- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040724089
作品紹介・あらすじ
ギルド長を加えたパーティで、全世界に力を見せつけたツトムはやっとの思いで名誉を挽回する。更なるヒーラーの地位回復を目指すツトムは有力ギルドの指導を始めるが、集まったのは各ギルドの問題児たちで……!?
感想・レビュー・書評
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ツトムは仮ギルド員となってアタック、タンカー、ヒーラーという3つの役割の重要性を広めていく。
最初は生意気だった金色の調べのユニス、自信のなかったアルドレッドクローのステファニーも訓練していくなかでヒーラーの才能を開花させていく。
火竜討伐で、一時戦線崩壊したPTを立て直したステファニー、安定して火竜討伐したユニス。
そしてツトムは再びガルム、エイミーとともにクランを立ち上げダンジョン100階層を目指す。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズの第三弾は別ギルドのヒーラーを協働する教育編である。具体的には、金色の調べに所属するユニスとアルドレットクロウに所属するステファニーを教育する内容となっている。
ネット版を読んでいる方には、この辺の連載がだいぶ不評であったことも記憶にあるだろうが、そのことを踏まえてリライトしている点で違いの大きい書籍化になっている。筋立ても大きく違うし、ユニスの立場や能力的にも設定上の変更が加えられている。
端的に言えば、各クランを訪問する形だったネット版とは違い、同時にユニスとステファニーを教育する方針となっている。意外な人物が顔見せしているところなども注目すべき変更点だっただろう。
シナリオ上の変更がどう影響するかは、続巻で判断せざるを得ない。彼女らは本編ではかなり特色ある存在となっているから(特にステファニーはそうだろう)、そうした解釈を余儀なくされる。
というわけで、ここでの評価は星四つ半相当としておきたい。