浅草鬼嫁日記 二 あやかし夫婦は青春を謳歌する。 (2) (富士見L文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040722535

作品紹介・あらすじ

前世で鬼の姫だった茨木真紀。生まれ変わった今は女子高生。浅草あやかしの悩みを聞く傍ら、花火大会に学園祭にと、やり直し人生にはイベントが目白押し! だがそこへ彼女の前世を知った陰陽局の面々も現れて……?

感想・レビュー・書評

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  • まさかの学校祭で河童祭り
    お化け屋敷や和喫茶(緑和菓子ばかり)に河童の着ぐるみまで出てくるなんて
    天下一女装や二人三脚等何か学祭と体育祭が混じってる感じもするけど
    馨もルーガルーの為に新たな狭間を造ったりお引っ越ししたり
    ミカの片目を奪った犯人が分かったり最後に安倍晴明の生まれ変わり?が現れたり
    次巻はちょっと荒れ内容になるのかなぁ?

  • とにかく元気で明るい真紀。それに振り回される馨は大変そうだけど、2人揃うとやっぱり楽しそう。馨が真紀のことを心から大切に思っているのも、良くわかるし。
    この巻では、真紀の不安定な「弱さ」が見えたことも馨も少し素直な態度を取るようになってきた理由のひとつなのかも。元気なように見せていても、馨には分かってしまうと思うから。

  • 文化祭をカッパだらけに・・・、それは楽しそうだ(笑)
    真紀の眷属の一人が敵になっていたのね。
    陰陽局のオレンジ頭は津場木津場木史郎の親戚だったのか。

  • ■ 2312.
    〈読破期間〉
    2023/~2023/12/31

  • 絶対なるラブコメ! あやかし夫婦最高!

    相変わらずの夫婦漫才を繰り広げる二巻。真紀の両親のことやミカを襲った人物も判明し、新メンバーも加わった。面白さは前よりもパワーアップしており、ラブコメというよりはコメディに近づいている気が……と思ったら最後で恋愛大好きな人の心をガッチリと掴むセリフが! さすが友麻先生! 大好きです!

    また、「青春を謳歌する」に相応しい高校と言えば?ーー文化祭! ということで面白い企画やイベント盛りだくさんの巻でもあった。障害物競走に、女装大会(これで何となく察してくれ! 女装といえばあの人しかいない! 最高だった! 超面白い!!!)など、これまた読者の笑いを誘うものが詰まっていた。

    さて、最後に言えるとしたらーー三巻も買うしかないよね!(だって続きが気になる終わり方をしたんだもの!)ということで、まんまと読者からお金を吸い取る罠と知っていながらもその面白さには代えられず、罠にかかって行きましょう!(でも、これにはお金を払う価値があるものね。いくらでも献金できちゃうよ)
    三巻も楽しみに本を閉じた私でした。

  • 新キャラが次々と登場して、でもいい人、いい妖かしばかり。
    タイトル通り青春を謳歌してるなぁと。
    前回無かったご両親の亡くなられた詳細が明らかに。
    読みながら何度も吹き出して声を出して笑って、何度も涙が出る話でした。
    そして、ラスト…凄い気になる。

  • 続々と真紀の過去が明かされて一つ解決したと思ったらまた新たな問題が…
    今回は手鞠河童がたくさんでてきてかわいかった

    私は学校行事に全く参加してこなかった人生だったからこういう部活とかでみんなでやるの楽しそうだなって思ったり…
    また一波乱起きそうなところで終わってるから続きを読むのが楽しみ。

  • あやかし夫婦シリーズ第2弾。
    高校生らしく文化祭がメインです。
    前世で夫婦、今世ではまだ高校だけど熟年夫婦の様で可愛らしいです。
    出てくる妖怪たちもユーモラスでほっこりします。
    真希と馨のもう少し仲良くしてるところを見てみたい!

  • 「元あやかし夫婦の休日」
    あの日以来たまには素直に。
    彼女の存在が大切であると再確認したからこそ、ふとした瞬間に彼は口を滑らせてしまうのだろうが前世の記憶も大きく関与はしているだろうな。

    「飛ばない鳥、飛べない鳥」
    ある朝目覚めると歩いてたのは。
    前日の夜にテレビで見た姿や彼女が可愛いと言っていた事などから、あの姿になったのかと思うが妖にも肥満があるとなると要注意な気がするな。

    「陰陽局・東京スカイツリー支部」
    彼女が本物か測ろうとした機器は。
    眷属の証言や過去の私物から彼女が茨木童子に関わりある事が分かっている中、あの不具合を起こした装置は本当に霊力を測るだけの式盤だったのだろうか。

    「うちのかっぱ知りませんか?」
    生徒会の横暴に対抗する為に。
    彼の言う言葉は色々な統計に基づき間違いはないのだろうが、いくら何でも自分勝手過ぎるうえに文化部を馬鹿にし過ぎているのでは。

    「浅草の神様のいうとおり」
    過去の出来事を水に流す代わり。
    これまで見かけた妖狐もだが学内での金髪姿というのが少し気になるが、自分達が優位に立ち交渉しようとするという提案を彼からしてくるのは中々に珍しい事では。

    「嵐の夜に」
    唯一彼女の心が弱くなる日には。
    いくら後悔しても変えられぬ事実を受け入れるには、彼女にとって一般的な家族よりも難しい事であるだろうが彼が傍に居る限り今世も幸せに暮らせそうだな。

    「晩夏の流星」
    夏といえば川遊びに花火に流れ星。
    彼は欲望に忠実になったのか暑さに頭がやられてしまったのか気になる所だが、あの星を見て彼女は一体何を思い出しそうになったのだろう。

    「学園祭はかっぱ色(上)」
    大事な何かを失った舞台の上。
    流石鵺の生まれ変わりと言うべきなのか持つべきして生まれ変わった姿が素晴らしいのか、どちらも合わせて持っているからこそなのだろうが男子はいい夢をみたろうな。

    「学園祭はかっぱ色(下)」
    運動部に有利な企画のはずが。
    盛り上がったから良しと言う訳でも無く、副会長からしたら下に見ていた者達に負ける事がどうしても受け入れられず悔しいのだろうな。

    「人狼の記憶」
    彼の瞳を借りて見た世界には。
    まさか彼女の両親の事故がここに絡んでくるとは想定外だが、それと彼の境遇を別に考えて彼を救う道を選んだ彼女は果たして鬼の記憶を持つ者だけではないだろうな。

    「かつて大妖怪は夢を見た、そして…」
    願わくば静かで幸せな日々が。
    どこかで感じた事がある霊気だとしても、それが自分達側についていた妖なら兎も角最終的には対立し自分達を過去に葬った者の関係者となると気付かないのも無理ないな。

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著者プロフィール

福岡県出身。小説『かくりよの宿飯』シリーズが大ヒットとなり、コミカライズ、TVアニメ化、舞台化など広く展開する。ほか代表作に『浅草鬼嫁日記』『メイデーア転生物語』(富士見L文庫)、『鳥居の向こうは、知らない世界でした。』(幻冬舎文庫)、『水無月家の許嫁』(講談社タイガ)などがある。

「2023年 『メイデーア転生物語 6 片想いから始まる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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