カフェ・グリムへようこそ シンデレラとカボチャのタルト (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 83
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040725109

作品紹介・あらすじ

童話をモチーフにした料理やスイーツで、ひそかな人気を集める「カフェ・グリム」。就職活動でやらかした帰り道、育美はふとそのお店へ迷い込む。店内ではグリム兄弟に扮する二人の青年が言い争いをしていて……!?

感想・レビュー・書評

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  • 童話にちなんだ料理やスイーツを出すカフェ・グリム。育美は帰り道に迷い込んだその店で、ヤンとヴィル…グリム兄弟の愛称を名乗る二人の青年と出会う。
    グリム童話の真相も書かれて興味深く、楽しく読めた。

  • 美味しそうな料理が出てくるお話はいいなぁ。

  • 童話をモチーフに使ったコンセプトカフェ、という舞台が素敵でした。こんなカフェ絶対話題になるよね~
    ストーリー、キャラクター共に嫌味なく読み易いので息抜きに軽く読めます。まだ全ての謎が解決した訳ではないので、続編があればそのあたりを掘り下げて欲しい。

  • もの凄いコンセプトカフェ。コンセプトに拘り過ぎちゃってるせいか、キャラの個々については深く描かれてないので、さらっとした印象。
    全体的に物足りない感じ。

  • グリム童話を題材にしたコンセプトカフェで
    来店した、日常の悩みをもつお客様に
    童話にちなんだお料理を提供していくーーそんな話


    グリム童話が好きで、それをメニューに取り入れているなんて素敵!と一も二もなく手に取った

    想像以上に、といっては失礼だけども
    期待していたよりもはるかに良かった!
    どうせイケメンの店員とドジっ子なウェイトレスがキャッキャする
    おシャンティカフェなんだろうきっと、とちょっと斜に構えていたけれど
    そういう無駄な感情を挟む隙間はなかった


    童話だって元をたどれば人々の生活に深く根ざした、
    日常の話なんだよな、と改めて気づかされる
    取り上げられる童話、そして対となる来店客の悩みなどがまさにそうで、
    決して大袈裟に、メルヘンチックに仕立てました!というのではなく自然に取り扱われていて切り口も面白く、
    リアルと物語の狭間に心地よく座っている感覚が楽しめた

    そして料理!
    童話をイメージした見た目だけで済ますのかと読む前は思っていたけども、
    材料や隠し味、食感、料理を注文した人に必要なもの、など
    それらにピッタリなものを
    ドイツ料理の中から見つけ出し、アレンジが加えてあって
    とても丁寧に仕込みをしたんだろうなと
    読んでいて感じた

    それらがまた頭の中で形を持ちつつ提供されて
    あーーなんでこのカフェ実在しないんだろう?!
    と怒りにも似た羨望が沸き起こる

    続編が切望されます!

  • 軽いイケメンと表情あまり出さない仏頂面のイケメンに「(かわいい)妹」って呼ばれ大切にされながら、カフェの店員をやるお話。
    最後にヴィルがヒロインのことを「シャルロッテ」ではなく本名の「小野」で呼ぶところはきゅんとしてしまいました。

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著者プロフィール

静岡県出身。14歳のとき「世界や物語をつくるゲーム」にふれ、シミュレーションゲームやRPGと、ファンタジー物語に興味を持つ。アナログ・ゲーム誌の編集者、ゲーム開発会社の社員を経て、現在はフリーランスのライター、まんが原作者、ゲームデザイナーとして活動。近年は、ゲームブック、小説、電源系ゲームのノベライズ執筆も行っている。

「2022年 『怪盗クイーンはサーカスがお好き ゲームブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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