ぼんくら陰陽師の鬼嫁 (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040720470

作品紹介・あらすじ

やむなき事情で住処をなくした野崎芹は、生活のために通りすがりの陰陽師(!?)北御門皇臥と契約結婚をした。ところが皇臥はかわいい亀や虎の式神を連れているものの、不思議な力は皆無のぼんくら陰陽師で……!?

感想・レビュー・書評

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  • バイトはクビ、アパートは全焼。
    ホームレス寸前の大学生・野崎芹は、住み込みの家事手伝い=契約結婚をする。

    おもしろかった!

    契約結婚、陰陽師の仕事、ただ人には見えない式神など、てんこ盛りの設定も、すべてに必然性がある。

    奇怪な状況や、困難な状況でも、たくましく頑張る芹がすがすがしい。
    北御門皇臥の普段のぼんくらぶりと、ときどき見せるかっこよさのギャップもよかった。

    式神たちも、人間味(?)があって、4人の掛け合いがたのしい。
    特に、護里が愛くるしかった。

    芹は鬼嫁というよりけなげに支える新妻だし、意地悪なはずの姑もどこか抜けていて憎めない。
    キャラクターがみんな魅力的だった。

    シリーズ化しているようなので、続きも読んでみたい。

  • 陰陽師に五行に式神と、昔ドハマりした設定の本を手に取るのは久しぶりだが、楽しく読めた。展開はしっかりサスペンス的なのに、旦那のぼんくら具合も嫁の鬼嫁度も姑のいびり加減もわりとやんわりしているのでバランスがよく、何より式神たちに愛嬌がある。強いて言えば「推定」という言葉が多すぎてちょっと引っかかったくらいだ。続きがあるようなので、読んでみようと思う。

  • ぼんくら陰陽師の鬼嫁 (富士見L文庫)

    悪運を通り越した不運続きと不憫な野沢芹、アパートを焼け出され途方にくれていた時に、契約結婚のお誘い♪
    前半が、色々もたついた印象でしたが、あれもこれも、ラストの伏線でしたか!
    ぼんくらという程でない陰陽師と、鬼という程でない鬼嫁ぶりでした。

    ま、式神達が可愛いから良し♪で、表紙のあれが、タマ(珠)ですと!猫じゃないし(笑)
    嫁姑の仲違いは、ほのぼの(笑)
    イチャイチャが足りないかな?(笑)
    コミカライズも、手元にあるのでこれから(笑)

    #ぼんくら陰陽師の鬼嫁
    #ラノベ
    #ラノベ好き
    #ラノベの杜
    #ラノベsyokai
    #富士見l文庫
    #富士見l文庫

  • 軽いテイストの陰陽師好きな方にはおすすめではないでしょうか(^^) 私は主人公のめげずに切り替えが早いところと、幼女のかわいさ、旦那様のボンクラとカッコ良さのギャップではまりました。
    そう、一言で言うなら…

    これ、めっちゃ好きなやつ!!!!!!!

    …なお話でした。
    「床暖最高!」と熱く語る陰陽師の旦那様。
    見た目は全然悪くないはずなのに、なぜか漂う残念感。

    もー、なかなかのギャップ萌。
    鬼といわれる嫁の現実主義っぷりと、旦那様のいろいろ後出し感が好きでした。

    でもまぁ一番おすすめなのは、可愛い振袖幼女が強くて可愛いところでしょうか

  • 続きが出たので、再読のレビュー。

    軽く楽しく読める本。
    式神たちのキャラが良い。
    (特に玄武の護里ちゃんが、可愛い!!)
    シリーズ化したようなので、今後どうなるかが楽しみ。

  • 漫画を先に読んだので式神の顔を思い浮かべながら読めて楽しかった。お姑さんが本当に意地悪に向いてない人で微笑ましい。「悪気満載で意地悪してますのや!こんなこと悪意なしでやれたらほんまもんの悪人ですがな!」には確かに、と吹き出した。
    皇臥さんは芹さんをどう思ってるのか謎。気があるように見えるんだけどなんか理由あるのか?

  • 芹を利用しようとした話し
    小さい頃に会ってるとはいっても、まさかの出会ってすぐ契約結婚
    まぁ~切羽詰まってるからね
    でもそのおかげでぼんくらから卒業できそうだぞ!!
    頑張れぼんくら陰陽師と鬼嫁!!(笑

  • 読みやすくて面白かった。芹さんかわいいし、しょかさまもなんていうかぎりぎりチャーミングでいいと思います。私は逆に好意ゆえに執着してるのかと思ったんだけど、違った…。

  • 全てを無くした時。
    これだけ不幸が重なってしまうと、普段なら絶対に断るような事でも魅力を感じてしまうのかもな。
    後に新たな条件を知ってしまうと、契約した当初の言葉を疑ってしまいそうだな。

  • あっ、そういう感じなんやな…と、思いつつ読み進めた。
    面白くないわけではないし、芹ちゃんのキャラがとてもいい。
    皇臥さんもカッコいい。
    けど、続きを読むかとなると…。(;´∀`)

    まあ、いいかなあ…。

    筋はしっかりしてるし、展開も悪くないんやけど、たぶん、式神がちっさい子になってるあたりが好みじゃないかな。(そこ!?)

    小さい子と動物がやたら活躍する話は、じつはそう好きではないのかも…、と、先日気づいた。
    読めないってわけでもないねんけど。たぶん。好みの問題。

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著者プロフィール

王道のストーリー展開を、愛嬌あるキャラクターで軽妙に進む作風が人気を博し、数々のシリーズを立ち上げた。動物好きでエッセイなども手がける。代表作に「新米女神の勇者たち」シリーズ(KADOKAWA/富士見書房)、『三宮ワケあり不動産調査簿』(富士見L文庫)など、著書多数。

「2023年 『ぼんくら陰陽師の鬼嫁 八』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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