浅草鬼嫁日記 三 あやかし夫婦は、もう一度恋をする。 (3) (富士見L文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040724744

作品紹介・あらすじ

前世であやかしだった真紀たち三人の前に、宿敵・安倍晴明の生まれ変わりだという教師・叶冬夜が現れた! 叶は真紀たちが、お互いに前世にまつわる3つの嘘をついていると指摘。三人の仲に不協和音をもたらして――

感想・レビュー・書評

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  • 修学旅行で京都へ
    いくら想いあってもやっぱり言葉にしなきゃわからない事が沢山ある
    茨木童子の最期は明治時代、しかも酒呑童子の首を探して、悪妖になってまで敵を取りながら長い期を過ごして最期は相打ち
    来世でも一緒に居たいと想うその気持ちだけで動いてたんだから
    知らなかったとはいえ酒呑童子は幸せ者だよ

  • 真紀が馨には絶対に知られたくなかった過去。その過去の話も、それを必死に隠そうと頑張る真紀も悲しかった。馨だって、それで嫌いになることはなくても、ちゃんと話さないと理解するのは難しいだろうし。お互いのことを心から思っている2人だけど、その2人の無器用さがもどかしかった。それでも、想い合っているのだから、きっと大丈夫。と思えるのは、嬉しくなったけれど。

  • お互いに秘密を抱えているとわかった三人。京都へ修学旅行に行き酒呑童子と茨姫の馴れ初めと悲しい別れが明らかになり、絆をさらに深めた二人。
    おもちが可愛い。

  • ◾️ 2402.
    〈読破期間〉
    2024/1/21~2024/2/4

  • 安倍晴明の生まれかわりから聞かされた、茨木童子の嘘…というよりも大事な秘密。
    あまりにも切ない、苦しい、鬼の夫婦と家族の物語。

    醜くなった自分を知られたくないという乙女心。
    夫の首を探して探して、明治まで生きたのに、夫の首と再会できたのは生まれ変わってからなんて…。
    どれだけ辛かったんだろう。

    そして、由理の秘密。
    え?生まれ変わりじゃないって事?鵺のままって事?
    きっと次巻でなにかわかるのかな…?

  • いままでのこのシリーズで1番好きかもしれない
    まさかの安倍晴明の登場で引っ掻き回さないでって思ってたけど本人も言ってた通りただ見守るだけ?
    まだまだ波乱の展開が起きそう。 
    今回は馨の過去話がメインだったけど由理のことがまだわかってないからこれから明かされていくのかな…?

    あと、舞台が京都にうつってまた雰囲気が違って新鮮だった
    観光名所が色々でてきて毎回こういうお話読むと思うけど、京都に行きたくなった

  • 泣けます!めっちゃ泣きました〜!

  • あやかし夫婦第3段。
    安倍晴明の生まれ変わり、登場です。
    清明の一言で3人の間がぎくしゃくしてしまいますが、最後には丸っと収まります。
    修学旅行で京都へ。
    私も行ったことがある場所が出てきて嬉しいです。
    今までにない、真希と馨が見られるのでドキドキでした。
    真希の気持ちも分かるし、馨の気持ちも分かるよ。

  • 「星を背負う陰陽師」
    自分たちの勘違いと信じたい。
    彼の存在が今後どんな影響を与えるのか、本当に彼女たちの幸せを願い中立の立場として動くのかは謎だな早速溝を作って立ち去った所を見ると何とも言い難いな。

    「熊と虎」
    新たに引っ越してきた住人は。
    彼女の名を聞き彼を探して来たのであれば組合の人間が態々あの場に住むよう手配したのだろうが、色々と予想外な出来事も重なり宴も盛り上がっただろうな。

    「黄昏時のカッパーランド」
    時折混ざる現世と狭間の現象。
    怪奇現象の一つではあったが少なくとも、その原因となる出来事が解決したのはいいが二人の間に響く不協和音はこの先どうなるのだろう。

    「貴船の水神」
    頼まれていた傷を癒す為に。
    修学旅行に来てまで龍神の身体の清掃となると少し気の毒に思えるが、前世から懇意にしていた者が傷を負っているとなると少しぐらいの苦労も仕方ないと思えそうだな。

    「鞍馬天狗の行方」
    一羽を残して消えた天狗たち。
    鞍馬の山から姿を消したはずの天狗達が他の妖を狙い誘拐しているとなると、一番最初に消えたという鞍馬の長が全ての鍵になりそうだな。

    「宇治平等院の秘密」
    彼女達が見つけた穴の先には。
    天狗たちが何をしていたのか結局分からずじまいだが、今の彼女にとってはそんな事など関係なくどんな形であれ夫との再会が一番だろうな。

    「時巡り・馨 -大江山酒呑童子絵巻-」
    過去の終焉の先にあった未来。
    彼女が語りたがらないうえ、元眷属である誰もが彼に語れなかった事をあの瞳が全て見せてくれたおかげで知れたのは良かったのかもな。

    「あさきゆめみし宴の続き」
    彼を再びこの世に蘇らせようと。
    最初から最後まで裏切り者であった彼女は、関わってきた全ての者を欺いてまで一人の男を自分の物にしたかったのだと思うと切なく感じるが多分そうでは無いのだろうな。

    「そして夫婦は、もう一度恋をする」
    真の過去を知った後に聞く事は。
    彼女としては今後どんな形であれ彼からの質問には答えるつもりだったのだろうが、一番に問われた事があれだと出鼻をくじかれた様な気分だろうな。

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著者プロフィール

福岡県出身。小説『かくりよの宿飯』シリーズが大ヒットとなり、コミカライズ、TVアニメ化、舞台化など広く展開する。ほか代表作に『浅草鬼嫁日記』『メイデーア転生物語』(富士見L文庫)、『鳥居の向こうは、知らない世界でした。』(幻冬舎文庫)、『水無月家の許嫁』(講談社タイガ)などがある。

「2023年 『メイデーア転生物語 6 片想いから始まる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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