蜘蛛ですが、なにか? (2) (カドカワBOOKS)

著者 :
  • KADOKAWA/富士見書房
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040708492

感想・レビュー・書評

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  • 異世界に「蜘蛛」として転生しちまった鋼メンタル女子高生によるダンジョン探索紀行の第2弾ですが、なにか?

    死にもの狂いのサバイバルを通して徐々に成長・進化し、ようやく物語が安定してきたかなーと思いきや。今回の舞台は蜘蛛の苦手な火属性のフィールドで。常に敵が自分の弱点属性を突いてくるという縛りプレイになっています。おお、マゾいマゾい。

    それでもめげずに必死こいて戦う蜘蛛子ちゃんが健気に素敵。昨今の少年漫画やラノベではあまり見られなくなった「修行」パートって感じがして、読んでいて楽しかったです。

  • 主人公パートの舞台は相も変わらずダンジョン内だが、差し込まれる別視点の節で単調化は免れている。
    ダンジョン内での主人公パートとそれを補完する別視点パートが淡々と繰り返される基本パターンを続けつつも、第2巻では全体のストーリーは進展して新たな局面を迎え始めた。
    思っていたよりもハードな展開が期待できそうであり、先を読むのが楽しみになってきた。

  • どんどん強くなっていく蜘蛛子にワクワクする。できたら魔王になってほしい。2巻のキモは2層の火属性地帯で火龍たちとの戦い。レベルアップが効率よく読んでいてテンポがよい。

  • 2巻にて、主人公が蜘蛛として地の底を這いずりまわる本編と、リア充たちが人間の生を謳歌する人界編との対立構造が明らかになった感じ。2編の間には大幅な時間のズレもありそうで、伏線の回収がどうなっていくか、ここからどうつながっていくのか楽しみ。

  • 蜘蛛の魔物である『私』がギリギリの戦いを勝ち抜いてスキルを得、進化し、世界の謎に気づく、読み応えあり。
    頻繁に挿入される転生組や勇者の様子、魔王軍の様子、ネットでこの先を読んでると分かる構成力の高さには感心します。
    『私』の正体も、時世も、推理小説みたいに分かった人はすごいし、分からなくとも楽しめるストーリーに仕上げる作者には実力を感じます。

  • このハイテンション系主人公のノリ、私は今のところ好きですが、苦手な人もいるかもしれません。
    心の声が大騒ぎしてる「女子」な感じの主人公、リゼロのスバルや転スラのリムルを彷彿とさせる、ちょいウザで独り言多すぎな感じの子です。

    ミステリアスな味方?敵?が現れ、この世界の深部が少しずつ見えてきて、いよいよ物語が動き出す…!といった巻でした。

    主人公の能力はガンガン上がり転生モノらしいチート感満載ですが、基本死と紙一重で格上相手に全力で挑んでいるので、嫌な間延びした感じはありません。
    今後の展開に期待しています。

  • 「なろう系ラノベ」いわゆる異世界転生もののラノベです。 アニメは視聴済。
    蜘蛛子ターン。人族ターン。幕間でときどき魔族ターン。というのが基本的な構成。
    今回の蜘蛛子はマグマがそこら中で吹き出す灼熱地獄のエルロー大迷宮中層での奮闘。 
    序盤なのでスキルとレベル上げって感じです。
    微妙に人族ターンとタイムラグがあるようなないような・・・。
    ゲームリプレイ読んでいるようでこれはこれで楽しい。 
    次いきます。

著者プロフィール

小説投稿サイト「小説家になろう」に2015年5月より『蜘蛛ですが、なにか?』を投稿開始。初投稿作品だったが一躍人気作になり、本作で書籍化デビュー。アニメ化も決定しており、WEB版はPV数4億6000万を超えるヒット作となっている。(2019年9月現在)

「2022年 『蜘蛛ですが、なにか? 16 短編小説小冊子付き特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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