紅霞後宮物語 第七幕 (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.48
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本棚登録 : 261
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040726090

作品紹介・あらすじ

寛と康、二国との戦いを強いられることになった小玉は、元寛の武官であった樹華と共に戦場で開戦を待っていた。一方宸では小玉の無事を祈る真桂らとは別に、雅媛、梅花、そして司馬淑妃が動き出そうとしていて――。

感想・レビュー・書評

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  • おもしろかった。小玉が総大将を務める戦がメインになる今作。開戦シーンが盛り上がる。
    後宮では色々とあり、しかもとうとう司馬淑妃がやばい事に。小玉の甥っ子丙が宮に手伝いに入るので、そこらへんの行末が楽しみ。明慧の相方の樹華が降板なのがとても悲しい。好きなキャラだったのに。ラストはものすごく、えげつないところで終わっているので、助かるのはわかってるがドキドキする。

  • 相変わらず残念イケメンの文林はうだうだと。一方小玉は今回ずっと戦場。
    隣国との戦い三つ巴状態から、他二国が協力して宸に攻める状態に。
    戦いの場なので、ある程度わかっていたこととはいえ、まさか樹華までも!地味に白婦人の件も痛手。
    しかも小玉本人ですら非常にやばい状態に。その状態を作り出したのがまさかの司馬淑妃の手の者だったり?
    さて、後宮ではその司馬淑妃が自滅。正直ざまあみろの言葉しか浮かばない。告発したのはなんと父!娘溺愛とはいえ、不貞に皇后暗殺計画ときてはさすがにかばいきれぬらしいが、それをそそのかしたのは孫である鳳。末恐ろしい子です。しかも司馬淑妃をそそのかしたのは、まさかの梅花。裏で何やってんの~!小玉のためとはいえ、怖いわ~。指輪はめて殴る気満々だった真桂にも笑えるけど。
    この状態で終わりなの?とこれはどうあっても続きを読まねば状態になりました。

  • 一気読み。
    相変わらず読みやすく、
    かつ世界観が凝っていてすごいなと思う。

    まじめさといい加減さが適度に織り交ざって
    親近感を持って読めるところがいい。

    昨今の中高生に是非お勧めしたいと思う。

    さて。
    とうとう敵国との戦となったわけで
    その傍ら司馬淑妃がとうとうやらかし、
    その息子は何か不穏な様子を見せ、
    明慧に続き樹華まで戦死し、
    だけでなく白夫人まで看取る小玉。。。

    あれ、結構壮絶じゃね?

    何だかもう小玉がいろいろ切なすぎて、
    少女時代の気楽な話にちょっと心を休ませに行こう、
    もしくはお月様ノベルのスピンオフで心を癒そう、、、

    とちょっと思った。

    とりあえず、
    この本は継続して購入。

  • 2022.01.28

  • 軍人皇帝の第七弾。

    間違えてこちらを先に読んでしまった。
    戦いの場に挑む玉林。
    といっても三国の政治的な、または文化的な戦いの方が印象的。
    さらにいえば後宮内の女の戦いも。

    亡き親友の夫も愛馬も亡くし、
    自身も傷つき、いよいよ最終局へ、か。

  • 久々過ぎて展開忘れちゃってたけど、相変わらず小玉の愛され方は半端ないなぁ。貴妃と真圭のやり取りはホッとできる場面。

    今回は樹華が亡くなったり、白夫人が亡くなったり、挙句に小玉が瀕死に追い込まれたりと不穏続きだった。
    文林壊れてないと良いけど…。

  • 舞台があちこちになって群像劇になってきた。個人的には宮廷の中の話が好きなので、早く戻って来ないかな〜

  • 後宮のお姫様たちの相関図が欲しい

    今回は戦さメインのお話。
    続ききになるところで終わったわー

    2018.98

  • 後ろでぐだぐだ言ってる文林の硬直した頭かち割れないかなと思ってましたが、この割れ方は嫌だなぁ。文林が小玉の事でしか心動かされないから、現状を打破する動きを求めると小玉が不幸になりがちなのが辛い。文林関係なく幸せになってもらいたい。

  • どんどん大事な人が居なくなっていく
    淋しく悲しくでもしょうがない
    勅命の日時をごまかすのはやっぱり無理なんだろうなあ
    人の思惑が入り組んできた
    梅花と、鳳と、司馬と、寛と、康とがくちゃくちゃしてこんがらがってくる
    しかし父と母と子の関係では、父と母は実は対等だよ、というのが彼女なりのポイントだったのね
    にくいー

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著者プロフィール

2014年、『生生流転』で瑞々しい人物描写と緻密かつ魅力的な世界設定が評価され、第2回ラノベ文芸賞金賞を受賞。改題及び改稿を加えた本作でデビューとなる。

「2023年 『紅霞後宮物語 第零幕 六、追憶の祝歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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