神様の花嫁になりました (富士見L文庫)

  • KADOKAWA (2020年4月15日発売)
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本棚登録 : 55
感想 : 7
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  • 本 ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040735764

作品紹介・あらすじ

 夢だったホテルコンシェルジュの仕事をパワハラで失った瑠奈。
 いわくつきの神社で神頼みをしたために、願いを勘違いして受け取った神様・通称トラこと虎ノ助から求婚されてしまう!
 無職だった瑠奈は「花嫁見習い」を兼ねて、人間嫌いのあやかし達の住まい・虎桜館で働くことに。
 「けど、嫁にはならないわよ!?」と言いつつも、瑠奈は優しくあやかし達の心に残る傷に寄り添い、しだいに彼らとの距離も縮まっていく。一方で館の主である虎ノ助には、参拝客がいなくなった社の神様として限界が訪れて……。

感想・レビュー・書評

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  • なんかちょっと色々唐突で流れがぷつぷつ切れてる感じで読みにくい。
    軽くてサラッとしてますが、話もありがちなのでもう少し何かあると良かったかな。

  • まさかの運命的な再会。トラがあのときの子だと早く気付いてほしい。そして嫁になってもらいたい。まだ打ち解けていないアヤカシたちがいるのでそのあたりの過去とか打ち解けるまでの続きがあったら読みたいです。

  • 表紙の雰囲気がすっごく好きだったから読んでみた。所々素敵なセリフもあったけど、展開もキャラのやり取りもちょっと薄味だったかなぁ。

  • 家族もいなくて、仕事を失って、居場所がなくなってしまった瑠奈。いきなり結婚しよう。というのはかなり突拍子もないけれど、そんな時にトラと出会えたのは本当によかった。人間と言うだけであやかし達に邪険にされる瑠奈が全くへこたれないのはすごいと思うけど、受け入れられるはずかない。と思っているからだとしたら悲しい。少しずつ軟化していくあやかし達と、自然に仲良く暮らしていけるようになるといいな。

  • 天涯孤独の上、夢だった分野での職も失って絶望の最中、次に飛び込んだのが人間嫌いのあやかしが集まるアパートとは結構ハードモードである。
    受け入れてくれてるのは、雇い主兼自称婚約者の神様的だけ。
    あとは初対面から罵詈雑言の嵐。
    自分だったら絶望して心折れている。

    そんな中でも心折れず、寧ろ自分を殺して相手のために動ける主人公は、確かに天性のコンシェルジュかもしれない。
    何度も言うが、普通なら心折れている(と自分は思う)
    そういう意味では彼女は確かに人間やめている気はする。
    神様に近い。

    あやかしたちの人間に対するトラウマも割とシビアでハードな現実を突きつけてくるもので、表紙イラストのふんわかさから想像される雰囲気より重い話だった。
    トラの嫁に絡めたからかいが、いい緩和剤になっていた。
    あの二人のコントまがいなやり取りがないと、読む側も心折られる。

    相手のために尽くす主人公の頑張りに、あやかしも段々打ち解けてくる。
    予想以上に住人が多いので、全員とまではいかなかったが、他のキャラとの打ち解ける様ももう少し見てみたかった。
    また問題のある姿を現さない住人、名簿の掠れた名前の謎など、回収しきれていない伏線もあったのが気になる。
    トラとの過去話は明かされたが、もっと知りたい部分もある。
    続きはあるのだろうか。

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著者プロフィール

看護師として働きつつ、エブリスタ等で、多数の作品を手がける。あたたかな雰囲気と魅力ある恋愛描写で、女性から根強い支持を受けている。キャラクター小説としては本作がデビュー作となる。

「2020年 『神様の花嫁になりました』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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