かくりよの宿飯 五 あやかしお宿に美味い肴あります。 (5) (富士見L文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040720869

作品紹介・あらすじ

"隠世"の老舗宿「天神屋」で食事処を切り盛りする女子大生の葵。
 銀次とともに、南の地のライバル宿「折尾屋」に攫われた彼女だが、持ち前の負けん気と料理の腕で、逞しく居場所を作っていた。
 銀次と乱丸の行く末を心配する磯姫の想いを継ぎ、「海宝の肴」の担当を買って出た葵。早速献立の考案や食材集めに奮闘する彼女と銀次の元に、「天神屋」から思わぬ助っ人(?)がやってきた!
 懐かしくも頼もしい仲間に励まされ、準備も順調に進んでいたのだが、呪われし南の地には、それを快く思わない存在がいて……。

感想・レビュー・書評

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  • 折尾屋編・後編!
    ふう、いったん一息つけた…のもつの間、恋の行方がキャー?!な方向へ…
    やっぱりすぐ6巻読みたくなっちゃった!!

    〜~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~〜

    海坊主が訪れる百年に一度の大事な儀式の食事を任されることになった女子大生の葵。
    しかし大妖怪・雷獣の妨害を受け、体調がピンチに!
    儀式に必要なアイテム集めも難航し、折尾屋の面々も疲労していた…

    しかしそんな中、海坊主は約束の日に、南の地へ訪れる…
    百年に一度の儀式の本当の意味とは…?
    葵たちは儀式を成功に導くことができるのか…?!

    〜~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    4巻から続いた折尾屋編も、この巻で一件落着でホッ。
    儀式の意味や海坊主の存在についても、推測にはなるもののちゃんと述べられていて納得。
    しかし次の百年には人間である葵はいない…
    というくだりもまた、人間とあやかしの違いを感じて、せつなくなってしまうのでした。

    葵の過去についての情報も少しずつ明かされ、そのさきも気になります。
    そして大旦那と葵の関係に加え、想像はしてたけとやっぱりそこも参戦してきちゃうのね!!という感じで、三角関係がどうなっていくのかもたのしみです。

    大旦那はなんだかんだと葵のことを守ってくれていて、見守るとこはしっかり見守り、助けるところは助けてのメリハリが素晴らしく…こんな旦那さんがいいなあ…ととろけてしまうのでした…
    大旦那さまのビジュアルが表紙にちょこっとなのがかなしいです、、

    かくりよの宿飯シリーズも5巻を読み終えて折返し!
    次は何巻まで揃えて読もうかな…
    もういっそ最終巻までかな?!

  • 味覚が奪われたりと色々あってハラハラしたけど最後は丸く治まってよかった!にしても銀次さんの立ち位置がなかなか切ない……

  • シリーズ続巻ということで購入。ドキドキだった4巻からの続き話。大旦那様、なにしてんっすか……w 今巻は飯テロ感もさることながら、色んなギミックで『あやかし』感が一層強く感じられる内容に。そして最後にはホロリときて……、とにかく面白かったです! 大きな話が一段落したものの、まだまだ不穏な臭い……?次は新章開幕という雰囲気になりそうですね。楽しみですv

  • やっぱ勝負事前にはカツ丼だねぇw^q^
    双子が夕顔来て南国風シーフードカレーとか作らないかな
    甘ちゃんでもみんなで仲良くできるならそっちの方がいい
    山ごはんおいしそうだった
    秋の味覚にも期待

  • (細かく言えば)四巻から始まった折尾屋編、これにて完結。折尾屋編の話がたった二週間の出来事だった事がびっくりする様な話のボリュームでした。

    大きな目で見ると儀式に必要なものを集めれたのは葵自身は気付いていなさそうですが、ほとんど葵のおかげだったなと。

    折尾屋の従業員は皆んな最初は葵に手厳しいあやかしたちだと思っていましたが、読んでいくうちに随分印象が変わり今では乱丸も双子もねねも秀吉ももちろん葉鳥さんも好きな登場人物になりました。

