洋食屋じゃぽんの料理帖 ソップからはじまるフル・コウス (富士見L文庫)

著者 : 左京潤
制作 : ねぎし きょうこ 
  • KADOKAWA/富士見書房 (2016年3月11日発売)
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  • レビュー :2
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040708546

作品紹介

料理屋「津ざき」の見習い・柚子は、形見の店を取り戻すべく、そして亡き兄のような料理人になるべく日々奮闘中。しかし流行の西洋料理を作るよう言いつけられて……。洋食嫌いの柚子が考えた美味しい料理とは!?

洋食屋じゃぽんの料理帖 ソップからはじまるフル・コウス (富士見L文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 時は明治、舞台は銀座の料亭『津ざき』。もともとその店のお嬢様だった主人公の柚子。店の主であった父親と兄が突然亡くなり、店は従兄・俊輔に乗っ取られてしまう。
    俊輔の横暴を阻止するために、柚子は自らが料理人となって『津ざき』を再興しようと考え、津ざきで料理人見習いとして働き始めた。
    親方は厳しく、兄弟子たちからは理不尽ないじめのような扱いを受けながらも、料理修行に打ち込む柚子。
    そんなある日、柚子は道端で倒れている異国人のような不思議な青年を助ける。青年は「周」という自分の名前の他は記憶を失っており、なりゆきで『津ざき』で働くことになる。

    「周」は現代……話の世界からすると未来から来た料理人の青年なんですけど、記憶を完全に取り戻すことはなく、なぜ明治時代に来たのかなどは明らかにならない。
    料理人だったのに料理が嫌いになってるけど、その理由も謎のまま。
    当然元の時代に戻ることはなく、この本の最後では柚子とともに新しい店を立ち上げる。
    主役ポジなので周にスポットが当たっているシーンが多いのですが、脇役がすごく良かった。
    最初は敵だと思っていた柚子の従兄・俊輔がハイパー萌えですね。今後の動き次第でさらに加速しそうです。
    ストレートに柚子を誘ってくる八坂院(兄)も捨て置けない。前半では店の人たちの柚子への理不尽な態度にうわーっとなったんですが、後半に八坂院(兄)が出てきてから話がグッと閉まったりふわっと緩んだりしてわくわくしました。
    亡くなった兄の親友・朔馬も、いい人だけど、この本の中だけではなんとも。途中で「この人黒幕なんじゃないの?」と思ったりもしたw

    メインの、料理の描写は割と本格的。
    当時、庶民ではなかなか美味しくできなかった西洋の味付けを食べやすいように工夫するとか、当時は無かったマヨネーズに辿り着くまでなど、時代に沿っています。

    もし続刊があるなら柚子は俊輔さんと腹を割って話してほしいです。すごくいい人だからきっとw

  • 悪い子じゃないんだけど、主人公の柚子が肩肘張りすぎていて読んでいて疲れてしまいました。もっと肩の力抜いて良いんだよーという感じ。
    周さんの謎が解消していないので続きがおそらく出ると思いますが、続編はどうしようかなといったところです。

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