- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040731971
作品紹介・あらすじ
後宮に新たな妃嬪を迎えることになった。しかし後宮入り直前に亡くなってしまった本人に代わり、入ってきたのは腹違いの妹・仙娥。小玉に対し率直に文林の渡りを希望する仙娥の出現で、後宮の思惑は入り乱れ――。
感想・レビュー・書評
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面白かったが、なんか辛気臭い。小玉のええところがない。政治的な理由で入った新しい後続形妃嬪が胡散臭い。悪女顔でやっぱり悪女やん、て感じがねぇ。善良そうで悪女もええが、正統派悪女ヴィランはやっぱり悪女顔でないと。ともかく、うさんくさいのが出てきすぎて、めんどくさくなってきた。最後の最後で文林爆弾投下。後宮物語らしいといえばらしいが、そういうのを読みたいんではない(超私的感想)。薄妃の書く小玉無双が読みたい。
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悪女顔のラスボス(?)が登場。
後宮において異端とも言える小玉と
後宮がその存在どおりに機能するよう考え、結果小玉と敵対関係となる一見「正しい」茹仙娥。
国内だけでなく、隣国の動向も挟まれるので
私の脳みそが処理落ちしています。 -
2022.02.09
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軍人皇帝の第十弾。
小気味良い突込みは楽しいし、
おむつを皆で縫ったりしていたのに、
次第に剣呑な雰囲気に。
やっかいな妃が後宮に入り、
小玉や周りの女官たちが体調を崩す。
心が離れてしまった皇帝との仲はどうなる。 -
小玉が将来的にどうなりたいのかとか、はっきりとした何かがあると良いのにと思います。物語に大した起伏が無いまま話が進むので、だらだらと間延びしているように見える。
文林との関係もずるずるしたままなので、何かの手ごたえが欲しい。 -
なんかどんどんしてやられてしまっているよつらいよ小玉
生きる目的が見えないからかなあ
なんとかキラキラした小玉がまた見たいよ -
いやー、もうわかってはいたけども、文林の情けなさに呆れます。
小玉の詰めが甘いのは知っているはずなのに、フォローなしかい、と。
梅花に変わる人材がいないことが、ここにきて痛烈に響いてきます。
小玉が倒れる方が早いか、それとも黒幕の方か。
後宮自体が大きく変わっていくこの巻から先は、多分辛いことばかりなのかもしれないと思うと少々憂鬱ではあります。 -
新しい局面を迎えたことが如実にわかる一冊。今までの小玉とは描かれ方が違う。文林も。
ここから先は賛否が分かれるのかもしれないと感じながら読みました。あとがきの作者の言葉に勇気付けられました。ああこの物語が描きたいのは、かっこよくて不器用で気っ風がよくてみんなに愛されている小玉ではないのだ、その先にある姿を私も求めて読んでいきたいと思いました。 -
主人公の性格は嫌いではないけれど時々詰めが甘く人を不幸にしてしまう。
彼女を慕う人をなんかこう不幸に陥れてしまうところがあるので嫌いな人は嫌いだろうし、相容れない立場の人田が出て来ても「それはそうだろう」と納得できる世界。
ラノベのシリーズだけど割とシビアなところもある話なのでこの先表紙の彼女が強かにひそかに権力を得て後宮をと仕切ったりして?
そうならないように主人公は少し賢く物理だけでなく強くなって欲しいなと思う。
年相応の女性的な成長をして欲しいかも。