蜘蛛ですが、なにか? 7 (カドカワBOOKS)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 197
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040724829

作品紹介・あらすじ

蜘蛛子と魔王ら一行は、荒野を行く途中で、蟻のモンスターに襲われるが、当然軽々撃破。しかし、蟻の巣の底に眠っていたはずの……最悪最強の無人殺戮兵器が目を覚ましてしまって――!?

感想・レビュー・書評

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    なんでこうなった!
    って蜘蛛子自身が言っちゃうくらい、ファンタジーvsSFの巻。

  • ★私? 私はほら、ヒロイン枠だから風格とかそういうのはいらんのだよ。(p.151)

    ■感想
    ・世界観を壊しかねない強敵。なんのために出たの? と思ってたらもしかして多大なエネルギー供給のため?
    ・次からどうなるんでしょう?

    ■内容
    ・前巻にひきつづき楽しく旅行中、と思いきや強力な敵と遭遇。いがみあっているこの世界の最高戦力たち、魔王、教皇、ギュリギュリ、ポティマスが集結、共闘せねばならないというありえない事態に。蜘蛛子も強制参加。
    ・ポティマス、蜘蛛子から生まれて初めてと言えるほどの屈辱を受ける。
    ・ラスト、蜘蛛子に異変。

    ■主要登場人物
    【蜘蛛子】異世界から転生してきて小蜘蛛からスタート、なんとか生き抜いて今はアラクネへと進化し「白」と呼ばれている主人公。
    【魔王】アリエル。見た目は幼いが「最古の神獣」と呼ばれ戦闘力だけならおそらく世界最強。今のところ蜘蛛子も勝つ方法を見いだせない。性格は善人としかいいようがない。
    【ダスティン】神言教教皇。ただの人間のように思われるがいろいろ企んでいるもよう。人族「だけ」を優先し護ろうとしている。他心はないと思われる。そこが厄介だ。魔王に対しては「様」付けで呼ぶ。
    【ポティマス】エルフの族長で失われた科学技術を駆使できる。魔王ちゃんや蜘蛛子や教皇の当面の敵。
    【ギュリギュリ】ギュリエディストディエス。黒龍のようだ。普通の龍は下位バージョン。この世界の管理者、神様みたいなもんなんで別格な存在。当人は下位の神と言う。全身黒ずくめ。かつて複数いた「龍」、まあ至高の御方の一人で唯一残っている存在のようだ。
    【D】別名邪神ちゃん。この世界のクリエイターレベルのようだ。ギュリギュリですら言うことを聞くしかない上位神。いつもスマホで連絡してくる。転生したクラスの中にたぶんいた。たぶんあの人。
    【パペット・タラテクト・シスターズ】魔王アリエルの配下。内部にいる手のひらサイズの蜘蛛があやつる人形。神話級の強さを持つ。かつて蜘蛛子が苦戦しつつも作戦で勝利した連中の同形シリーズ。今は四体いる。魔王と休戦した後蜘蛛子の魔改造により美少女に変身。本人? たちも気に入っているようだ。アエル、サエル、リエル、フィエルと名づけられた。
    【吸血っ子】転生者のひとり。生まれたときから吸血鬼である真祖。
    【メラ】吸血っ子の眷属となりただいま特訓中。
    【ヒュバン】風龍の長。神話級でとんでもない強さだが口調は三下っぽい。まあ、登場時周囲にいたのが破格の連中だったので。

    【内容】
    ・前巻にひきつづき楽しく旅行中、強力かつ世界観を破壊しかねない敵と遭遇。いがみあっているこの世界の最高戦力たち、魔王、教皇、ギュリギュリ、ポティマスが集結、共闘せねばならないというありえない事態に。蜘蛛子も強制参加。
    ・蜘蛛子、ポティマスに生まれて初めての屈辱を与える。
    ・ラスト、蜘蛛子に異変。

    【一行目】
     「はい、あー」

    【メモ】
    ・《人はできるできないで判断せず、やりたいか否かで結論を出す。》p.236

  • 「なろう系ラノベ」いわゆる異世界転生もののラノベです。 
    魔王と人形蜘蛛たち、蜘蛛子あらため白。吸血姫とその従者 一行は、カサナガラ大陸の荒野を縦断中。 
    そこで、古代機械文明の忌まわしい遺産を目覚めさせてしまう。 
    世界を壊滅へと導いてしまうような破壊力をもつ古代の超兵器。 魔王一行だけでは阻止は不可能・・・。 
    この危機に敵同士手を組み挑む。 おっと、少年週刊マンガのような展開(笑) 
    ここまでくると、ラノベでありがちな俺TUEEE的なやつにならないか? 
    まぁ、さらっと読めるからいいけどね。

