黒猫のおうて! (ファンタジア文庫)

著者 : 八奈川景晶

• KADOKAWA (2019年7月20日発売)

作品紹介・あらすじ

奨励会の三段リーグを全勝で突破し、プロ入りを果たした長門成海は、プロとして一局も指さないうちに引退してしまう。世間が驚愕する中、成海のもとに一人のゴスロリ猫耳少女が訪問してきて……？

感想・レビュー・書評

[芳樹さんの感想 · 2022年11月11日]

奨励会三段リーグを全勝した天才棋士の長門成海は直後にプロになる道を捨て将棋界を引退した。プロ棋士に勝利したい女流棋士の三河美弦は、強くなるために押しかけ弟子入りをすべく長門家の門を叩く。猫耳ゴスロリ姿で…。対局シーンはしっかり描かれていて大変面白く読み進めました。成海と美弦の交流を通じて互いを高めることになり、結果的に2人がともに成長していく過程が清々しく描かれています。本巻だけで完結していますが、隣に引越して来たことだし、ぜひ続編も読んでみたいです。ぎうにう先生描く猫耳ゴスロリ美弦が控えめに言って最高。

著者プロフィール

第22回ファンタジア大賞にて読者賞を受賞、同作「ヘルカム!」にてデビュー。主な著作に「ひなビタ♪」「甘城ブリリアントパーク メープルサモナー」がある。

「2023年 『お嬢様（じつは庶民）、俺の家に転がり込む』 で使われていた紹介文から引用しています。」