紅霞後宮物語 第四幕 (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/富士見書房
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本棚登録 : 351
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040709369

作品紹介・あらすじ

明慧の葬儀も終わり、無情にも日常が戻ってきた。悲しみの冬が過ぎ、春が訪れようとする頃、文林は一冊の帳簿を小玉に示す。帳簿に不自然に出てくる「維山」という地名。それが鄒王の死、さらには明慧の死につながるものだと見た文林は、現地調査を小玉に託す。
 小玉は皇后の行啓として維山に向かい、維山に入ると陳校尉として調査を開始するのだが、街の様子に違和感を感じて――?
 ――このままでは終わらせない。終わらせてなるものか。関小玉、伝説に残る覚悟の戦い。

感想・レビュー・書評

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  • 力のない皇族である鄒王は何故反旗を翻し、自ら死んだのか。
    大切な仲間を失いそれでも前へ進むため、真相究明のため鄒王が治めた地へと赴く小玉。
    そこで見たのは歪んだ思想で民を操るひとりの女だった。
    母から子を奪うことを悪と言いながら、攫った女に産ませた子が男なら引き離して自分の手元に置き洗脳する。
    その矛盾ごと周りを絡めとる金母の呪縛は、この国に深く根を張っている。
    気味が悪いが、事件は一応の決着を見せる。
    そうして小玉の中のひとつの時代が終わり、新たなる未来に向かって動き出す。

  • 2021.11.25

  • こういうのなんか読んだことあるー!

  • 桶役に立つ
    とうとう皇后の軍ができた
    これがあればスムーズに事が運ぶようになるな
    彼女にはできるだけ武官に戻ってはつらつと生きてほしい
    でもそうはいかないんだろうなー皇后だしなあー

  • 20180430 読破

  • 悲しみの冬が過ぎ、春が訪れようとする頃、文林は一冊の帳簿を小玉に示す。
    帳簿に不自然に出てくる「維山」という地名。
    それが鄒王の死、さらには明慧の死につながるものだと見た文林は現地調査を小玉に託す。
    小玉は皇后の行啓として維山に向かい維山に入ると陳校尉として調査わ開始する。
    しかし街の様子に違和感を感じて―?
    閑小玉、伝説に残る覚悟の戦い。

  • 少女小説の見開きで、やたら煌びやかなイラストの
    登場人物紹介とか有るよね、そんな大人数じゃないし
    ややこしい名前でも人間関係でもないのに、イラスト
    見せたいだけなの?とか思った事あるけど

    この作品こそ、登場人物一覧つけて欲しい

  • あんまりいい後味ではなかったね。
    事件もなんだかイマイチな展開。

    2017.6.12

  • 軍人皇帝の第四弾。

    ようやく「軍人」皇后らしく出征。
    前回の悲劇の決着をつけに。
    いよいよ、それらしくなってきたのは良かった。
    敵の論理というか、宗教感に説得力がなかったが。

    前に皇后を取り押さえてしまった兵士がまた出てきたのは面白かった。
    そして、また楽しいキャラクターが。
    いや、礼儀作法七日間集中講義をやり終えたのでまじめな子か。

  • 明慧の死につながるものを解き明かすため、現地調査に赴く小玉。
    小玉の人間らしさがにじみ出た一冊。
    歴史には偉業の一部しか残らないけれど、そこには様々な人の思いがあって、葛藤があるのだと改めて感じる。
    文林との距離は縮まった、、のかな?

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著者プロフィール

2014年、『生生流転』で瑞々しい人物描写と緻密かつ魅力的な世界設定が評価され、第2回ラノベ文芸賞金賞を受賞。改題及び改稿を加えた本作でデビューとなる。

「2023年 『紅霞後宮物語 第零幕 六、追憶の祝歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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