かくりよの宿飯 九 あやかしお宿のお弁当をあなたに。 (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040726762

作品紹介・あらすじ

黄金童子に導かれ、葵は文門の地へ辿り着く。そこにはいつもと変わらないように見える大旦那の姿があった。八葉夜行会までの束の間の時を、穏やかに過ごす二人。大旦那はそこで、ひとつの提案を葵にするのだった。

感想・レビュー・書評

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  • 1冊かけてゆっくりと、大旦那様と葵の距離が深まっていく…

    〜~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    妖都を抜け出した大旦那は今は、文門狸の治める地にいた。
    葵は黄金童子に導かれ、文門の地へと降り立った。

    久々の再会だというのに、大旦那はいつもと変わらぬ様子…戸惑う葵。
    そんな葵に大旦那は、毎日のお弁当と引き換えに、葵の聞きたいことに1つずつ答えていくという。

    そして少しずつ明かされた真実に葵は…!?

    〜~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    満を持して!?頭からほぼ尻尾まで!1冊ほぼ丸々!!大旦那様が出ずっぱりな9巻!!
    お茶目なのにかっこいい、ちょっぴりお間抜け(笑)な大旦那様にメロメロです。

    目次は第1話からなのですが、1話の前に章タイトルのない大旦那目線の“エピローグ”のようなページが10ページくらいあります。
    とても短いお話ですが、1番核心部分の真実がここでいきなり明かされて、「えっ、冒頭でいきなり読者にバラしちゃっていいの?!」と面食らいました。
    しかし「読者にバラしちゃってよかった」んですこれかが。てかこの演出、ニクイ!!!
    この真実を踏まえて、その後の大旦那様と葵のやり取りを読んでいくので、ドキドキ感がものすごかったです。

    どうなっちゃうのよ、このあと!?というところで、しっかりと「次巻に続く!!」となりまして…そりゃそうたよね!!
    感想書くより前に10巻が気になっちゃって気になっちゃって、10巻まで読み終えて、しかも9巻と10巻が好きすぎて、何回も再読してから今この感想を書いております。
    10巻も、本編最終巻にふさわしい大満足の展開となっておりますので、ぜひ!このまま!続けて!この感想なんて読まずに!!(笑)すぐ読みに行っちゃってくださいね〜!

  • 読了 2024年2月29日
    今日はうるう日です!2月までに読めたら良いなと思ってたので読み切れて良かった(-^〇^-)
    と思う反面…あとがきに書いてあるの読んだら
    寂しくなりました。。

    感想です!読書メモを活用しました☆
    読むたびに感じたことをメモしたので、レビュー助かった(笑)では…感想を////

    目次から美味しい(*´~`*)ŧ‹"ŧ‹"というのが
    伝わってくる……だって目次のタイトルが食べ物ばかりで(笑)しかもこの時期にピッタリ!(明けちゃいましたが笑)まだ最初の方ですが
    読む時間があればずーっと読んでいたい!

    今ちょうど旧正月!
    今読んでいる場面もその時期で…
    読んでいて不思議な気持ちになりました(笑)
    食パンでは試したことまだないですが
    (ネタバレになるので言えません汗(^^ ;)私もお節食べるとき、ある餡の残りをビスケットに塗って
    食べてたなぁ~(˶'ᵕ'˶ )‪︎フフ
    甘くて美味しかったのを思い出した!懐かしい☆
    懐かしいといっても、今年だけど////汗
    偶然にも、パンに塗ったら美味しそうだなと
    思ってたから、読んでいてびっくり!!試してみたくなりました(˶ˊᵕˋ˵)
    その回の後半から謎の人物が現れるのですが
    その方の声が脳内で早見沙織さんに聴こえてきます(⑉• •⑉)とってもかわいらしくて。。読み進めていくと、正体ももしかしたら!?なんて予想してました!当たってびっくりしたと同時に展開どうなる!?とハラハラしたものです笑
    今「光る君へ」のドラマ見てるのですが
    この時代に居たんだなと思ったり…(˶'ᵕ'˶ )‪︎フフ
    物語はだんだん佳境になっていくのですが…扉のからくりのシーンは鬼滅の刃の鼓屋敷編を思い出してしまいました(⑉• •⑉)❤︎大旦那様の本当の名はなんだろうと思って読んでたら、そういえば黄金童子様、前から読んでたなと気づくという。。

    お弁当も美味しそう!
    料理人本のお話出たときは私も前から思ってた!
    だから、いつか本当に出たら良いな(*´ω`*)



  • 今までの巻で一番ほのぼのとした作品だったかなぁ。
    でも、今までの伏線回収や天神屋の今後への期待感などしっかり紡がれていた感じ。
    次で完結だよね〜。その後も続編出てるから、楽しみはまだまだ続くかな。

  • 久々ののんびり回
    お買い物にいったりお弁当を一緒に作ったり食べたり
    どこにいっても料理してみんなを助けてるのが葵らしい

    次でやっと色々決着つきそうだけどシリーズ終わるのは寂しいね…

  • 戦いに巻き込まれたり、あっちこっち移動して食事を作った前回までと違って、今回は文門の地に落ち着いて再開した大旦那様と一緒に買い物したり、お弁当を食べたり。
    合間に孤児院で子供達とおせちを作ったり、天神屋下足番の千秋さんの奥さんに会ったり。
    葵と大旦那様の出会いとなぜ助けたのかもわかったし、次回で今回の騒動の決着がつくみたいだし、楽しみだわ。

  • ■ 2221.
    〈読破期間〉
    2022/7/13~2022/7/20

  • 大旦那の過去、史郎の過去、2人が交差した日のこと…重要キャラの過去話が結構ありました。葵の父親の話が出てきたのは初かな?大旦那様の好物がようやく判明しましたが、なんからしくって微笑ましい。シリーズももうすぐ終わりということで、続きが気になります。

  • 大旦那様〜!!!登場シーンすごくほのぼのしました(o^^o)
    この回見てたらだんだんとお腹がすいてきました、、、、、、おりょうりしたくなる

  • お尋ね者となった大旦那様を追って文門の地へ。あっさり再会した大旦那様とお弁当を食べたりおせち作ったり。一反木綿の若様いたな〜。孤児院の子供との関わりから八葉の役割を再認識。美味しそうなお弁当と明かされる謎。葵の母親も呪いに巻き込まれてたのね。一番の存在になりたい、欲しい、て大旦那様と葵お互いにおもってたのね。

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著者プロフィール

福岡県出身。小説『かくりよの宿飯』シリーズが大ヒットとなり、コミカライズ、TVアニメ化、舞台化など広く展開する。ほか代表作に『浅草鬼嫁日記』『メイデーア転生物語』(富士見L文庫)、『鳥居の向こうは、知らない世界でした。』(幻冬舎文庫)、『水無月家の許嫁』(講談社タイガ)などがある。

「2023年 『メイデーア転生物語 6 片想いから始まる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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