- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040723556
作品紹介・あらすじ
アイドルのゴシップに、未解決の通り魔事件――伝説的スクープを出してきた週刊永冬編集部。そこに配属された上原岬を待っていたのはゲスな激務だった! 毎日がんばる編集ガールの、なりふりかまわぬお仕事小説!
感想・レビュー・書評
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文章が面白くて、一気に読めました!
雑誌編集の闇を見た気がします。
世の中の雑誌はこのように作られているのかと……
記者は事件解決のために真実を追い求めるが…
その真実が時には刃となり、被害者をも傷つけてしまう…
難しいところですね。
キャラが一人一人濃いんですが、中途半端に終わってるのが残念です。
名久井さんの歪んだ愛ももう少し詳しくお願いします!
名久井さんでスピンオフ読みたいです!
木戸先生視点からの物語も読みたいです!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゴシップ誌編集部に配属された新米社員上原岬のお仕事奮闘記、といえば聞こえはいいけれども、やってることは非常にゲスい。
最近の芸能人の不倫だとかスキャンダルだとかで『週刊誌』という言葉に感じるある種の嫌悪感そのままの仕事だからこそ、それを覚悟と信念をもってやる主人公の話はとても面白い。でも「その仕事っぷりに元気をもらえました」的なお仕事小説では、ない。やってることがやってることだけにやっぱり、ゲスい。
ただ物語が嫌悪感だけではないのは、文章が上手いし面白くてグイグイ読ませてくるから。あっという間に一冊読了。
あるのなら2巻目、もしくは別の作品も読んでみたい。 -
文章のテンポ感がかなりよく、さくさく読ませてくれる。この表現をそう喩えるか!ってとこがちょいちょいあって、今後の作品も楽しみな感じ。
ただ、大オチ(?)の後の展開がなんかちょっと雑…。その要素要ったか?話の畳み方に迷ってひよった?って感じで……読後感が悪いとかじゃなくて、なんかすごくもやもやした。
最後数ページがなければめちゃくちゃよかったのになぁ…。
あとは一部脇役(女先輩とか隣の部のトップとか)の描写が足りなくて、ちょっと勿体なかったな。
ここらへんにもちゃんとライト当てて、次回作以降で掘り下げてほしい。女先輩がただの性格悪い人みたいになってる。 -
最初から最後までテンポ良く読めました。
読みやすい文章ですが、表現力や単語のセレクトの随所に著者のセンスを感じることができる、デビュー作とは思えない出来上がり!
登場人物もみなキャラが立っていて、一作に留めておくには勿体無い!ぜひシリーズ化して、広瀬や名久井、黒川のエピソードをもっと読みたい。