  • 荒野を進む「私」こと白一行、そこに現れる蟻型モンスター
    蟻型モンスターはサクッと撃破するが、謎の古代兵器登場、ロボットと戦車とUFO……
    実はそのUFOがヤバイやつで、結局ポティマス、真言教、ギュエリ、魔王が大集合して共闘することに……

    とまあなんやかんや(裏切りとか)あってメテオ兵器とUFOは無事撃破するけど……
    最終兵器の爆弾が暴走、爆発を抑えるためにその爆弾を飲み込んだ白は爆弾のエネルギーを吸収し神化してしまう
    結果、ポティマスの恨みを買い次巻に続く……

    【以下再読のための備忘】
    ・吸血っ子、ヤンデレ化
    ・ギュリギュリが魔王の頭をポンポンと撫でる。魔王を子供扱いする貴重なシーンキター!
    ・そこは顔をちょっと赤くして、「子供扱いしないでよ!」って感じのセリフを言うところだろ!
    ・私?私はほら、ヒロイン枠だから風格とかそういうのはいらんのだよ。
    ・サイボーグでもともと尻穴のないポティマスに知り穴をあける白……

    【内容:アマゾンから転記】
    星すら砕く殺戮兵器を前に――宿敵ポティマスとまさかの共闘!?

    蜘蛛子と魔王ら一行は、荒野を行く途中で、蟻のモンスターに襲われるが、当然軽々撃破。しかし、蟻の巣の底に眠っていたはずの……最悪最強の無人殺戮兵器が目を覚ましてしまって――!?

  • 一言で言うと「神降臨」。
    これまでの6冊では時系列を意図的にかき回しながら、それでも全体としては長い時間を描いてきたが、7巻ではほぼ1日の出来事に丸々一冊を割いている。蜘蛛の今後に関わる大きな大きな出来事を記すためには、この様な構成にせざるを得なかったのであろう。
    ややネタバレ気味に言えば、異世界転生モノのお約束を勢いよくぶち破った展開。
    2巻以降、ずっと評価に4を付けているのは、この先まだまだ続く中で更に意表を突かれた時に、迷い無く5を付けるための布石。

  • おかまほられたパプティマスさま、いや違った。ポティマスさま(笑)事故とかベーコンでレタスな展開ではなく、蜘蛛子ちゃんの3本目の足で風穴開けられましたー(笑)未確認飛行物体出てきましたね。いいのか、このファンタジー世界に出しちゃって!ファンタジーだからこそ、なんでもありですよね。そうだそうだ、ファンタジーだもん!蜘蛛子ちゃん神化しましたー

  • シリーズ7巻までで一番面白かった!ともかく、この異界の構図が魔族(主役)、人族(弱い)、エルフ族(悪者)で、その頂点が魔王アリエル、神言教祖、ポティマス。龍族は別枠。で、その種族の上位に神様がおるちゅうかんじか。フィクサーのDがどうやら女性タイプ、243ページで”彼女”と出てくるので(今までshe代名詞がでてきてたかもしれなんが、見逃してたんかもしれない)魔族を統括するのは蜘蛛族で蜘蛛は女系というのが流れなんかも。ということは前半で魔王になってほしいとおもっていたが、これでDを倒して、邪神になってほしいなぁ、、と思うようになってきた。UFOでの戦闘時でポティマスに尻穴を開けるシーンがティピカルながら印象に残る。

  • 蜘蛛子が完全に魔王にほだされる話。
    魔王マジ聖人!
    まぁここまでされたらなつきますよねぇ。
    今回はほぼ蜘蛛子視点のお話だったので、魔王視点も見てみたい。
    web版とも大分離れたお話になって、両方とも楽しみ。
    でも両方読んでるととても混乱する・・・!

  • ほぼ書き下ろし?結論の『蜘蛛こは神になりました』だけは一緒ってところです。

    教皇ダスティン、ポティマス、魔王アリエル、ギュリエに白と、ラスボス揃ってUFO機械とのバトル。

    そして蜘蛛は念願の人間に…を通りすぎて神に…なりました。

  • 白の強さが増してきて戦いのスケールが大きくなるのに歯止めが効かない。戦う相手も今回は別格。まさかのufo出現で盛り上がっています。

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著者プロフィール

小説投稿サイト「小説家になろう」に2015年5月より『蜘蛛ですが、なにか?』を投稿開始。初投稿作品だったが一躍人気作になり、本作で書籍化デビュー。アニメ化も決定しており、WEB版はPV数4億6000万を超えるヒット作となっている。(2019年9月現在)

「2022年 『蜘蛛ですが、なにか? 16 短編小説小冊子付き特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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