- 本 ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040720678
作品紹介・あらすじ
繁華街を逸れた路地に佇む、小さな万華鏡専門店。妖異に容赦なく、甘味に弱い万華鏡師・佐香は、「人を喰う美」を作り出す唯一無二の万華鏡師。そんな彼の作り出す幻想に惹かれ、今日も人外なお客がやって来る――
感想・レビュー・書評
-
万華鏡の作り方とかあまり知らなかったから、ためになりました。設定が面白いから、続編も出してほしいです。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
万華鏡のめっちゃキレイなやつ見たらやっぱり感動するのかな。見てみたいな
-
美しい万華鏡を作る佐香と、店のオーナーの森住の話。万華鏡以外に興味がなく、「人間らしくない」佐香が食べ物のことになると人間らしくなるのが楽しい。それが分かっていて、餌付けしている(?)森住も。冷たく見えるけど実は優しい佐香と、明るく見えるけど実は怖い森住。全く違う2人だけど、一緒にいると楽しそう。この2人と、他の万華鏡の話をもっと見たくなった。
-
やさしくて悲しくてきらきらした万華鏡師のお話。
あやかしを見たり、万華鏡を通して人や人ならざるものと同期してしまう佐香と彼の年下のパトロン森住。二人が遭遇する奇妙な客たちは醜かったり、やさしかったり、かなしかったり…
冷たく見えて心根は優しい佐香と人当たりはよいが現実主義でドライな森住の対極性がなんともいえない。
著者プロフィール
花川戸菖蒲の作品





