は、皇后としてゆるやかに成長していくものの、
    なんというか、こう。。。
    小玉と文林の関係性もほぼ出来上がってしまっているし、
    というか、小玉がほぼ出来上がってしまっている大人なので、
    これからどう楽しめるのか楽しみであり不安。

    でも作家さん好きなので期待したい。

  • このシリーズ大好きです。一気に読めました。小玉にとって辛いことが起こりましたが、読んでて私も辛かったです。今後の展開が気になります。次巻も楽しみです。

  • 二幕に引き続き一気読みでした。ただ悲しい。友達って……私もここまでの友達いるかっていうといないなあと自分がちょっと悲しい。もっと強くならなくちゃ!

  • 文林がめんどくさい性格をしているせいで、小玉もすごく揺れていて、文林のせいで小玉のもともとの自由さが損なわれている気がしてイラッとします。
    非常に悲しい事件が起きるけど、それを何かのせいにしないで受け止める小玉の強さが凄い。

  • 小玉のように死と言うものに慣れている人が悄然と打ちひしがれている様はこちらも辛いなあ。文林は皇帝としてもやり手なのだとは思うけど、どうして政権が安定しないんでしょ。とっとと黒幕を始末して、文林に春を!

  • 政にな陰謀がつきもの。それに翻弄されるのは、皇帝も皇后も同じ。大事な友人を失うしかなかった小玉が切ない。次も楽しみ♪

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著者プロフィール

2014年、『生生流転』で瑞々しい人物描写と緻密かつ魅力的な世界設定が評価され、第2回ラノベ文芸賞金賞を受賞。改題及び改稿を加えた本作でデビューとなる。

「2023年 『紅霞後宮物語 第零幕 六、追憶の祝歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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