    雷獣は黄金童子様と同じ四仙のひとり…。
    こんな奴が…。雷獣は南の地を去ったけどまた絶対なにか葵達一行に仕掛けてくるなと…。ハラハラ。

    葵が幼き頃に助けてもらった妖について色々分かり例の食べ物は“呪い”が関係している…?まだまだ色々ありそうです。

    そして最後の最後にびっくり場面。まさかの展開。
    あとがきには次は大旦那様が活躍しますと、楽しみ。

  • 読了 2019 1017

    最初はどうなることかと
    ハラハラしたりしましたが
    ……良かった////

    あとがきにも書いてあるとおり、
    表紙にも仕掛けがあって。。
    読後、改めてみると『あっ!』と思ったりもして…

    前編、後編
    読みごたえたっぷり
    最後まで読むと達成感ありますね(笑)(笑)


    しかと見届けましたよ(*^-^*)


    海坊主のおもてなし料理もそうだし、
    どれもどのお料理も美味しそう☆

    食べたいっ(///∇///)
    『ローストビーフサンド』とか
    読んでいてお腹すきそうになりましたよ。


    作ってみたいのも
    いくつかあったので
    いつか『レシピ本』になったら
    良いなと思います!


    ココアとココナッツミルクの組合せなんか、
    ココナッツミルクってどんな味?と
    つい気になってしまいましたよ(˶'ᵕ'˶ )‪︎フフ

    ココナッツミルクアイスも興味が∩ω∩

    白玉揚げて食べるのも美味しそう////
    確かに想像しましたら
    新食感☆ですね!


    色々と解き明かされるような
    前編・後編でした!
    『折尾屋』との絡みも
    また読みたいです(///∇///)

    乱丸様。。かっこ良い…
    そして……

    あっ。。言いたい(笑)
    でもネタばれになってしまうので
    言えない
    すみません(^o^;)


    次も美味しそうなお話のようで楽しみです!


    アニメではどのように
    描かれているのか、
    まだ『折尾屋編』は見れてないので
    楽しみですね////

    実は、読んだら
    じっくりと見ようと
    思ってたのです(笑)(笑)

    やっと見れる‼

  • アニメを先に見てしまったので…ここでアニメまでの分は終了。確認作業のように読み進めましたが、次巻からの展開が楽しみです。

  • 毎回思うけど、葵って本当に大学生なのってぐらい料理の知識すごいしなんでもつくってしまって尊敬しかない

    海坊主のおもてなしのやり方から変えてしまうなんて夕がおをやってる葵しか出来なかっただろうし双子があのまま作ってたらまた儀式失敗してたのかもって思うと…
    ただ次の儀式に葵はいないってのがまた人間と妖の違いが出て切ない
    縫ノ陰様と律子さんみたいに結婚したらまた別だったりするのかな…?

    今回雷獣のことがあったけどねねや乱丸とか敵視されてるあやかしでもみんなに手を差しのべるのは葵の良いところだからこのまま変わらないでいてほしい



    銀次さんの言っていた津場木史郎の罪深い"呪い"ってのが気になる
    これから出てくるのに期待

    あと水墨画のところで"狭間"も出てきて、鬼嫁の酒呑童子が出てきたのは私だけではないはず…









  • 海坊主のおもてなしを任された葵。
    だが、雷獣によって味覚を封じられてしまう。

    海坊主の正体?のところまで読むと悲しくなる…
    あんなに可愛いのに…

    最後はおもてなしを成功させて、銀次と乱丸の仲直り。

  • 折尾屋の大事な儀式で「海宝の肴」の担当を買って出た葵。
    妖都から現れた雷獣に味覚を奪われる等、妨害にあうけれど天神屋の仲間も協力してくれて、海坊主の『本当の願い』にも気づいた。
    チビ、いつもは遊びに行ったりしているだけで特に何もしていないけれど、今回は海坊主の願いを気づくきっかけになり活躍。
    それにしても、雷獣はなんであんなに白夜さんが苦手なんだろう?霊力自体はかなり強い妖みたいなのに、全く敵わないよね。

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著者プロフィール

福岡県出身。小説『かくりよの宿飯』シリーズが大ヒットとなり、コミカライズ、TVアニメ化、舞台化など広く展開する。ほか代表作に『浅草鬼嫁日記』『メイデーア転生物語』(富士見L文庫)、『鳥居の向こうは、知らない世界でした。』(幻冬舎文庫)、『水無月家の許嫁』(講談社タイガ)などがある。

「2023年 『メイデーア転生物語 6 片想いから始まる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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