かくりよの宿飯 四 あやかしお宿から攫われました。 (4) (富士見L文庫)
- KADOKAWA (2016年6月15日発売)
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感想 : 30件
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784040709390
作品紹介・あらすじ
天神屋のライバル宿・折尾屋に攫われてしまった葵。共に連れてこられた銀次のことが気になり、チビの力を借りて地下牢から脱走しようとするのだが、立ちふさがった折尾屋の旦那頭・乱丸に無理難題を出され……!?
感想・レビュー・書評
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4巻は折尾屋編・前編!なので、5巻まで揃えてから読み始めるべし〜!!
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あやかしたちの住まう隠世で、老舗宿「天神屋」の一角食事処を営みながらなんとか生きていた人間の葵。
祖父の借金を返し、老舗宿の大旦那への嫁入りを阻止すべく日夜奮闘していた葵だったが、天神屋のライバル宿・折尾屋とのいさこざに巻き込まれ、折尾屋へとさらわれてしまう。
そして同時に天神屋の若旦那・銀次もまた、たいせつな儀式のために折尾屋へ…
南の地に伝わる百年に一度の儀式とは…?
そして銀次と折尾屋の旦那頭・乱丸との中とは…?
そして5巻に続く!!
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どこにいてもめげないのが主人公・葵。
さらわれてきたにも関わらず、なんだかんだと天神屋のメンツの香りもして、ホームなんだかアウェイなんだか(苦笑)という感じです。
そしてよ〜、大旦那よ〜!
そういう守り方、ズルいよ〜。
くそ〜!!
そりゃ恋愛に疎い葵だってさ、ちょっとドキッとしちゃうじゃないかさ!
葵のかわりわたしが大旦那に嫁ぎます!!!料理できないけと!!とおもいました、読みながら。
というわけで、ときめき成分補給したい方もどうぞ〜。
今回は思いっきり5巻に続きますので、4巻5巻は両方揃えてから読み始めることをオススメいたします。
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がめ煮って地域ごとに異なるの意外すぎる…今回も面白かったけどなかなか骨が折れるねぇ。
#図書館 -
聴了。
ライバルお宿の折尾屋に拉致監禁で絶体絶命、と思わせておいて意外とゆるい折尾屋の面々です。2つの親子の問題もお料理で解決して、次は海坊主のおもてなしですね。 -
■ 2205.
〈読破期間〉
2022/1/27~2022/1/28 -
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シリーズ4巻。銀次と一緒に南の地に連れてこられた葵。南の地で極秘で行われている儀式に関わることに。銀次と乱丸の過去、松葉様と葉鳥の確執の原因がわかる回でした。折尾屋は敵地みたいなものだけど、協力者も結構いるので儀式はなんとかなりそう。大旦那様も頼もしいし。双子の鶴童子のゆるい感じ好きだなー。フルーツどら焼きがおいしそうでした。
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銀次さんすきーー!!葵のなんでも作れるとこ尊敬するわ、、、、
お友達に借りた。 -
葵が、これまで働いていた天神屋の「夕がお」から攫われ、ライバル宿 折尾屋で奮闘するお話。
折尾屋で儀式に必要な物を集める際に出てきた天狗の松葉と葉鳥の親子喧嘩話や、磯姫と乱丸、銀次の昔話など、とても面白かった。
このシリーズの良さのひとつが、作中に登場する料理の数々だと思いますが、この4巻は特に料理が興味深く、読みながら味を想像して、口の中に唾液が広がってくるようでした。 -
「折尾屋の座敷牢」
連れてこられた先では。
彼が喧嘩中のはずの息子本人が働く宿に宿泊している事にも驚いたが、彼女を溺愛する様は筋金入りだなと思うと同時に強い味方が出来て安堵もしたな。
「予想外の魚屋」
彼女の前に現れた人物。
彼の登場には誰だって言葉を無くす程驚くだろうが、強がっているのか本来の姿なのか曖昧だった彼女の精神に少し余裕が生まれたのは事実だろうな。
「『折尾屋』の板前、白鶴童子と黒鶴童子」
お嬢様を楽しませるは。
お金持ちで豪勢な食事は普段から食していて飽きたというならば、むしろ逆に庶民的な平凡な食事を皆で食べるというのは体験した事がないからこそ余計楽しかったのでは。
「南の地の秘密」
彼がこの地に戻る理由。
貧困で栄えていない訳は分かったが、何千年も再来し続けている海坊主と対話の機会があるのであれば取引無しに災害を起こさぬよう頼む事は出来ないのだろうか。
「入江のひととき」
連れ出した先での一時。
このまま連れ去ってしまえばとも思うが、そんな事をすれば彼は一生宿屋に帰ってこない可能性が高いうえ色々と事情を知った以上は素直に彼女も戻らないだろうな。
「天狗の親子(上)」
事の発端は彼等親子の。
秘蔵であり門外不出の物を持ち出した挙句、勝手に売り捌いていたら破門されるのも当たり前と思えるが原因となった話を聞くと複雑な気持ちになるな。
「天狗の親子(下)」
二人を繋いだは亡き妻。
当時彼女が何を考えていたかなんて誰にも分からないだろうが、彼女が家族を一番に考えていたのであれば彼女の説も少なくとも偽りにはならないだろう。
「銀の獣」
二匹の神獣がやるべき。
彼女の死に関わる裏切り者の存在が彼を変えてしまったのだろうが、自らが相手を信じて話をしなければ互いに疑心暗鬼なままで気分良く話が終わる事はなさそうだな。
「竜宮城の夢の跡」
呼ばれた先に居た思念。
彼女があの時どうしても護りたかった全ての景色があの場に残っているのだろうが、一番の心残りは仲違いした自分の息子とも呼べる二匹の神獣の存在なのだろうな。 -
南の地編~。
美味しいお魚、たべたい! -
乱丸,信長,秀吉と戦国武将の名前がずらずら.何かのパロディ?相変わらず美味しそうな料理の数々.もんじゃ焼きに砕いたポテチという発想,天かすなら入れるけどその上をいく.今度やってみよう.
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2017/7/1読了。
シリーズ4作目ですが全くダレルことも飽きることもなく一気読みでした。
登場人物も増えているにも関わらず、それぞれのキャラが確立していてすっかりこの世界観にはまってしまいました。
大旦那様と葵ちゃんの関係にニヤニヤしてしまいました。 -
危機が設けられても、成功が約束されているから安心して読めるという意味で気楽なファンタジー。
著者プロフィール
友麻碧の作品
