かくりよの宿飯 七 あやかしお宿の勝負めし出します。 (7) (富士見L文庫)
- KADOKAWA (2017年11月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040724720
作品紹介・あらすじ
かくりよの中心・妖都へ向かった大旦那様が行方不明に。天神屋史上最大の危機に動揺する葵は、お帳場長の白夜から密命を受けた。それは妖都行きの宙船に、食事処“夕がお”の屋台を出して出張営業することで……!?
感想・レビュー・書評
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おもしろさのギア、上げてきてる!!
新キャラのビジュアル!ビジュアルをくれ〜!!
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妖都へと旅立った大旦那が、帰ってこない…?
雷獣の戯れによってピンチに陥っているらしい大旦那様を助け出そうと、天神屋の面々は動き出した。
葵は宙船で屋台を出しつつ、妖都へと向かうのだが…
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【主な見どころ】
・宙船で屋台
・妖王の孫・竹千代様とのエピソード(第3話〜)
・天神屋のお帳場係・白夜さんの過去(232ページ、幕間・白夜懐古)
・お宿・天神屋創設の話(153ページあたり)
登場人物紹介がついたので、前よりさらに読みやすくはなりましたが、それでもそこにおさまりきらないキャラもいて、登場人物紹介は2ページ使ってもいいんですよ…!!てか使ってください!!お願いします!
特に今回は表紙絵に知らないビジュアルの2人が…誰??とおもって調べたら、サスケ君と砂楽博士だったみたいです。
そしてあとがきによると、表紙に大旦那様もいるらしいのですが…み、見つけられない…!!
正解を、誰か正解をください〜!!!
そしてザクロと竹千代様(新キャラ2名)のビジュアルください!!
あ、雷獣はいらつくのでビジュアルいいでーす(笑)
大旦那様がしっかり出てくるのは冒頭の回想くらい(あともう一箇所は姿なし)なのですが、冒頭の回想部がせつなくて胸キュンなのでいないのに印象ばっちり!な大旦那様です。
そして妖王のお孫さん・竹千代様と葵のエピソードもベタではあるけれどもほっこりしました。
そして今回の飯テロもひどい(褒め言葉)!
いろいろ食べたくなってしまいました…
白夜様の過去も垣間見え、白夜様を見る目もちょっと変わりました。
そして銀次さん…銀次さあ〜ん(泣)せ、せつない…その想いが…(201ページあたり)
銀次さんにはほんっとうに!しあわせエピソードを望みます…!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今作も面白かった!おでんにマカロンに美味しそうなものが沢山!にしてもチビが可愛すぎる
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次々と仲間達の過去、抱えているものがわかってきて
そして、葵ちゃんの役割も確固たるものになってきましたね。どんどん大円団に向かっている感じで寂しい気もありつつも早く次を読みたくなります。 -
毎回恒例の大旦那様を探せ、今回すごい難しい…
他の人の口コミみたらわかったけどこれ?とはなった笑
意味深なワゴン販売のお客さんの正体が次わかったりするのかな?
簪も花開いてしまったけどどうなるんだろう…?
葵も大旦那様に好意もってるみたいだけど…
あと白夜さんに奥さんがいたのに普通にびっくり
なんとなく仕事に生きてるのかなって思ってた
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■2216.
〈読破期間〉
2022/6/3~2022/6/9 -
かくりよの宿飯シリーズ7巻。いろいろ謎だった大旦那さまや白夜さんのことが少しわかる回。というか白夜さんは人間の奥さんがいたのかー。鈴女さんとのエピソードよかった。大旦那さまの正体は薄々察していたけど、色々大変そうだなあ。それはさておき、銀次さんの葵への気持ちがチビやアイちゃんにバレてるの笑う。折尾屋を頼もしく思う巻でした。ハンバーガー食べたい。
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「夜間飛行」
名物と共に潜入を。
大胆な様で普段とは違うが商売にも手を抜かない辺り彼らしいと思うが、今回の件に真っ向から勝負を仕掛けても勝てないと分かっているからこその作戦なのだろうな。
「隠世夜咄」
まずは現状を把握。
いくら妖達と共に過ごしているからといえど、こちらでの常識を知っている訳で無いからこそ同じように人間界から来た彼女の説明は分かりやすかったろうな。
「野菜嫌いな御子」
食事は一人寂しく。
跡継ぎ問題は宮中や血を絶やしてはならぬ場では仕方ない事であるだろうが、自分に価値が無くなったからといって誰一人として構わないなんて悲し過ぎやしないか。
「妖都迷宮」
彼が牢に入った訳。
良くない存在であり見つけ次第封じるのが当たり前なのかもしれないが、彼のこれまでの言動を見てきていても邪鬼と分かった途端問答無用というのは納得いかないな。
「天神手毬遊び」
彼女に出来る事は。
時には戦力外になる事もあるだろうし当たり前だが全てが料理で解決出来る訳で無いが、彼女の作る料理には特別な力があるのだから別の場所で活躍は可能だろう。
「冬眠のスープ」
彼の筋書きを壊す。
正直な話をすると自分勝手に動き回る雷獣の方が妖に害を与える悪い存在の様に見えるからこそ、彼の描いている物語を壊した時の反応が楽しみであるな。
「宮中参上」
忍び込約束の品を。
大人の事情で振り回される者の気持ちを考え接する事が無かったからこそ、彼女の優しさに触れ彼は素直な子供に戻ると同時に現状と向き合う強さも得れたのだろうな。
「勝負めし」
追撃をしてくれた。
時が立つにつれ忘れ去られるかもしれない何気無い一品だとしても一瞬でも誰かの心に残る物になれば、それだけで価値はあるのではないだろうか。