ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム

著者 : 赤野工作
制作 : 石黒 正数 
  • KADOKAWA (2017年6月30日発売)
3.93
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  • レビュー :3
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040723471

作品紹介・あらすじ

2115年4月、レトロゲームレビューサイト「ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム」が開設した。長いゲーム史において低評価とされた数々のゲームを通じ、管理人が至るゲーマーのいやはてとは……?

  ――*――*――*――*――*――

小説投稿サイト「カクヨム」にて空前の人気を誇る、空想ゲームレビュー小説が単行本で登場。膨大なゲーム知識の裏打ちによって描かれる、未来世界のレトロゲームの追体験は、読者をまだ見ぬ懐かしい世界へと誘います。ゲーマーも、SF者も、Web小説好きのあなたにもオススメの、唯一無二の一冊です。

ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネームの感想・レビュー・書評

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  • はるか未来の視点から、現実でいう未来に当たる時期に出たレトロクソゲーを、レビューするブログという体裁の小説。

    全て説話的で、何かいいことを言おうとしている感じがとてもしつこい。
    承認欲求おじさんの、冗長で繰り返しが多く、謎の留保と言い訳に満ちたブログを延々と読まされているような。
    何が悲しゅうてそんなん読んでいるのだろうと思った。分量が多くなければそこまで辛くなかったけれど、これはあまりに分厚い小説だった。

    評価されないクソゲーに対する優しさは、友達がおらず、社会で存在感のない自分に対する優しさにしか思えなかった。
    自己愛が強すぎるというか。
    承認欲求おじさんの、ひねくれた回りくどい仕方での壮大な自己肯定。
    読んでいてつらさしかなかった。

    もしそのような文体を自覚的に作っているのだとすれば、この作家は大したものだけれど、ウェブ上の文章を見る限り、作家の普段の文章と変わらない。

    そのような承認欲求おじさんの自己肯定を通じた作家の自己肯定なのだとすれば……なおさらつらい。

    ちゃんと自腹切って買ったのだけれど、、、久々に「うーむ」と唸った。

  • 「2115年」現在から見た「レトロゲー」を紹介する「低評価ゲームレビューサイト」のまとめ。

    いわゆるクソゲーのレビューなのだけど、何故それがクソゲーと言われるに至ったか、丁寧にゲームそのものを解説しつつ、そのゲームが発売された当時(主に2050年代~2080年代)の流れを交えつつ、レビュアーがどれほどそのゲームを楽しく遊んだかが語られる、まだ見ぬゲームなのにふしぎな懐かしさを感じる。

    元がデビューサイト(という体)なので書籍になってしまうと若干の物足りなさを感じるものの、面白さには変わりなし。
    根底にあるサイバーパンク感もいい。

  • ウェブサイトで発表されてたやつが好評なので紙に印刷してみましたと言ふもの。
     時代がこう成ったので、このやうなゲームを作りました。こんなふうに糞ゲーになりました。と言ふのが延々。
     ゲームを異常な速度でクリアしてしまふ美少女型ゲーム機、レヴェルが上がると画面がしょぼくなり果ては凄いことになるゲームばか矯正ゲーム、なんか知らんけど異様な、ARだか何だかができた問題、他、技術の進歩と人類の愚行がいかなるバカゲーを作ってしまふかの歴史が流れる。
     うむうむ。

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