おいしいベランダ。 3月の桜を待つテーブル (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040722856

作品紹介・あらすじ

【恋も料理も 秘密がスパイス!?】
 栗坂まもりは、イケメンでベランダ菜園オタクの亜潟葉二とお隣住まいの恋人どうし。
 付き合ってはじめての12月。クリスマスに年越しにとイベント盛りだくさんのシーズンがやってきた! ベランダ野菜を使った葉二のおいしいご飯で関係も急接近……なんて期待をしていたら、招かれざるお客さんが次々現れて、全然二人きりじゃないですよね!?
 年末には過保護な母まで来襲! お手伝いもしなかったずぼら娘・まもりの大掃除を心配したらしい。不意打ちの訪問から、母に葉二とのお付き合いがバレて――?

感想・レビュー・書評

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  • おいベラ、第3巻!
    イケメンベランダ菜園オタクの亜潟さんと大学生のまもりのほのぼのラブコメ。会話もテンポよくて楽しい。菜園の野菜たちも2人の恋も順調にすくすく成長中…といった感じですね。
    お話に出てくる料理は実際に作っても美味しいのです。まもりの弟ユウキは、姉のことを『まりも』と呼ぶのが可愛くて可愛くて…!

  • シリーズ3作目。今回はまもりの家族が二人に関わってくる。どこにでも居る普通の家族で温かい。季節はクリスマスからお正月、お節のアレンジ料理など参考になるレシピもたくさんあった。

  • 3作目読了しました。

    今回も色んなお料理が出てきて…
    チキンが美味しそうだった。
    ベランダ菜園も楽しそう。
    我が家も何か植えてみようかな。

    今回は、まもりちゃんの両親も登場。
    そして亜潟さんの(大袈裟だけど)本心も聞けて。
    まもりちゃんと亜潟さん、今後どうなっていくのか楽しみ。

  • 帯で,「母、襲来!!」(意訳)ってあったので、「おぉ!どんだけ拗れるんだろうワクワク(他人事)」って思ってたんですが、割とお二人共理解のある親御さんで、ちぇっと内心思ったりして(笑)嘘ですw
    いやいや、良かったですね。

    ◾️印象に残ったフレーズ
    p.219
    「……母さんとぶつかると、まもりは昔から意固地になるからなぁ。呑気者のナマケモノが、がちごちのアルマジロになる」

  • ふたりのなにげない日常、時にはケンカや、その仲直りにも、ベランダの野菜たちと料理がともにある。
    恋愛と園芸の2本柱が、自然にしっくりなじんでいる。

    年上で、相手の話をきちんときく大人らしさがあるようで、実はツンデレで、好きなことには沼化するけれど、興味のないことにはその真逆という、極端さを秘めた、亜潟葉二。
    それを中立で、懐の広いまもりが受け止めている、という構図なんだなと。
    そんなまもりにも地雷があるので、すったもんだが発生するわけですが。
    巻を重ねるにつれ、ふたりの描写が深まって、よりリアルに。
    なんだかんだで、この短期間にどんどん次のステージに進んでいくふたりだった。

    第1巻のころから、どうしても「まもり」を「まりも」と見間違えてしまっていたので、ユウキの登場には、仲間を見つけた気分。

  • 相変わらず、とても面白かったです。
    最後のほうに、ちょっと波乱の香りを匂わす一文があって、これは間違いなく続巻の予感!
    波乱は心配だけれど、続巻は嬉しい、ありがとう富士見L文庫様!

    これから夏を目前に、ガッツリ年末のお話。
    それでも食べたい大根と、おせちリメイクピラフの一冊でした。

  • 器用というか、要領がいいというか、こういう人っているよねぇ...ってちょっとだけ歎息。連作の 3 作目とは知らずに読んだけど、その点は問題がほぼなかったからよかった。

  • ホントにほのぼのした、ほんわかするシリーズ。
    1日で3冊目…このまま4冊目読んじゃおうかなぁと
    思うほど2人の恋愛の行方が気になるわぁ〜。
    ちなみに、知ってる地名がでてきてグッと親近感湧きました。

  • 嫉妬に喜ぶのは片方だけ
    嫉妬させるのは嫌だなぁ〜
    でも嫉妬するってことはそれだけ相手を大事に想ってるってことだよね
    ちょっと複雑
    しかも実家にお隣さんがバレてしまった
    親としては心配だよね
    歳離れてるし、自分の目で詳しく確かめられないし
    でも無事納得してもらえて良かった

  • まもりのお隣で親しくしている人が男性ということが母にバレ、まもり母登場。
    そしてバトル。
    それを説得しに年末は二人揃って栗坂家に乗り込む。

    今まで、まもりの、のんびりとした物知らずな部分は、「まぁまぁ…」と思っていたが、
    ケーキ作りの段階で「そりゃないわ…」とさすがに呆れつつ。
    葉二、ごくろうさんです。

    そして年末年始のバタバタは想像しただけで、この世の終わりかと思えるくらいしんどい。
    自分のことじゃなくて良かった。笑

    それでも、二人が周囲の理解と助けを受けながら、
    少しずつ同じ速度で歩けるようになるといいな。
    がんばれ。

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著者プロフィール

1999年度ノベル大賞佳作受賞を経てコバルト文庫よりデビュー。以降、少女小説、ライトノベル、漫画原作など多方面で活躍する。主な著作に「谷中びんづめカフェ竹善」シリーズ(集英社)、『蒼井葉留の正しい日本語』『横濱妖精探偵社』『恋するアクアリウム。』(KADOKAWA)など。描かれる人間関係や作品世界のあたたかな雰囲気は、多くの読者に支持されている。

「2023年 『犬飼いちゃんと猫飼い先生2 お友達から卒業しますか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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