紅霞後宮物語 第零幕 一、伝説のはじまり (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.70
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本棚登録 : 290
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040709376

作品紹介・あらすじ

関小玉。希代の天才と呼ばれた軍人であり、後に神格化された皇后である。しかし、後宮に入る以前の彼女の記録は少ない。どのように生きて軍人となり、皇帝と出逢ったのか。彼女の伝説のはじまりを語るとしよう――

感想・レビュー・書評

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  • 軍事方面に傑出した才能を持った武威皇后の新兵時代の話。村のくじで回ってきた兄の代わりに徴兵に出る関小玉。ぐんぐんと力をつけ、女性兵士の友も得ていく。なんだかね、男っぷりのいいというか、きっぷのいい姉ちゃんだよ。敵もできるが、仲間も増やしていく。さくさく読めちゃう。

  • まあ、面白かった。小玉が故郷を出て軍に入隊する前の話から、沈閣下の従卒になり、初恋して、別部隊に配属まで。
    ソルジャーとしての、才能の片鱗を見せまくる小玉。色々と微妙なリアルと、微妙なラノベ感、それに嫌なやつも出てくる。とはいえ、本編の最後の頃よりは、明るめで楽しい。徴用には兄の代わりにボランティアするんだが、ここらへん、ハンガーゲームス(スーザン・コリンズ原作)で、キャッニス・エヴァディーンが「アイボランティア!」て叫ぶシーンが思い出されてならん。久しぶりに映画みなおしてみようとおもう。

  • 4.0
    さほど期待せずに読み始めましたが、予想を裏切られ、なかなか面白かったです。
    さほど複雑な展開もなく、気軽に読めました。
    でも、設定や文章はとても好きな感じです。
    長めのシリーズ物なので、引き続き読んでいきたいと思います。
    気に入ったシリーズ物があると、本を選ぶ手間が省けて助かります。笑

  • 自立するために前を向いているのはほんとかっこいいよなあ
    ずっとまっすぐな小玉はドライなところと乙女なところが同居してて面白い
    そこが本編での文林への複雑な感情を起こさせてるんだろうなあとは思うけれども。
    文林の影と形がわからなかった・・・・!

  • 小玉の初陣と初恋のお話。
    かなりサバサバで甘酸っぱさ皆無 笑

    2017.7.24

  • 相変わらず表紙の小玉は美形過ぎるがまぁいいか。
    飄々としたズレてる小玉が素敵です。
    これから段々と登場人物が増えるのを楽しみにしてます。

  • 面白かったのに、二巻が出てなくて、しょうがなく本編の方を四巻まで一気に読みました。面白かったです。私は好きです。

  • 皇后になる前、軍に入ったばかりの小玉を描いた物語。
    30代の小玉と比べるとまだ色々な事を知らず、より自分の心に素直で生き生きとしていて可愛い。
    夫は出てこないけど、小玉の魅力で十分楽しめました。
    沈中朗将を始め他の上司や仲間も皆素敵です。

  • 悲観的にならないとこや、何でも受け入れてしまうおおらかさは、エピソード0の頃から小玉らしいね。沈宦官って美形だったんだ。そりゃ後に文林がちょい警戒するのも、なるほどね。

  • はじまりの物語。4巻で出てきたまさかの登場人物との出会いは、こんなだったのだなあ。文章の軽快さが、変わらず好き。

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著者プロフィール

2014年、『生生流転』で瑞々しい人物描写と緻密かつ魅力的な世界設定が評価され、第2回ラノベ文芸賞金賞を受賞。改題及び改稿を加えた本作でデビューとなる。

「2023年 『紅霞後宮物語 第零幕 六、追憶の祝歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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