蜘蛛ですが、なにか? 7 (カドカワBOOKS)

著者 :
制作 : 輝竜 司 
  • KADOKAWA
3.64
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本棚登録 : 35
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040724829

作品紹介・あらすじ

蜘蛛子と魔王ら一行は、荒野を行く途中で、蟻のモンスターに襲われるが、当然軽々撃破。しかし、蟻の巣の底に眠っていたはずの……最悪最強の無人殺戮兵器が目を覚ましてしまって――!?

感想・レビュー・書評

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  • 蜘蛛子が完全に魔王にほだされる話。
    魔王マジ聖人!
    まぁここまでされたらなつきますよねぇ。
    今回はほぼ蜘蛛子視点のお話だったので、魔王視点も見てみたい。
    web版とも大分離れたお話になって、両方とも楽しみ。
    でも両方読んでるととても混乱する・・・!

  • ほぼ書き下ろし?結論の『蜘蛛こは神になりました』だけは一緒ってところです。

    教皇ダスティン、ポティマス、魔王アリエル、ギュリエに白と、ラスボス揃ってUFO機械とのバトル。

    そして蜘蛛は念願の人間に…を通りすぎて神に…なりました。

  • 白の強さが増してきて戦いのスケールが大きくなるのに歯止めが効かない。戦う相手も今回は別格。まさかのufo出現で盛り上がっています。

  • 前巻も全編描き下ろしだったけれど、今巻もWeb連載版から大幅に修正されている。Web版に比べ、この先の展開を見据えた伏線やミスリードが丁寧に配置され、読み応えが増しているように思う。
    今巻終盤で主人公の立ち位置が大きく変わったので、Web版ではさらっと描かれていた、事の真相がどのように描かれるのか、今後の展開がますます楽しみ。

  • 神機一転、生は転ぶと書いて転生だ。

    時系列的にはこちらが先ですが、ここ書籍においてはまだまだ半ば、〆に入ったと(思われる)WEB版で先出しされた設定を盛り込みつつ、物語は更なる展開を見せております。
    今回も全文書き下ろし、感触は似通いつつもWeb版とは全く違った読書体験になりそうな予感ですよ!

    呉越同舟とはよく言ったものですが、今回乗り込むのは旧時代の、星さえ食い潰しかねない無人兵器! の、UFO型巨大要塞! 
    一時的に共闘する宿敵ポティマスの単純な強さに依らない悪辣さが目立ち、心無い機械に託した人間の希望、欲望にどこか虚しさも募るハリウッド的超展開です!

    あの空戦と龍のキャラは凄くよかった。
    三下だけど、筋は通してやるべきことはピシっとやる漢、シチュエーション的にも燃え成分の塊ですし、本当にいい仕事をしてくれました。
    心無い兵器に託した人の思いってことで、憎らしさを乗せるのは虚しい無機質な敵相手に様々な感情が湧きたてられるのも一貫したテーマ性を感じられましたね。
    それでいて、要所要所でずっこけ成分を提供してくれる主人公。うん、一矢報いてくれてありがとう、スカッとしました。
    賑やかし成分の四人娘、どんどんキャラ的に育って物語を華やかにしてくださいねー。

    ところでこのシリーズ。
    一巻のあらすじの時点では販促担当者の頭が爆発しそうでしたが、この巻では真っ当にあらすじ書いてると私の正気も心配されそうな気もします。
    とは言え、真っ当にかっ飛んでるので一周回って普通の話に戻ってきたのかもしれません(そうか?)。

    で、これまで当事者の間だけで話が進んでいて、読者にはよくわかんなーいだった謎がいよいよダイナミックに明かされます。
    賛否あるとは思いますが、確かにこれは主人公が分かった瞬間に明かしても冗長かつ読者も飲み込み切れずなにそれ? ってなるし、事情を知ってる当事者が出揃ってるこの巻で一気に出すのがベストだったのかも。

    とまれ、謎だった世界観のピースが一気に組み合わさり、全体像が見えてきます。
    個々の要素を取り出してみればあんまり真新しさはないかもしれませんが、「いちご」と「大福」を組み合わせればそれは「いちご大福」という唯一無比の個性を発揮するように「蜘蛛に転生」と「うんにゃらくんにゃら(ネタバレにつきぼかす)」という謎要素同士の組み合わせならオリジナリティは出てきてるのかな。

    事前予習済みの私からすると結構初見の方の反応が気になるんですが、ある意味ファンタジーの成り立ちとしては王道SFですけど、やっぱり根っこはファンタジーと言えばわかりやすいのかな。

    沈思黙考して思い詰めるタイプの重苦しい現地人のリーダー、傍観者の立場に立たされても情を捨てきれない下っ端神、現代人の思考から噛み砕きつつ説明してくれる視点など、いつも以上に幕間が仕事をしてくれてますし、これからの新展開の準備は整ったと信じます。

    でも、やっぱりこの主人公視点からお気楽に物語を楽しめるからいいですよね。





    ココからネタバレ入りまーす。

    いきなり前巻のレビューで言ったことを翻さないといけませんが、結論から言っちゃうと今までの着実に数字を積み重ねていった成長記録がリセットされました。
    すげえ。これは予想外でした。私は驚いています。たぶん、みんなも驚いています。

    引き伸ばしと言えば聞こえは悪いかもしれませんが、確かにこれなら緊張感は持続しますよね。
    強くなり続けるインフレ展開に見合って比類する敵を用意しなければいけない、けどやり始めたら際限がなくなるってジレンマは永遠の宿業だって一巻のレビューで触れた気もします。

    強くなることの快感と強者に挑む緊張感と達成感の両立って難しいですね。
    四巻までは順調に敵を下していきましたが、現状の枠組みの中で「最強」の鬼札である魔王が提示されました。

    そして強さに打ち止めが来た五巻では別ベクトルの強さ、六巻は自分との戦い、七巻は五巻の強化版といった具合に違った脅威を演出しましたが、流石にこれ以上は考えにくくなったってタイミングのことです。
    とうとう次のステージである「神」に主人公が到達しました。わーい。

    だけど、レベルの概念が無いってことはレベルがリセットされたのと同じこと。
    ある意味強さが一巻開始時点に戻されました。この覚悟はすごいです。
    三巻時点まで表紙に人型成分皆無だと馬場先生はぼやいておられましたが、ここで「蜘蛛」成分うっちゃってるのもある意味タイトル詐欺になっちゃって今後どうしよう? って危惧は置いといて。

    それでも逞しく生き抜いてくれそうな信頼感は主人公と読者の間に育まれているって信じてます。
    ある意味安心していられるのは、先読みしてるって読者の特権もありますけどね(笑)。
    今回はその上を行かれましたが。

    暫定ラスボスも見えました。自己実現、自分が自分として生きていくんだという覚悟と誇りとテーマは伝わり、今後も強調されていくのだと感じました。
    物語に芯が通りましたね。やったー。

    神機一転がんばるぞー、ってなものです。
    なぜ転ぶかは既読者にはわかっていただけると思いますが、書籍も最後まで駆け抜けてほしいものです。
    安定の表紙と扉絵は相変わらず美麗の一言、なんだかんだで白織verな彼女も大好きなので、白一色のみならずカラーによる白一色(?)な次巻を目指してレビューを終えたいと思います。

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プロフィール

小説投稿サイト「小説家になろう」に2015年5月より『蜘蛛ですが、なにか?』を投稿開始。初投稿作品だったが一躍人気作になり、本作で書籍化デビュー。

「2018年 『蜘蛛ですが、なにか? 9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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