カロリーは引いてください! ~学食ガールと満腹男子~ (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.72
  • (7)
  • (11)
  • (12)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 147
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040722863

作品紹介・あらすじ

大学の学食で働く楓は、学内の人気者・朝生くんのマンションに住み込みで、ご飯を作る契約をしている。学業優秀、スポーツ万能、悩み事も優しく引き受ける彼は、まさに完璧だった――たった一つ、その体重を除いて。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ハイスペック巨漢と栄養士の幼馴染のラブコメミステリー。飯テロというアンソロージーに収録されていた同タイトルの短編以来、ハイスペック巨漢のキャラがツボでこちらも読みました。お金持ちで育ちも良くて頭も切れるし、人望もある。敷いて難点を上げれば巨漢であること。でもそれに引け目を感じるどころか長所だと言わんばかりに爽やかに売り込んでくる彼や、彼のダイエットをサポートする立場ながらもついつい彼に甘くなるヒロインのやりとりが微笑ましい

  • 朝生くんも楓ちゃんも(響子さんも)いいキャラしてます!
    アニメ化したら楽しそうな作品。
    実写化は難しいだろうなぁ…朝生くんがね…と思ったら急に純烈の酒井さんを思い出してしまったぁ(笑)
    年齢も何もまったくかすりもしないのにね(笑)

  • これも『薬屋のひとりごと』の日向夏の作品.学生食堂のおねえさんと幼なじみのかっこ良いデブの話.それにしても日向夏の多作には驚かされる.まだまだこの人の作品を読んでみたい.

  • デブが活躍する日常のトラブル&ミステリ+ご飯もあるよ

    幼い頃は病弱でガリガリだったけど、いつの間にか頭脳明晰で狡猾でコミュ力の高い情報通のハイスペックデブになっていた朝生くん
    家賃の代わりに幼馴染で弟分の朝生くんの食事を作る事を条件にマンションに住む楓さん
    大学の学生食堂で栄養士として働く楓さんと無駄にハイスペックな能力を駆使する朝生くんの元に舞い込む事件とは?なお話

    主な事件としては、ストーカー疑惑、マーキング被害、詐欺、美人局、隠し金、荒らされた学食のお米、ミスキャンパス候補者への嫌がらせ等々

    1.大根男子と巨漢な彼と
    2.ハンバーグと美人局
    3.おだしとホームパーティ
    4.鶏飯と仕入れ事情
    5.葛餅と学園祭

    事件の謎解きと言うよりはトラブル対応の方が近いかなぁ
    無駄にハイスペックで腹黒い朝生くんのキャラは面白くて好き
    明確な言葉としては書かれていないけど、楓さんの事を……ってことだよね?

    料理についても自分で試してみたいものがいくつかあるなぁ
    餃子の皮を大根スライスで代用するとかね

    それにしても、世間のイメージとしてはデブはネガティブなものだけど、ここまでアンバランスな能力ってのも面白いなぁ
    「C級サラリーマン講座」ってマンガで意識の高い無駄にハイスペックなデブをネタにしてたけど、あれをもっとコミカルにした感じだろうか

    ま、楓さんも、体重以外はおよそ欠点の無い男性に成長した朝生を見て「どうしてこうなった」というため息が止まらない
    わけだしなぁ
    こんだけ大きくなった理由って過去に何かあるんだろうけど、明確には書かれてないので、続編とか期待してもいいんだろうか


    あと、読んだ後で知ったけど、作者さんは「薬屋のひとりごと」の人なのね
    言われてみればそんな雰囲気もあるような

  • パーフェクトなぽっちゃり男子が美味しいご飯のために奮闘する。
    米の話とかちょっと怖い。
    食べる側は作り手を信用するしかないのだなぁ。

  • お金持ちのお坊ちゃまで文武両道、コミュ力高くて人脈も広いハイスペックなデブ朝生君と、栄養士の幼馴染みで彼を痩せさせようとする楓の日常の謎系ライトミステリー。
    作中で楓が作る様々なダイエットメニューの詳しいレシピが気になります。健康的に痩せたいじゃん…
    朝生君が何故にここまで何でも出来る子なのか、複雑そうな家庭事情はどこまで明かされるのか、色々謎めいた要素が残っているので続編希望。

  • 3分の1から流し読み。あーわたしの苦手なタイプの内容でした…犯罪に巻き込まれるのは全然平気だけど、負の関係はやだ。痴漢冤罪でっち上げとか美人局して金を脅し取る自称女子高生とか。リアルにありそうな事件はやだな。勧善懲悪ではあるんだけどドロドロ感情がダメだ。キャラもなぁ。デブだけど色々出来ます頭も良いし人望もあります柔道黒帯で動けますって…感情移入出来ませんでした。料理もいまの気分ではない。残念。表紙から、もっとかるーい可愛らしいお話を想像し、また1人で勝手に騙されたー。

  • 朝生が108キロというおデブさん設定のため、普通にしていてもコメディなノリになっていて楽しい。
    おデブさんでもスマートで清潔なので、むしろ可愛く見えます。
    家族のような幼馴染の距離感も話に合っていて良かったです。

  • 108キロ黒帯超重量級選手って基本筋肉ではなかろうか。
    できるデブ、というのはギャップを狙ったのだろうが、
    実はいろいろなところで見たりする。
    まあ、細く変身するのも多いけどな。
    たまにはこういうほんわかもよかれと。

  • 昔の知り合いに頼まれて、息子をダイエットさせる事に。
    しかし中々手ごわくて、まったく体重が減らない!

    本題は、ダイエットですか、食べ物ですか
    事件ですか? と聞きたくなる状態です。
    面白く読めますが、3つ全部を入れているので
    どれもこれも中途半端。
    キャラだけで読んでください、というのなら
    楽しく読む事ができます。

    一応、空腹時には読まない方がいい内容だと思います。

全14件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

福岡県出身。小説家、ライトノベル作家。2012年に「小説家になろう」に投稿していた『薬屋のひとりごと』が書籍化され、デビュー。同作は2種類のコミカライズされ、ねこクラゲ作画の作品は「次にくるマンガ大賞2019」でコミックス部門の1位、倉田三ノ路作画の作品は「Google Play Best of 2019」のユーザー投票部門にノミネート。23年にアニメ化された。

日向夏の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×